国鉄時代に採用の塗装
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「国鉄113系電車」の記事における「国鉄時代に採用の塗装」の解説
湘南色 塗色:■■ 湘南色は111・113系にとって最初の塗色で、80系・153系に準じ、緑(緑2号)に窓周りをオレンジ(黄かん色)とした。JR東日本所属車のうち、小山電車区に一時所属していた車両は115系と同様の塗り分けとしていた。 JR東日本では2006年(平成18年)3月17日限りで東海道線での運用を終了し、JR東海でも313系増備車への置換えで115系とともに2007年(平成19年)3月17日限りで運用を終了した。その後、2009年6月から幕張車両センター所属のマリ117編成が湘南色に塗り替えられていたが、当該編成は2011年7月7日に長野総合車両センターへ回送された。 JR西日本では単色化の進展により湘南色が減少し、吹田総合車両所京都支所の4両(4両編成1本)が最後まで湘南色で残っていた が、2017年2月23日に吹田工場へ入場し、同年4月5日に深緑色一色で出場したため、113系の湘南色は消滅した。 横須賀色 塗色:■■ 当初横須賀線系統の113系も湘南色であったが、誤乗が多く、また70系に塗っていた青(青15号)+クリーム(クリーム1号)の塗装が好評であったことから、1965年から113系にも引継ぐこととなった。横須賀色は当初塗分線を湘南色と同じにしていたが、クリーム色の面積が多くなりすぎ、締りがないという意見が国鉄内外で多くあったため、現在の青比率が高い塗分に変更されている。愛好者の間では「スカ色」ともいわれている。 横須賀線・総武快速線からは1994年からE217系に置き換えられ、1999年には撤退したものの、千葉支社管内の総武本線(千葉 - 銚子間)・我孫子 - 成田間を除く成田線・外房線・内房線・東金線では2011年まで運転されていた。 阪和快速色 塗色:■■ 国鉄の数少ない地域色で、153系「ブルーライナー」にならった灰色(灰色9号)にスカイブルー(青22号帯用特色)の帯を巻く。1972年、阪和線に新快速が設定されたのと同時に登場し、新快速が快速に統一された1978年10月以降もそのままの色で使用されていた。上記153系共々、青22号帯用特色塗装車は限られた線区のみに配備されてきたため、国鉄時代から検修を担当してきた吹田工場以外の工場で 塗装された車両は、通常の青22号の帯色で代用されていた。 長年阪和線の快速電車・紀勢本線を中心に使用されてきた。JR化後は221系・223系増備に伴う他線区の体質改善車転入に伴う玉突きで2005年4月をもって阪和線・紀勢本線からは一旦撤退となり、一部のみ廃車されずに阪和色のまま岡山電車区に貸出されて使用された。2005年6月にはJR福知山線脱線事故の影響でATS-P搭載車が関西地区に戻され、京都地区(嵯峨野線・湖西線・草津線)から福知山線を経て翌年6月より阪和線・紀勢本線に復帰した。225系の増備に伴い、阪和線快速色の113系は2011年に定期運用が消滅した。 国鉄末期の1986年にはクハ111-86・407が阪和快速色のまま日根野電車区から幕張電車区へ転属しており、JR化直後までのごく僅かの期間ながら房総地区でも阪和色を見ることが出来た。 関西線快速色 塗色:■■ 阪和色の色違いで、こちらは朱色(朱色3号)の帯を巻く。奈良市の春日大社の柱の色にちなんで「春日塗り」とも呼ばれた。名前の由来は、1973年に関西本線の湊町 - 奈良間が電化された際に快速電車で使用されたことによる。 瀬戸内色 塗色:■■ 元々は落成当初の115系3000番台で初採用された塗色で、クリーム1号をベースに青20号の帯を纏う。111系・113系では、1982年より115系3000番台の一部編成に組み込まれた111系電動車ユニットで採用された。後年になり、115系と混結されているクハ111形が2両がこの塗装を纏っていた。 2005年に阪和線・紀勢本線から岡山地区へ転用された113系の一部が瀬戸内色となり、編成単位で初の瀬戸内色113系となった。しかし2005年4月の福知山線脱線事故後の転用で2005年6月に関西地区に戻され、京都地区や福知山線を経て2006年10月までに阪和線・紀勢本線系統に戻った。組成変更により他の塗装と混色編成となったものもあったが、検査などで湘南色や阪和色に変更された。 2008年から広島運転所に転入した113系でもF-09・12・15編成が編成単位でこの塗装を纏ったが、P編成の投入に伴って115系化改造および廃車された。113系からの消滅後も115系で残っていた下関総合車両所運用研修センターC41編成が同年6月に廃車され消滅。 旧福知山色 塗色:■■ 1986年11月1日の福知山線全線電化開業と同時に登場し、雪中でも容易に識別できるように、黄5号に青20号のライン(福塩線105系と同色)を巻いていた。登場から4年足らずで下記の新福知山色に塗替えられている。 2017年まで残った最後の113系湘南色(C10編成) 紀勢本線で運行する阪和線色 左は青22号通常色の103系。113系の塗色の方が濃い。 関西線快速色(1989年4月10日 和歌山駅) 113系瀬戸内色(2005年6月2日 草津線柘植駅)
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国鉄時代に採用の塗装
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「国鉄105系電車」の記事における「国鉄時代に採用の塗装」の解説
福塩色■■山吹色(黄5号)に紺(青20号)の帯が窓下に1本入る。2017年までに瀬戸内地区地域統一色に変更され消滅。 旧広島色■朱1色(朱色1号)。広島鉄道管理局管内配置の車両に塗装されたが、JR移行時に新広島色に変更されて消滅している。 旧和歌山色■■肌色(クリーム1号)に朱(朱色3号)の帯が窓下に1本入る。和歌山地区で運用される103系からの改造車などに見られた。2015年までに和歌山地区地域統一色に変更され消滅。 旧仙石色■■■白に赤と紺のストライプ。1995年にスカイブルー単一塗装を経て新仙石色に変更され消滅。
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