鹿児島運転所とは? わかりやすく解説

鹿児島車両センター

(鹿児島運転所 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/26 13:17 UTC 版)

鹿児島車両センター
基本情報
鉄道事業者 九州旅客鉄道
帰属組織 九州旅客鉄道鹿児島支社
所属略号 鹿カコ、鹿
配置両数
内燃機関車 1両
電車 82両
気動車 55両
合計 138両
備考 2024年4月1日現在のデータ[1]
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鹿児島総合車両所(2007年)

JR九州鹿児島車両センター(かごしましゃりょうセンター)は、鹿児島県鹿児島市上荒田町39-12にある、九州旅客鉄道(JR九州)の車両基地指宿枕崎線鹿児島中央 - 郡元間の東側に位置している。

2011年平成23年)3月31日までは本社管轄の鹿児島総合車両所として、当所配置車両を中心に全般検査などの整備も行っていたが、同年4月1日の組織改正により鹿児島支社鹿児島鉄道事業部管轄に戻り、工場機能は廃止された。現在では交番検査までの小規模整備のみ行っている。

前々身の鹿児島車両所では鹿児島市交通局路面電車を製造したこともある。

現在はまれに当車両センターにて撮影会が行われている。

歴史

  • 1915年大正4年)10月 - 鹿児島検車区鹿児島列車電灯所として開設される。
  • 1919年(大正8年) - 工場部門が開設。武工場と命名される。
  • 1925年(大正14年) - 武工場を西鹿児島工場に改称。
  • 1942年昭和17年) - 西鹿児島工場を西鹿児島工機部に改称。
  • 1950年(昭和25年)12月1日現在 - 工場名は西鹿児島工場に戻る。
  • 1951年(昭和26年)4月 - 鹿児島客貨車区が発足する。
  • 1957年(昭和32年)11月1日現在 - 工場名は鹿児島工場
  • 1966年(昭和41年)10月 - 鹿児島客貨車区から鹿児島運転区となる。
  • 1967年(昭和42年)11月 - 検修・車両管理部門が鹿児島運転所となる。
  • 1973年(昭和48年) - 鹿児島工場を鹿児島車両管理所に改称。
  • 1985年(昭和60年) - 鹿児島車両管理所を鹿児島車両所に改称。
  • 1987年(昭和62年)4月 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道に移管。
  • 1989年平成元年) - 初の外部向け車両(鹿児島市交通局2100形電車)を製造。
  • 1997年(平成9年)11月29日 - 鹿児島車両所と鹿児島運転所(検修部門)が統合され、鹿児島総合車両所として発足する。
  • 2004年(平成16年)
  • 2010年(平成22年)8月 - 新幹線車両の検修設備を熊本総合車両所に移設。新幹線関係の検修業務を終了。
  • 2011年(平成23年)4月1日 - 工場業務を廃止。従来実施されていた全般検査はすべて小倉総合車両センターに移管された。鹿児島支社の管轄に戻り、鹿児島鉄道事業部の下部組織の鹿児島車両センターとなる[3]。同時に気動車部門の一部を宮崎総合鉄道事業部宮崎車両センターとして分離独立。
  • 2022年令和4年)4月1日 - 組織改正により鹿児島鉄道事業部が廃止、支社本体にその機能が統合されたため、鹿児島支社直轄となる。

配置車両の車体に記される略号

  • 旅客車:「鹿カコ」鹿児島支社を意味する「鹿」と、鹿児島の電報略号「カコ」から構成される。
  • 機関車:「鹿」鹿児島を意味する「鹿」から構成される。

過去に整備済み車両の車体に記されていた略号

鹿総車」または「KG

配置車両

以下は、2024年令和6年)4月1日現在の配置車両である[1][4]

用途 電車 気動車 機関車 貨車 合計
営業車 66両 53両 1両 0両 120両
保留車 16両 2両 0両 0両 18両
合計 82両 55両 1両 0両 138両

