函館運転所とは? わかりやすく解説

函館運輸所

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/12 06:22 UTC 版)

函館運輸所
基本情報
鉄道事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
帰属組織 函館支社
所属略号 函ハコ、函
配置両数
内燃機関車 3両
電車 16両
気動車 110両
合計 129両
備考 2024年4月1日現在のデータ[1]
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函館運輸所(はこだてうんゆしょ)は、北海道函館市にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館支社車両基地および乗務員区所である。

概要

函館駅構内にあり、主に函館本線(函館 - 長万部間)で運用される電車・気動車のほか、特急列車で運用される気動車が配置される。また、函館支社の車掌運転士が所属している。当初は函館機関庫として発足したが、後に函館運転所に改称し現在に至る。

青函派出所(←青函運転区)

このほか、2016年(平成28年)3月26日まで五稜郭駅に隣接する青函派出所(せいかんはしゅつじょ)が存在した[2]。青函派出所は1988年(昭和63年)の津軽海峡線開業に伴い青函運転区として発足したが、2002年(平成14年)に函館運輸所に統合され、同所の青函派出所となった。その後、2016年3月4日をもって青函派出所は廃止され、設備・業務を隣接する日本貨物鉄道(JR貨物)五稜郭機関区に移管している[3]

2015年度まではJR北海道所属のED79形電気機関車8両も配置されていたほか、五稜郭機関区に所属するED79形50番台EH800形の留置・仕業検査・交番検査・台車検査を受託していた。また函館地区で折り返すEH500形電気機関車の留置も行われていた。なお、統合前の所属略号は「青函」(=青函運転区)だった。

所属車両

2024年(令和6年)4月1日現在の所属車両は以下のとおり[1]。なお、所属車両の略号は旅客車両が「函ハコ」(函館支社=+函館=ハコ)、機関車が「」。車両はすべて本所に所属している。

電車 気動車 機関車 合計
16両 110両 3両 129両

電車

  • 789系電車(4両)
    • HE-300編成[4]2両編成2本(HE-301, 302)の計4両が配置されている。
    • 2002年平成14年)12月1日に営業運転を開始した[5]
    • 2016年3月21日まで特急「スーパー白鳥」に用いられた0番台のうち、HE-100編成とHE-200編成の3両編成各6本は2016年6月から2017年4月にかけて札幌運転所へ転属し、特急「ライラック」用として転用された[6]
    • HE-300編成の活用については現在未定となっている。(既に苗穂工場へ移動済)

気動車

  • キハ261系気動車(80両)
    • 函館方先頭車を含むユニット[7]2両編成11本(ST-1107 - 1115, 1124, 1125)、札幌方先頭車を含むユニット[8]2両編成11本(ST-1207 - 1215, 1224, 1225)、増結車(キハ260形1300番台)27両(1309 - 1335)、増結車(キハ260形1400番台)9両(1401 - 1409)の計80両が配置されている。
    • 特急「北斗」で運用される。
    • 2018年にST1106・ST1206編成が札幌運転所へ転属する一方、1400番台を含め19両が増備されている。
  • キハ40形気動車(19両)
    • 1700番台の19両 (1704・1705・1714・1736・1755・1762・1767・1771・1778・1792・1800・1801・1803 - 1806・1809・1811・1813)が配置されている。
    • 函館本線の普通ワンマン列車で運用される。
    • なおJR籍ではないが、江差線道南いさりび鉄道への転換に伴い、2015年度に同鉄道へ機関換装・特別保全工事施工済みの1700番台車9両 (1793・1796・1798・1799・1807・1810・1812・1814・1815)が譲渡され、同所を拠点に運用されている。
    • 2020年5月に700番台の1両(825)が苗穂運転所より、翌2021年3月に1700番台の5両(1704・1705・1762・1767・1771)が苫小牧運転所より転属された[9]
    • 2021年4月に700番台の2両(825・837)、同年9月に700番台の2両(734)(837)、翌2022年3月に700番台の1両(802)が廃車された[10]。2023年度には4両(1714・1736・1755・1778)が旭川運転所より転属された[1]
  • キハ150形気動車(7両)
    • 0番台の7両(1 - 4・6・7・13)が配置されている。
    • 2023年10月から2024年3月にかけて、7両が旭川運転所より転属された[1]
    • 函館本線の普通ワンマン列車で使用される。

