JR福知山線脱線事故とは?

JR福知山線脱線事故

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/08 09:13 UTC 版)

JR福知山線脱線事故(ジェイアールふくちやませんだっせんじこ)は、2005年平成17年)4月25日西日本旅客鉄道JR西日本)の福知山線(JR宝塚線)塚口駅 - 尼崎駅間で発生した列車脱線事故である。乗客と運転士合わせて107名が死亡、562名が負傷した[1]


注釈

  1. ^ 前4両は207系0番台Z16編成(クハ207-17+モハ207-31+モハ206-17+クハ206-129)同志社前行き、後3両は207系1000番台S18編成(クモハ207-1033+サハ207-1019+クハ206-1033)京田辺行き。Z16編成は日立製、S18編成は近車製。いずれも網干総合車両所所属。
  2. ^ 貨物自動車の運転者は、出発地警察署長が道路又は交通の状況により支障がないと認めて人員を限つて許可をしたときは、前条第一項の規定にかかわらず、当該許可に係る人員の範囲内で当該貨物自動車の荷台に乗車させて貨物自動車を運転することができる。
  3. ^ 日本スピンドル製造はこの年、救助活動に対して菊池寛賞およびシチズン・オブ・ザ・イヤーも受賞している。
  4. ^ ただしP最大ブレーキ動作が短時間であることから、ランカーブ的にはそれほど問題のある運転ではないと考えられる。
  5. ^ 実際には84秒間掛かっており、それは1回目のSW非常ブレーキ動作で停止したためである。
  6. ^ オーバーランしそうな時に直通予備ブレーキを引いて制動力を増加させるのは、指令への報告義務も無いことから、運転士の間で裏技として広まっていると言われる。
  7. ^ 鉄道事故調査報告書でも、速度計の誤差が推定されている。
  8. ^ ATS-SW形は既存のATS-S形に絶対停止機能と速度照査機能の機能を付加した改良型であり、地上側の大規模な設備更新を必要とせず安全性を高めることができることから、コスト抑制のため多くの路線で採用された。
  9. ^ なお、この互換品はJR各社及びJRとの乗り入れが頻繁に多く行われる一部の私鉄(伊豆急行など)で採用されている。
  10. ^ 22000系『ACE』(電気指令式ブレーキ)と30000系ビスタカー』(HSC-D電磁直通ブレーキ)等
  11. ^ ただし、京急および阪急の主張は台車は軽量化すべきではないであり、ボルスタレス構造そのものの否定ではない。事実、阪急はボルスタレス台車の機構に早い時期から注目していたことで知られ、現在でも8000系8040形および8300系の一部でヨーダンパなしのボルスタレス台車を装備している。京急の場合、ボルスタレス台車装着車が通過可能な限界に近い半径100mの曲線区間が存在するため、転向性能で不利なボルスタレス台車を使用できないというのが実情である。同様に「京阪電気鉄道カーブ式会社」と揶揄されるほど本線に曲線が連続する京阪は、1977年にボルスタレス台車を試用したが、曲線通過性能が満足いくものではないとされ不採用となった。
  12. ^ 9:01時点の通常は使用しない無線試験信号が発出されたのは、運転士が無線装置に触っていた事を強く示唆している。
  13. ^ ATS-Pの電文の「速度制限を許容不足カント量ごとに加算するコード領域」においてJR西日本にて独自拡張をしたことを設定部署が知らずに設定したことから、結果的に正しい制限速度よりも高い設定値を入れた「危険な」設定箇所ができてしまった。そのため全国の鉄道事業者に設定値の点検を求めるなど問題になった。
  14. ^ 毎日放送は社員2人が死傷し、テレビ大阪の東京支社長も夫人と共に亡くなった。また、NHK神戸放送局アナウンサー(当時)の小山正人は肋骨を骨折しながらも気丈にレポートを行った。
  15. ^ 再放送では『絶体絶命!〜救う者、救われる者〜』の題でも放送。(2009年8月15日放送分など)