電車

当センター配置の電車は415系を除き、全車両がワンマン運転に対応している。

  • 415系(FK編成)
    • 500番台の4両編成3本 (FK513・515・516) 12両が配置されており[5]、全車両が保留車となっている[6]。全車両がロングシート仕様である[5]日豊本線都城 - 鹿児島間)ならびに鹿児島本線(鹿児島 - 川内間)で運用されていた。
    • FK513 - 517編成は2007年(平成19年)2月から3月にかけて南福岡電車区(現・南福岡車両区)から転属し、同年3月18日のダイヤ改正から運用開始されている。
    • なお、これまで当センター所属だったFK520編成は2022年3月31日付で大分車両センターへ転属している[7]
    • 2023年4月から10月にかけて、FK514・FK517編成が廃車された[8][9]
    • 2022年9月23日のダイヤ改正で鹿児島地区での運行を終了した[10]
  • 713系 (LK編成)
    • 0番台の2両編成4本 (LK1 - 4) の計8両が配置されている[11]。現在はLK2・4のみ宮崎に常駐しており、「サンシャイン」の愛称で日豊本線(延岡 - 西都城間)ならびに宮崎空港線日南線南宮崎 - 田吉間を含む全線)で運用されている。
    • 713系は全編成が当センターに所属している[12]。いずれの編成も製造時から900番台を名乗っていたが、主回路更新工事にともない0番台に改番された[13]
    • LK1・3 編成は2022年9月23日のダイヤ改正で定期運用から離脱しており[11]、いずれも保留車となっている[6]
  • 817系 (VK編成)
    • いずれも2両編成で、0番台12本 (VK002, 003, 005, 007 - 011, 014, 019, 025, 027)、500番台9本(504, 506, 513, 515, 517, 518, 521, 523, 529)、1000番台4本 (VK101, 103, 104, 108)、1500番台2本 (VK1502, 1505, 1506, 1509, 1510, 1512) の計31編成・62両が配置されている[14]。全車が直方車両センターからの転属車で、日豊本線(延岡 - 鹿児島間)・鹿児島本線(鹿児島 - 川内間)・宮崎空港線(日南線の南宮崎 - 田吉間を含む全線)で運用されている。
    • 2021年9月25日付でVK004編成は小倉総合車両センターにて転換クロスシートからロングシートへの改造、車外カメラ設置が行われ500番台となり、VK504編成(原番に+500)となった。その後2022年3月までにVK102編成、VK018編成、VK006編成にも同様の改造が施され、VK1502編成、VK518編成、VK506編成(原番に+500)となった。
    • なお、これまで当センター所属だったVK105編成は2016年3月に熊本車両センターへ転属している。
    • 同年10月1日に宮崎県宮崎市の踏切でダンプカーとVK104編成が衝突し長期運用離脱。南宮崎駅構内留置後の同月末当センターへ移動し、後日小倉へ回送されている。その後、2019年(平成31年)3月28日より運用に復帰している。
    • 2022年3月12日に直方車両センターからVG108編成が、同年3月31日にVG109が小倉総合車両センターにて全検及びロングシート化改造を受けVK1509として転属した。なお、2022年5月10日の時点で108編成には福北ゆたか線ステッカーに少し手が加わった形で、1509編成は鹿児島所属の青色CTステッカーに貼り替えられた上で運用に入っている。
    • 2022年9月には直方・熊本・佐世保から12編成(0番台2本:025, 027。500番台6本:513, 515, 517, 521, 523, 529。1500番台4本:1505, 1506, 1510, 1512)が転入し[15]、415系の全運用および、713系の一部運用を置き換えた。

気動車

2011年4月1日までは「指宿運用」と「日南運用」に区別して運用されていたが、「日南運用」(日南線〈全線〉、日豊本線〈高鍋 - 西都城駅〉、肥薩線吉松 - 隼人駅〉、吉都線〈全線〉での運用)については同日に発足した宮崎車両センターに移管された。当センター所属車は「指宿運用」(日豊本線・鹿児島本線〈宮崎 - 西都城・国分 - 鹿児島中央間〉、指宿枕崎線〈全線〉、肥薩線〈吉松 - 隼人間〉、吉都線〈全線〉での運用)のみとなっている。なお、キハ40系気動車のうち、キハ140・147形の全車とキハ40・47形の8000・9000番台車は機関が換装されている。また、かつては原形機関に出力向上改造を施工した5000・6000・7000番台車が配置されていたが、後年に機関換装されて下記の8000・9000番台車に変更されている。