ディーゼル機関車

  • DE10形ディーゼル機関車(3両)
    • 1500番台の3両 (1737 - 1739)が配置されている。
    • 現在所属する3両は1661号機(2017年釧路へ転属)とともに青函トンネル救援用として津軽今別駅木古内駅に待機していたが、北海道新幹線開業後は運輸所内での入れ替え作業や、キハ261系・733系の苗穂工場入出場回送時の牽引車として用いられている[11]
    • また、3両ともキハ261系・733系といった密着連結器装備車と連結する際の利便性向上のため、2017年から2018年にかけ双頭(両用)連結器を装備する改造が行われている[11]
    • かつて配置され、2015年度に釧路運輸車両所旭川運転所に転属した4両のうち2両 (1690, 1692)は黒色塗装で、「SL函館大沼号」の補機としても使用されていた。

過去の配置車両

  • 785系電車
    • 300番台のNE-303編成(2両編成1本)が所属していた。
    • 札幌運転所保留車となっていたNE-105編成を苗穂工場で改造のうえ転用・転属させたもので、特急「スーパー白鳥」の増結ユニットとして使用されていたが、「スーパー白鳥」廃止後に除籍、五稜郭機関区にて、解体された。
  • ED79形電気機関車
    • 2015年4月1日時点で0番台の8両 (4, 7, 9, 12, 13, 14, 18, 20)が配置されていた。
    • ED76 551の廃車後はJR北海道が所有する唯一の電気機関車となり、このうち6両 (4, 7, 12, 13, 14, 20)は延命工事施工済みであった。寝台特急「北斗星」、「カシオペア」、「トワイライトエクスプレス」、急行「はまなす」で使用されていた。
    • 2016年4月にすべて廃車された。
  • DD51形ディーゼル機関車
    • 2015年4月1日時点で500番台の10両(1093, 1095, 1100, 1102, 1137, 1138, 1140, 1141, 1143, 1148)が配置されていた。いずれも北斗星色で、全重連形。
    • 寝台特急北斗星」、「カシオペア」、「トワイライトエクスプレス」、急行はまなす」で運用されていた。
    • 札幌運転所および苗穂工場にて、間合い業務として列車増結時の入替・回送業務に使用される場合もあった。また、五稜郭 - 苗穂工場間でED79形電気機関車と789系電車における検査入出場時の回送業務にも充当された。ただし、これらは運用の都合上、五稜郭機関区の所属機が充当される場合もあった。
    • 1137は2015年11月30日に、1093, 1095, 1102, 1141の4両は2016年3月31日に、1100, 1138, 1140, 1143, 1148の5両は2016年4月30日に、いずれも廃車され配置が無くなった。
  • キハ183系気動車
    • 2018年4月時点でキハ183形3両(8563 - 8565)、キハ182形5両(7551, 7552, 7554, 7556, 7560)の計8両が配置されていた[6]
    • 主に特急「北斗」で使用されたが、2018年3月の特急「北斗」定期運用の終了に伴い、順次特急「オホーツク」「大雪」向けに苗穂運転所へ転属し、2019年3月16日付で配置が無くなった[12]
  • キハ281系気動車
    • 2023年4月時点でキハ281形6両(1 - 3, 5, 6, 901)、キハ280形6両(1 - 3, 105, 106, 110)、キロ280形3両(2 - 4)の計15両が配置されていた。
    • 特急「北斗」で運用されていたが、2022年9月30日に定期運用を終了、同年10月23日には臨時運用も終了した。
    • 27両が配置されていたものの、2022年7月29日付でキハ281形1両(4)とキハ280形3両(4, 104, 107)、同年9月7日付でキハ281形1両(902)とキロ280形1両(1)、同年10月5日付でキハ280形3両(101, 108, 901)、同年11月18日付でキハ280形3両(102, 103, 106)が廃車された[13]。そのあと、2023年5月までに残りの車両も全て廃車となり[1]、形式消滅した。
  • 50系客車
    • 2015年4月1日時点でオハ50形1両(5003)、オハフ50形1両(5007) 、オハフ51形2両(5003, 5004)の計4両が配置されていた。ただしオハ50 5003は保留車であった。
    • 保留車以外のの3両は救援車として使用されていたが、2016年3月26日の北海道新幹線開通に伴い、年度内に4両とも廃車となった。
    • 2016年5月22日現在、オハフ51 5003・5004は函館運輸所に、オハフ50 5007は五稜郭車両所にオハ50 5003とともに留置されている事が確認されている。
  • チ1000形貨車
    • 入換用として、1両(チ1015)が配置されていたが、老朽化および上述のDE10形の改造に伴い、2018年3月31日付で廃車された[11][6]

