モハ205
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/08 03:08 UTC 版)
「近江鉄道モハ203形電車」の記事における「モハ205」の解説
1980年(昭和55年)11月に三岐鉄道から譲り受けた元モハ140形141であるが、元はモハ203と同様、元小田急デハ1600形1605である。近江鉄道入線に際しては小田急(三岐)当時の車籍をそのまま継承する形で入籍した。当車は三岐鉄道入線時に両運転台化および主要機器の旧型国電の廃車発生品への換装を施工していたが、近江鉄道入線に際して台車を原形の住友金属工業製の帯鋼リベット組立型釣り合い梁式KS33からDT10に交換し、他車と仕様を揃えられている。なお、パンタグラフについては他車が貴生川・近江八幡寄りに搭載されていたのに対し、当車のみは米原寄りに搭載されていた点が特徴であった。 その後1983年(昭和58年)に、当車は500系クハ1506の新製に際して車籍を譲ったが、同年にモユニ10形10より車籍を継承する形で再入籍している。そのため、モハ205という車番に変化はなかったものの、車籍には変化が生じている。 モハ203とともにワンマン化改造を受け、主に区間運用で使用された当車であったが、同様に車体の老朽化が進行したことから、台枠と主要機器を流用してモハ220形221として再生された。こちらも車籍が引き継がれているものの、種車となった当車の面影は全く残っていない。
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