  • キハ40形
    • 8000番台の4両 (8038, 8056, 8064, 8101) が配置されている[6]
    • 8050は2024年2月27日付で廃車された[16]
  • キハ140形
    • 2000番台の4両 (2061, 2062, 2066, 2127) が配置されている[6]
    • キハ140 2066は特急「指宿のたまて箱」の予備車[6]
  • キハ47形
    • 8000番台が15両 (8055 - 8057, 8060, 8070, 8072, 8074, 8077, 8088, 8089, 8120, 8123 - 8125, 8133)、9000番台が14両 (9042, 9046, 9048 - 9050, 9056, 9072, 9074, 9075, 9077, 9078, 9079, 9084, 9098)、計29両が配置されている[6]。このうち8074, 9074は保留車[6]
    • キハ47 8060と9079の2両は特急「指宿のたまて箱」仕様車である。
  • キハ200形
    • いずれも2両編成で、0番台が2本 (7+5007, 8+1008)、500番台が7本 (501+1501, 502+1502, 503+1503, 556+1556, 559+1559, 560+1560, 565+1565)、計18両が配置されている[6]。このうち550・1550番台は転換クロスシートからロングシートへの改造が行われた車両である。
    • 2021年3月12日付で556+1556・565+1565の4両が佐世保車両センターから転入した[17]
    • 当形式は指宿枕崎線(鹿児島中央 - 山川間)、鹿児島本線(鹿児島 - 鹿児島中央間)のみの限定運用となっている。

機関車

過去の配置車両

電車

  • 485系電車
    • 2011年4月時点で5両編成4本(DK11・12・14・15編成)、3両編成1本(DK1編成)、増結用ユニット2両(元DK16編成)、計25両が配置されていた。
    • 特急にちりん」、「ひゅうが」、「きりしま」で運用されていた車両で、3両編成は元「ハウステンボス」色をベースとした「K&H(きりしま&ひゅうが)」色となっている。その他の車両は赤ベースの「REDエクスプレス」色である。
    • 2011年3月のダイヤ改正をもって営業運転を終了し、全車が保留車となった。順次廃車・解体が行われており[19][20][21][22]、最後まで残ったDK1編成と増結用ユニットも、2013年(平成25年)1月小倉総合車両センターへ回送された[23]。このうち、2012年3月12日に小倉工場へ回送されたDK11編成は[24]4月28日幕張メッセで行われたニコニコ動画の大規模イベント「ニコニコ超会議」の企画「485系公開解体買付ショー」の提供車両とされ、解体が行われた[25]
  • 787系電車(BK編成)
    • 1992年(平成4年)に特急「つばめ」で営業運転を開始した。この時点では全車が配置されていたが、2004年3月のダイヤ改正で南福岡電車区に集約された。
  • 457系電車(JK編成)、475系電車(GK編成)
    • 2007年3月17日をもって運用終了。日豊本線(大分 - 鹿児島間)、鹿児島本線(鹿児島 - 川内間)で運用された。
  • 717系電車
    • 200番台2両編成2本(HK203・204編成)計4両が配置されていた。ワンマン運転に対応。
    • 2013年3月まで日豊本線(延岡 - 鹿児島間)、鹿児島本線(鹿児島 - 川内間)、宮崎空港線で運用されていた。2009年(平成21年)以前は杵築駅までの運用もあった。
    • 817系の増備により淘汰され[26]2014年(平成26年)7月14日に最後まで残っていたHK203・HK204が小倉工場へ回送され[27]、同年8月30日から9月18日にかけて廃車され廃系列となった。
    • 717系では唯一の3ドア車両であったHK901編成は、HK206編成と同じく2010年度内に廃車となった。

機関車

気動車

客車

  • 24系客車
    • 1986年(昭和61年)に「はやぶさ」「富士」の基本編成を品川運転所から、「なは」の基本編成を向日町運転所からそれぞれ転属させる形で配置。「はやぶさ」「富士」については「はやぶさ」の鹿児島乗り入れが廃止される1997年11月まで、「なは」については「なは」の鹿児島乗り入れが廃止される2004年3月まで運用された。