沿革

本所

青函派出所

  • 1987年(昭和62年)5月12日 - 津軽海峡線開業準備のため五稜郭準備運転区として発足。それ以前に配置されていた機関車は、暫定的に函館運転所所属とされていたが、発足に伴いすべて当区所属となった。
  • 1988年(昭和63年)3月13日 - 青函運転区に改称(EC・EL運転士を配置)。
  • 1990年(平成2年)3月12日 - 青函運転所に改称。
  • 2002年(平成14年)7月1日 - 函館運輸所 青函派出所に改称。運転士は函館運輸所へ移管[15]
  • 2005年(平成17年) - 貨物列車の牽引から撤退[16]
  • 2016年(平成28年)3月26日 - 同日のダイヤ改正により廃止。設備・業務をJR貨物五稜郭機関区へ移管[3]

脚注

  1. ^ a b c d e 編集部「別冊付録『JR旅客会社の車両配置表2024/JR車両のデータバンク2023-2024』」『鉄道ファン』第64巻第7号(通巻759号)、交友社、2024年7月1日。 
  2. ^ この青函派出所に対し、函館駅構内の基地は本所(ほんじょ)と通称された。
  3. ^ a b 松沼猛/久保田敦 (2017-08-01). “津軽海峡をまたぐEH800と道内幹線物流を担うDF200の基地 五稜郭”. 鉄道ジャーナル (鉄道ジャーナル社) No.610. 
  4. ^ 函館・新青森方からモハ788形300番台、クハ789形300番台の2両編成。
  5. ^ ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2020冬 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2020年、p.10。ISBN 9784330082202
  6. ^ a b c 交友社鉄道ファン』 2018年7月号「JR旅客会社の車両配置表」
  7. ^ 函館方からキロ261形1100番台、キハ260形1100番台の2両編成。
  8. ^ 札幌方からキハ261形1200番台、キハ260形1200番台の2両編成。
  9. ^ 編集部「別冊付録『JR旅客会社の車両配置表2021/JR車両のデータバンク2020-2021』」『鉄道ファン』第61巻第7号(通巻723号)、交友社、2021年7月1日。 
  10. ^ 編集部「別冊付録『JR旅客会社の車両配置表2022/JR車両のデータバンク2021-2022』」『鉄道ファン』第62巻第7号(通巻735号)、交友社、2022年7月1日。 
  11. ^ a b c “JR北海道 函館運輸所で活躍中! DE10形両用連結器装備機”. 鉄道ファン 59 (1(通巻693)): pp.98-101. (2019-01-01). 
  12. ^ a b 交友社鉄道ファン』 2019年7月号「JR旅客会社の車両配置表」
  13. ^ 編集部「別冊付録『JR旅客会社の車両配置表2023/JR車両のデータバンク2022-2023』」『鉄道ファン』第63巻第7号(通巻747号)、交友社、2023年7月1日。 
  14. ^ 後に亀田機関庫と呼ばれているが、この時点では亀田機関庫もしくは函館機関庫のどちらで呼ばれたか不明。「遥」道南鉄道100年史 JR北海道函館支社 2003年発行では設置当初より亀田機関庫と記載。
  15. ^ a b 「遥」道南鉄道100年史 JR北海道函館支社 2003年発行では、3月16日に函館運転所と函館車掌所とが統合して函館運輸所発足。12月1日に函館運輸所に青函運転所が統合され、函館運輸所青函派出所になったとされている。
  16. ^ ただし、機関車運用のみで運転はJR貨物の乗務員が担当。