出典

  1. ^ a b c 事故調査報告書p.12
  2. ^ 福知山線列車事故について:JR西日本 - 西日本旅客鉄道。2020年4月17日閲覧
  3. ^ “朝日新聞デジタル|JR宝塚線脱線事故から15年 遺族ら密集避けて祈り”. https://www.asahi.com/articles/ASN4T3J92N4RPTIL00T.html 2020年4月27日閲覧。 
  4. ^ 神戸新聞NEXT|総合|尼崎JR脱線事故15年 あの日その現場(上)「人が死ぬってこんなんなんや」」『』。2020年4月26日閲覧。
  5. ^ 北緯34度44分29.25秒 東経135度25分35.70秒 / 北緯34.7414583度 東経135.4265833度 / 34.7414583; 135.4265833
  6. ^ 西日本旅客鉄道(株)福知山線における列車脱線事故について - 国土交通省。2019年5月6日閲覧
  7. ^ 1両目前面付近2両目内部
  8. ^ 電柱
  9. ^ 「祈りの杜(いのりのもり) 福知山線列車事故現場」について西日本旅客鉄道ニュースリリース(2018年9月14日)2018年9月22日閲覧。
  10. ^ 付着物の成分分析の状況(速報その2) - 2019年5月8日閲覧
  11. ^ 1.兵庫県尼崎市において発生した列車事故について
  12. ^ 災害時における消防と医療の連携に関する検討会
  13. ^ 福知山線脱線事故の緊急消防援助隊の主な活動状況
  14. ^ 災害時における消防と医療の連携に関する検討会
  15. ^ JR福知山線列車事故における現地医療活動について
  16. ^ 事故調査報告書p.6-13
  17. ^ 事故調査報告書p.130
  18. ^ 事故調査報告書p.27
  19. ^ 航空・鉄道事故調査委員会 (2007年6月28日). “RA2007-3-1 鉄道事故調査報告書 西日本旅客鉄道株式会社 福知山線塚口駅~尼崎駅間 列車脱線事故”. 国土交通省. p. 205. 2020年4月25日閲覧。
  20. ^ 事故調査報告書p.141-150
  21. ^ 事故調査報告書p.52-53
  22. ^ 0番台はGTO-VVVF、電動機出力230kW(新造当初は180kW)。2500番台はIGBT-VVVF、電動機出力220kW。
  23. ^ 6153号 尼崎事故・車両横転とボルスタレス台車 №4 - 日刊勤労千葉 2005年8月25日
  24. ^ 【特報】福知山線事故・最終報告に異議 - 日経ものづくり2007年11月号
  25. ^ 福知山線列車脱線事故に係る対応策について (PDF) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2010年1月29日 p30
  26. ^ TASK鉄道安全推進会議 信楽高原鉄道列車事故について
  27. ^ 信楽事故、JRに責任3割 補償費用訴訟で大阪地裁福井新聞2011年4月27日
  28. ^ 佐野(2008)、pp.9-10
  29. ^ 『科学大辞典-MEGA』講談社
  30. ^ JR西日本:緊急停止装置外し運行 福知山線など2編成、点検後再設置怠り - 毎日新聞 2010年3月31日
  31. ^ JR西、緊急停止装置外し運行 スイッチ切れも3件 - 朝日新聞 2010年4月1日
  32. ^ JR西:停止装置オフで走行 異常確認後も運行 毎日新聞 2010年8月5日
  33. ^ “事故車両、レール 本格鑑定待つ物証、姫路へ”. 神戸新聞. (2005年5月12日). http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/jr_amaren/jr_news/2005/2005051207.shtml 2011年2月4日閲覧。 
  34. ^ “福知山線脱線:事故車両をJR西に還付…神戸地検”. 毎日新聞. (2011年2月3日). http://mainichi.jp/select/today/news/20110203k0000e040008000c.html 2011年2月4日閲覧。 
  35. ^ “JR西社長 脱線事故車両、社員教育活用へ 全7両保存し”. 毎日新聞. (2018年11月17日). https://mainichi.jp/articles/20181118/k00/00m/040/094000c 2018年11月22日閲覧。 
  36. ^ 平成に国内で起きた事故で印象的なもの 1位 JR福知山線脱線事故 70.5% @niftyニュース 2019年03月01日(2019年8月27日閲覧)