貨車

製造・改造車

外部向け

いずれも地元の鹿児島市交通局路面電車車両である。

脚注

  1. ^ a b RF759付録.
  2. ^ a b c 鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル』2004年4月号「川内車両基地」pp.86 - 87。
  3. ^ ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2022夏 交通新聞社、2022年、p.227-229。ISBN 9784330028224
  4. ^ JRR 2024s, pp. 223–225.
  5. ^ a b JRR 2024s, p. 225.
  6. ^ a b c d e f g h RF759付録, p. 30.
  7. ^ ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2022夏 交通新聞社、2022年、p.360。ISBN 9784330028224
  8. ^ ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2024冬 交通新聞社、2023年、p.360。ISBN 9784330064239
  9. ^ ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2024夏 交通新聞社、2024年、p.361。ISBN 9784330028248
  10. ^ 木下健児 (2022年9月12日). “JR九州415系(500番代)鹿児島地区での運行終了、見送りイベントなど”. マイナビニュース. 2022年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月23日閲覧。
  11. ^ a b JRR 2024s, p. 224.
  12. ^ JRR 2024s, p. 237.
  13. ^ ジェー・アール・アール 編『JR電車編成表2022夏』交通新聞社、2022年5月19日、227頁。ISBN 978-4-330-02822-4 
  14. ^ JRR 2024s, p. 223.
  15. ^ ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2023冬 交通新聞社、2022年、p.361。ISBN 9784330067223
  16. ^ 「JR旅客会社の車両配置表」『鉄道ファン(巻末付録)』第64巻第7号、交友社、2024年7月、付録 pp.40。 
  17. ^ 「JR旅客会社の車両配置表」『鉄道ファン(巻末付録)』第61巻第7号、交友社、2021年7月、付録 pp.29 - 31・39。 
  18. ^ RF759付録, p. 29.
  19. ^ a b 「JR車両のデータバンク2011/2012」『鉄道ファン』第52巻第7号、交友社、2012年7月、巻末 p.45。 
  20. ^ 485系Dk14編成が小倉総合車両センターへ - 交友社『鉄道ファン』railf.jp鉄道ニュース 2012年7月4日
  21. ^ 485系Dk-12編成が小倉総合車両センターへ - 交友社『鉄道ファン』railf.jp鉄道ニュース 2012年10月20日
  22. ^ 485系Dk15編成が小倉総合車両センターへ - 交友社『鉄道ファン』railf.jp鉄道ニュース 2012年12月12日
  23. ^ 485系5両が小倉総合車両センターへ - 交友社『鉄道ファン』railf.jp鉄道ニュース 2013年1月24日
  24. ^ 485系Dk11編成が小倉総合車両センターへ - 交友社『鉄道ファン』railf.jp鉄道ニュース 2012年3月13日
  25. ^ ニコニコ超会議でJR九州485系「公開解体」、激安レア部品の数々にどよめき - マイナビニュース2012年4月29日
  26. ^ 松永智「新車ガイド・817系2000・3000番台」『鉄道ファン』第52巻第7号、交友社、2012年7月、p.102。 
  27. ^ 717系HK3編成+HK4編成が小倉総合車両センターへ - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp 2014年7月16日
  28. ^ キハ220-1102が小倉総合車両センターへ - ネコ・パブリッシング『鉄道ホビダス』RMニュース 2011年6月7日
  29. ^ a b 交友社『電車』1991年12月号職場だより「地域に密着した活動を JR九州 鹿児島車両所」pp.57 - 62記事。

参考文献

  • 交友社『電車』1991年12月号職場だより「地域に密着した活動を JR九州 鹿児島車両所」
  • ジェー・アール・アール 編『JR電車編成表2024夏』交通新聞社、2024年5月24日、223-225,237頁。 ISBN 978-4-330-02824-8 
  • 「JR旅客会社の車両配置表」『鉄道ファン』2024年7月号(通巻759号)付録、交友社。 

関連項目


鹿児島運転所(鹿カコ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 10:57 UTC 版)