関連項目

座標: 北緯41度46分46.8秒 東経140度43分37秒 / 北緯41.779667度 東経140.72694度 / 41.779667; 140.72694

  1. ^ 「JR北海道函館運輸所」は関係者以外立入禁止です - 北海道旅客鉄道 2024年4月26日

函館運転所(函ハコ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 10:57 UTC 版)

国鉄キハ80系気動車」の記事における「函館運転所(函ハコ)」の解説

函館中心とした北海道内特急網の基幹車両基地として、1961年10月1日ダイヤ改正による大増時にはキハ82系15両が新製配置され後述する「おおぞら」から運用開始配置終了まで以下の列車充当された。 「おおぞら」 「おおぞら」(1961年10月 - 1982年9月 1985年3月 - 1986年10月1961年10月1日ダイヤ改正本州 - 北海道間の最速連絡となる「はつかり1D)」「白鳥(2001D)」 - 「青函連絡船1便」 - 「おおぞら1D)」の通称1便連絡上り2D→2便→2D/2002Dの2便連絡)として函館 - 旭川間で運転開始基本編成キロ80形キシ80形組込の6両、付属編成は4両で札幌転回とされた。 1962年10月1日ダイヤ改正基本編成根室本線経由釧路発着とし、滝川分割併合を行うキロ80形組込の5両付属編成旭川発着変更。 「おおぞら編成1962年) ← 函館釧路 札幌 → ← 函館旭川 札幌1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 キハ82 キロ80 キシ80 キハ80 キハ80 キハ82 キハ82 キロ80 キハ80 キハ80 キハ82 釧路発着基本編成 旭川発着付属編成 備考 札幌 - 釧路旭川間逆編成おおぞら停車駅時刻 行先列車番号函館東室蘭苫小牧札幌岩見沢滝川旭川帯広釧路釧路2001D0455 07400742 0824 09250928 1000 10341037 → 13561358 1551 旭川1D↓1040 1128 函館2D2400 21112113 2029 19271930 1855 1814↓ 1725 2002D18181824 ← 14581500 1300 備考 2001D・2002D:滝川 - 釧路列車番号 ↓:分割併合 このほか洞爺登別季節により臨時停車 1967年10月1日ダイヤ改正旭川編成を「北斗」に発展的解消し、付属編成札幌転回変更1970年10月1日ダイヤ改正で「おおとり釧路発着編成単独運転とし2往復化。1972年3月15日ダイヤ改正で3往復化し、うち1往復付属編成滝川分割併合を行う旭川発着とした。 1980年10月1日ダイヤ改正から新たに札幌発着1往復にも充当開始され一方で旭川発着列車廃止。さらにキハ183系への置換え開始1981年10月1日ダイヤ改正石勝線経由変更の上函館発着1往復除き札幌発着とし、「おおぞら全体でも1往復除きキハ183系化。残った1往復1982年9月11日キハ183系化を完了した1985年3月14日ダイヤ改正帯広発着2往復増発され、そのうち1往復後述する「北海」と共通運用で充当されたが、1986年11月1日ダイヤ改正キハ183系置換え。 「おおとり」 「おおとり」(1964年10月 - 1986年10月1964年10月1日ダイヤ改正運転開始された函館 - 網走釧路間の列車である。分割併合滝川行われキシ80形組込の基本編成網走発着付属編成釧路発着とされたが、1965年10月1日ダイヤ改正基本編成と付属編成発着逆転させた。 