  37. ^ “現場マンション一部取り壊しへ 27日から”. 『毎日新聞』. (2016年7月15日). http://mainichi.jp/articles/20160715/k00/00e/040/236000c 2016年12月2日閲覧。 
  38. ^ 2008年12月6日付『読売新聞』(未検証)
  39. ^ 「祈りの杜」一般公開始まる 尼崎JR脱線事故現場神戸新聞NEXT(2018年9月21日)2018年9月22日閲覧。
  40. ^ 尼崎脱線事故14年「安全見守って」現場で初の慰霊式日本経済新聞ニュースサイト(2019年4月25日)2019年4月26日閲覧。
  41. ^ 「祈りの杜 福知山線列車事故現場」の臨時閉場について 2020年4月9日 JR西日本。2020年5月15日閲覧。
  42. ^ a b JR福知山線脱線事故から15年 慰霊式は新型コロナで中止に”. 日本放送協会 (2020年4月25日). 2020年5月15日閲覧。
  43. ^ 7年後の懲戒処分…福知山線脱線事故の元車掌 読売新聞 2012年3月9日
  44. ^ 【ビジネスの裏側】JR西とクボタが財界復帰 裏には関経連の深謀遠慮産経WEST(2017年6月5日)2018年9月22日閲覧。
  45. ^ 尼崎JR脱線事故 井手元会長ら2度目の不起訴 - 神戸新聞 2009年12月4日
  46. ^ JR西歴代3社長の「起訴議決」…福知山線事故 - 読売新聞 2010年03月26日
  47. ^ 宝塚線脱線事故、JR西・前社長に無罪判決 神戸地裁 朝日新聞 2012年1月11日
  48. ^ JR西歴代3社長、2審も無罪 福知山線脱線事故、大阪高裁が判決”. 産経新聞 (2015年3月27日). 2015年4月5日閲覧。
  49. ^ “JR西3社長の無罪確定へ 福知山線脱線107人死亡(17/06/13)”. ANNニュース. (2017年6月13日). https://www.youtube.com/watch?v=QGUk8qrE2cc 2017年6月14日閲覧。 
  50. ^ 見返りは鉄道模型やチョロQ 福知山線脱線情報漏洩 - iZa β版 2009年9月25日
  51. ^ JR西幹部、会社指示で事故調に接触 調査情報漏洩問題で - iZa β版 2009年9月26日
  52. ^ JR西「組織的」認める 尼崎脱線 情報漏えい - 神戸新聞 2009年10月24日
  53. ^ 『報道、仲間案じつつ「乗客」社員が撮影・リポート 尼崎JR脱線事故で在阪局』朝日新聞2005年4月27日付夕刊2面
  54. ^ NHK報道発表資料
  55. ^ 「記者がJR西日本幹部に暴言」 読売新聞が謝罪 - asahi.com (朝日新聞、2005年5月13日付、2013年6月26日閲覧)
  56. ^ 「207系」電車塗色デザインの変更インターネットアーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2005年8月29日
  57. ^ “暴行・罵声相次ぎ12件 尼崎・脱線事故でJR西日本米子支社管内 /鳥取県”. 朝日新聞 鳥取全県面 (朝日新聞社). (2005年5月11日) 
  58. ^ “JR西乗務員へ嫌がらせ続発 女性運転士がけられて負傷 脱線事故後”. 朝日新聞 朝刊 (朝日新聞社). (2005年5月11日) 
  59. ^ “JR脱線で代替輸送の阪急線、混雑で?痴漢急増 逮捕者、昨年の倍”. 朝日新聞 夕刊 (朝日新聞社). (2005年6月3日) 
  60. ^ “JR宝塚線脱線事故後、やまぬ置き石“厳戒” 大阪ではすでに32件”. 朝日新聞 大阪版 夕刊 (朝日新聞社). (2005年5月21日) 
  61. ^ “「脱線でけが」見舞金を詐取 詐欺容疑で男逮捕”. 朝日新聞 夕刊 (朝日新聞社). (2005年5月16日) 
  62. ^ “JR宝塚線脱線事故の見舞金、乗客装い詐取 兵庫・容疑の女逮捕”. 朝日新聞 大阪版 (朝日新聞社). (2005年11月29日) 
  63. ^ “被害者装い50万円詐取 JR宝塚線脱線事故で容疑の女逮捕 /兵庫県”. 朝日新聞 神戸面 (朝日新聞社). (2006年1月13日) 
  64. ^ “JR宝塚線脱線事故乗客と偽り見舞金詐取 容疑の男女2人逮捕 /兵庫県”. 朝日新聞 神戸面 (朝日新聞社). (2006年2月24日) 
  65. ^ “宝塚線車両に「107命」落書き スプレーで”. 朝日新聞 大阪版 (朝日新聞社). (2005年7月25日) 





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