国鉄キハ80系気動車」の記事における「鹿児島運転所(鹿カコ)」の解説

1967年10月1日改正門司港 - 西鹿児島(現・鹿児島中央)間に鹿児島本線経由特急有明」が7両基本編成運転開始このため向日町運転所からの13転入により配置開始された。翌1968年10月1日ダイヤ改正では向日町からさらに16両が転入し日豊本線経由博多発着となる「にちりん」にも充当された。1970年3月には秋田機関区からキハ82 901が、尾久客車区からキハ80 110が転入し、「有明」へ2両付属編成増結実施された。 西鹿児島1650(12D 有明)2254門司港0700(11D 有明)1315西鹿児島 西鹿児島1145(2012D にちりん)2034博多0735(2011D にちりん)1619西鹿児島有明」7両基本編成+2両付属編成x1本 「にちりん」7両基本編成x2本 充当 しかし同年10月鹿児島本線全線電化で「有明」は電車化。6両が函館運転所へ、3両が和歌山機関区転出し同所運用は「にちりん専従となり、同時に付属編成2両の増結開始したが、車両検修スケジュール予備確保問題から、1972年10月1日ダイヤ改正和歌山機関区からキハ82 2が、秋田機関区からキハ80 901転入するまで、博多行が月・水・金、西鹿児島行が火・木・土は基本編成のみでの運転とした。また1972年3月15日ダイヤ改正では、編成方向転換する変更実施した。 「にちりん」 「おおよど1974年4月25日ダイヤ改正では日豊本線南宮崎電化により、基本編成から食堂車除外した座席車のみ7両とした組成変更実施した一方で、共通運用となる博多 - 宮崎間に鹿児島本線肥薩線・吉都線経由するおおよど」が設定されたため基本編成従来の2本から3本充当変更となり、付属編成増結中止向日町との間で食堂車中間座席車車両交換が行われた。 1978年10月には6両が廃車となったが、代替として和歌山機関区から7両が転入実質的にキハ80形1両増車となり、7両編成x4本計28両の配置で「にちりん」「おおよど運用継続1979年4月日豊本線全線電化後も「にちりん」1往復は共通運用のため本系列で残されたが、同年12月8日付でキハ80 901廃車。翌1980年10月1日ダイヤ改正で「にちりん」が全列車電車化されたことから、鹿児島運転所との出入所がなくなった通運用の「おおよど」を廃止定期運用喪失したことから同年12月までに16両が名古屋機関区転出し11両が1981年3月から11月までに廃車され配置終了した。 なお同所運用の特徴としてすべてが九州島内のみとされ、西鹿児島から仕業開始すると帰所するまで「有明」では門司港駅構内での、「にちりん」「おおよど」では竹下気動車区(現・南福岡車両区竹下車両派出)での夜間滞留が行われる点にある。 鹿児島運転所 編成の推移 ← 西鹿児島博多吉松) (宮崎・博多)小倉門司港1967年10月1日 - 1970年9月30日有明1 2 3 4 5 6 7 8 9 キハ82 キロ80 キシ80 キハ80 キハ80 キハ80 キハ82 キハ80 キハ82 基本編成 付属編成 1968年10月1日 - 1968年12月にちりん1 2 3 4 5 6 キハ82 キハ80 キハ80 キハ80 キロ80 キハ82 1968年12月 - 1970年9月30日にちりんキシ80形連結開始有明」と共通運用化1 2 3 4 5 6 7 キハ82 キハ80 キハ80 キハ80 キシ80 キロ80 キハ82 1970年10月1日 - 1972年3月14日にちりん付属編成連結開始有明583系電車化で単独運用1 2 3 4 5 6 7 8 9 キハ82 キハ80 キハ82 キハ80 キハ80 キハ80 キシ80 キロ80 キハ82 付属編成 基本編成 1972年3月15日 - 1974年4月24日にちりん編成方向転換1 2 3 4 5 6 7 8 9 キハ82 キロ80 キシ80 キハ80 キハ80 キハ80 キハ82 キハ80 キハ82 基本編成 付属編成 1974年4月25日 - 1980年9月30日にちりんキシ80形付属編成連結中止通運用で「おおよど運転開始1 2 3 4 5 6 7 キハ82 キロ80 キハ80 キハ80 キハ80 キハ80 キハ82 備考にちりん小倉 - 博多編成おおよど吉松 - 宮崎編成 ( ):「おおよど」での方向有明付属編成1970年3月1日以降連結にちりん付属編成1972年3月14日までは以下の曜日のみ連結 博多行:火・木・土・日 西鹿児島行:月・水・金・日 1974年4月25日以降運用 運用1:西鹿児島1345(4012D にちりん1)2246博多 運用2:博多0825(5011D おおよど)1427宮崎1642(5012D おおよど)2250博多 運用3:博多1039(4011D にちりん1)1952西鹿児島 1975年3月10日ダイヤ改正:「にちりん下り3号(5025D)上り8号(5036D)へ変更 1978年10月2日ダイヤ改正:「にちりん5号16号変更 鹿児島運転所所属車両転出履歴一覧 転入年月所属キハ82キハ80キロ80キシ80備考1967年10月向日町33 - 36 37 - 41 1920 14・15有明充当1968年10月37 - 41 5396 - 101 2426にちりん充当1968年12月 16・17にちりん」用食堂車1970年2月尾久 110 「有明付属編成秋田902 1972年10月 901にちりん付属編成和歌山2 1974年4月向日町 119120125 - 127 40おおよど運転開始1978年10月和歌山273031 5052 3041 老朽置換え転出年月転出キハ82キハ80キロ80キシ80備考1970年9月函館3337 39 - 4153おおぞら増発転用和歌山902 24 17くろしお増発転用1974年4月向日町 14 - 16 予備増強1980年10月名古屋3031・3540 96 - 101・110119・120125 - 127 老朽置換え 備考 キハ82 902キロ80 5から改造竣工同時に転入

※この「鹿児島運転所(鹿カコ)」の解説は、「国鉄キハ80系気動車」の解説の一部です。
「鹿児島運転所(鹿カコ)」を含む「国鉄キハ80系気動車」の記事については、「国鉄キハ80系気動車」の概要を参照ください。

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