1970年10月1日ダイヤ改正釧路発着編成を「おおぞら」に発展的解消網走発着編成のみでの運転となったが、食堂車は不連結1972年3月15日ダイヤ改正食堂車連結7両編成となり、1980年10月1日ダイヤ改正北見転回の3両付属編成増結1981年10月1日ダイヤ改正付属編成からキハ80形1両が減車1985年3月14日ダイヤ改正基本編成キロ80形キシ80形組成位置逆転させたが、1986年11月1日ダイヤ改正キハ183系置換え函館1140(15D おおとり)2153網走0858(16D おおとり1924北斗」(1965年10月 - 1986年10月1965年10月1日ダイヤ改正から運転開始した室蘭本線千歳線通称海線経由函館 - 旭川特急列車である。1968年10月1日ダイヤ改正で独自の9両編成組成する札幌発着の1往復増発し2往復化。1969年10月1日ダイヤ改正札幌発着列車を「エルム」に分離し旭川発着2往復増発されたが、車両転配の遅れから下り2号上り1号の1往復1970年2月28日まではキハ56形キロ26形200番台限定による7両編成での代走となった1971年7月1日ダイヤ改正旭川発着列車札幌発着短縮した上でエルム」を吸収して3往復運転となったが、1972年3月15日ダイヤ改正で1往復旭川発着にした上でおおぞら」へ発展的解消残存した2往復基本編成札幌運転所移管以後1981年9月30日まで定期運用付属編成のみとし、予定臨列車では「おおぞら旭川編成間合い充当されるのみに留まった。 1981年10月1日ダイヤ改正で「おおぞら」の系統分離1往復を含む4往復運用札幌運転所から再移管されたが、1983年6月1日からキハ183系置換え開始1985年3月14日ダイヤ改正残存し7号4号の1往復(6007D 6004D)を毎日運転の季節列車扱いとしたが、1986年10月31日をもって運用終了。 「北海」 「北海」(1967年3月 - 1986年10月1967年3月1日ダイヤ改正から運転開始した函館本線倶知安小樽通称山線経由函館 - 旭川特急列車である。1981年10月1日ダイヤ改正運転区間札幌まで短縮しキハ183系で1往復増発1985年3月14日ダイヤ改正付属編成連結中止ならびに基本編成からキシ80形除外し6両に短縮帯広発着おおぞら」1往復と共通運用が組まれたが、1986年10月31日をもって廃止された。函館0440(11D 北海1)0909札幌0943(33D おおぞら3)1302帯広1445(38D おおぞら8)1804札幌1921(12D 北海4)2355函館エルム」(1969年10月 - 1971年6月1968年10月1日ダイヤ改正運転開始された「北斗札幌発着列車1969年10月1日ダイヤ改正改称1971年7月1日ダイヤ改正旭川発着北斗」2往復札幌発着短縮されたことから、列車名を「北斗」に統一し消滅。 本列車運転終了まで専用9両編成組成した。函館1625(21D エルム)2053札幌0735(22D エルム1200函館オリンピア2号」(1972年1月29日 - 2月13日1972年札幌オリンピック開催併せて函館 - 札幌間で運転され臨時列車。「おおぞら」「北斗」「北海」用7両編成充当。公式ロゴマーク入った専用ヘッドマーク装着し下り海線経由上り山線経由運転された。函館0925(8025D オリンピア2)1356札幌2110(8026D オリンピア2)0230函館オホーツク」(1985年3月 - 1986年10月1985年3月14日ダイヤ改正急行大雪」を格上げした1往復2号5号に「おおとり」の間合い充当1986年11月1日ダイヤ改正キハ183系ならびに札幌運転所運用移管網走0620(22D オホーツク2)1216札幌1710(25D オホーツク5)2307網走 本所編成組成上の特徴として編成長大化した際に編成中間食堂車組成されるように配慮されたことから、「北斗運用開始時から本来は札幌普通車組成側の次位連結する付属編成キロ80形連結される函館方に連結したほか、「おおぞら運用では札幌方へ基本編成増結する形で全区間運用される付属編成存在した。 「おおぞら下り1号上り2号編成組成1970年10月2日 - 1980年8月30日) ← 函館釧路 札幌1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 キハ82 キハ80 キハ80 キハ82 キロ80 キシ80 キハ80 キハ80 キハ80 キハ82 キロ80 キハ80 キハ82 付属編成A 基本編成 付属編成B 備考 基本編成+付属編成B:函館 - 釧路 付属編成A:函館 - 札幌 札幌 - 釧路間逆編成 1972年3月15日以降下り1号上り3号 1978年10月2日以降1号6号 このほか「おおとり釧路編成を「おおぞら」に分割させた1970年10月1日ダイヤ改正設定され下り2号上り1号では後述する函館方3両付属+札幌方7両基本編成組成としたほか、1972年3月15日ダイヤ改正復活した旭川発着編成併結する下り2号上り1号では、当所函館方に釧路発着7両基本編成を、札幌方に旭川発着6両付属編成連結する13編成とされたが、食堂車組成位置函館3号車偏ってしまうことから1979年ダイヤからは、連結位置逆にする措置が採られた。 「おおぞら下り2号上り1号編成組成1972年3月15日 - 1980年9月30日1972年3月15日 - 1979年6月30日1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 キハ82 キロ80 キシ80 キハ80 キハ80 キハ80 キハ82 キハ82 キロ80 キハ80 キハ80 キハ80 キハ82函館釧路 札幌 → ← 函館旭川 札幌1979年7月1日 - 1980年9月30日1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 キハ82 キロ80 キハ80 キハ80 キハ80 キハ82 キハ82 キロ80 キシ80 キハ80 キハ80 キハ80 キハ82函館旭川 札幌 → ← 函館釧路 札幌備考 札幌 - 釧路旭川間逆編成 1978年10月2日以降3号2号 また1968年10月1日ダイヤ改正設定され札幌発着北斗下り2号上り1号では、「エルム」に改称される1969年10月1日ダイヤ改正まで尾久客車区から転入したキサシ80 1組成する9両限定編成とし、キロ80形キサシ80形編成中間組成されたほか、キハ82形両端のみとされた。さらに「エルム改称後もこの専用9両編成キシ80形組込に変更した上で北斗統一まで運転された 「北斗下り2号上り1号編成1968年10月1日 - 1969年9月30日) 「エルム編成1969年10月1日 - 1971年6月30日1968年10月1日 - 1969年9月30日北斗下り2号上り1号函館 札幌1 2 3 4 5 6 7 8 9 キハ82 キハ80 キハ80 キロ80 キサシ80 1 キハ80 キハ80 キハ80 キハ82 1969年10月1日 - 1971年6月30日エルム」 ← 函館 札幌1 2 3 4 5 6 7 8 9 キハ82 キハ80 キハ82 キロ80 キシ80 キハ80 キハ80 キハ80 キハ82 備考 サービス電源供給発電機キハ82形・キサシ80 1搭載 検査等でキサシ80 1連結できない際は以下の編成となる キサシ80 1カットした8両編成で運転 5号車キシ80形 6号車キハ82形組成変更して運転 1969年10月1日以降の「エルム」と同編成組成して運転 「おおぞら」での最大13組成基本付属とも複数パターン存在した同所運用は、1980年10月1日ダイヤ改正キロ80形キシ80形編成中間部組成するスタイル保ちつつ全列車の編成組成函館方3両付属+札幌方7両の最大10両編成までに統一した。 函館運転所キハ82系編成組成1980年10月1日ダイヤ改正) ← 函館釧路遠軽 札幌網走1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 キハ82 キハ80 キハ80 キハ82 キロ80 キシ80 キハ80 キハ80 キハ80 キハ82 付属編成 基本編成 備考 基本編成:「おおぞら」「おおとり」「北海」に充当 付属編成:「おおぞら」「北海」のほか以下の列車充当おおとり函館 - 北見 札幌運転所担当の「北斗基本編成併結運用おおぞら」「おおとり」は札幌 - 釧路遠軽編成 1981年10月1日ダイヤ改正以降付属編成キハ80形1両を減車 1981年からはキハ183系への置換え段階的に行い1985年3月14日ダイヤ改正では以下の編成短縮実施した。 函館運転所キハ82系編成組成1985年3月14日ダイヤ改正) ← 函館帯広遠軽 札幌網走 → 「おおとり」「オホーツク2号5号編成1 2 3 4 5 6 7 8 9 キハ82 キハ80 キハ82 キシ80 キロ80 キハ80 キハ80 キハ80 キハ82 付属編成 基本編成北海1号4号おおぞら3号8号編成 1 2 3 4 5 6 キハ82 キロ80 キハ80 キハ80 キハ80 キハ82北斗4号7号編成 1 2 3 4 5 キハ82 キロ80 キハ80 キハ80 キハ82 備考おおとり付属編成函館 - 北見 連結オホーツク2号5号は不連結おおとり」「オホーツク2号5号札幌 - 遠軽編成北斗4号7号毎日運転の季節列車設定 しかし、上述5列車定期運用1986年11月1日ダイヤ改正ですべて終了残存車両のうち4両が名古屋機関区転出キハ82形6両とキハ80形6両は座席キハ183系500番台同様のリクライニングシート交換するなどのアコモデーション改善工事施工。また3両が12月に「フラノエクスプレス」へ改造落成し当所所属のまま運用充当された。分割民営化時後に「フラノエクスプレス」とアコモ施工車が臨時北斗」に充当されたが、1987年5月に1両が「フラノエクスプレス」へ、12月に3両が「トマムサホロエクスプレス」へ改造施工1988年3月全車苗穂運転所転出となり、本系配置基地としての幕を閉じた。 函館運転所所属車両転出履歴一覧 新製年月キハ82キハ80キロ80キシ80備考1961年7月 - 9月6・7121316・17 25・2628・29 6・1517 110おおぞら充当1962年9月 57・58おおぞら旭川編成1964年2月 8081おおぞら釧路編成1964年7月 - 8月56 - 64 86 - 95105106 33 - 37 27 - 29おおとり充当1965年7月 - 8月78 - 81100 - 103 144 - 154 48・49 3536北斗充当1967年1月108 - 110 164 - 166 61・62 37北海充当転入年月所属キハ82キハ80キロ80キシ80備考1962年8月向日町2943 3647 25 13おおぞら釧路延長1968年9月山形8687 155 - 161 5152北斗増発尾久 キサシ80 1 1970年2月46 - 50 16 - 18・2476 - 79107 - 109 7 2331 1970年9月鹿児島3337 39 - 4153おおぞら増発1972年10月秋田 1・2・5おおぞら旭川編成向日町69 1974年4月向日町10 32 7 予備増強1974年12月 12 1982年10月札幌1419515887 75・8990・94106 62 27 検査期限切れ廃車補充1985年5月向日町95 121・123128 2634 転出年月転出キハ82キハ80キロ80キシ80備考1972年3月札4787 76 - 8187 62北斗」2往復運用移管1981年9月56 - 60 899093 - 95106・107 3435 27・28オホーツク」2往復1982年3月 1629 15 検査期限切れ廃車補充1986年11月名古屋 485161・62 備考 1967年新製車本系最終製造車 キサシ80 11969年12月27日五稜郭工場キシ80 903改造 1986年12月12日付で以下の車両苗穂工場フラノエクスプレス改造 キハ80 164165キハ84 1・2 キハ82 110→キハ83 1 1987年4月1日分割民営化後は#JR北海道参照のこと

※この「函館運転所(函ハコ)」の解説は、「国鉄キハ80系気動車」の解説の一部です。
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