函館護国神社とは? わかりやすく解説

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函館護国神社

読み方:ハコダテゴコクジンジャ(hakodategokokujinja)

教団 神社本庁

所在 北海道函館市

祭神 護国神霊

神社名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

函館護国神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/08 03:50 UTC 版)

函館護国神社


拝殿

所在地 北海道函館市青柳町9-23
位置 北緯41度45分33.3秒 東経140度42分47.8秒 / 北緯41.759250度 東経140.713278度 / 41.759250; 140.713278座標: 北緯41度45分33.3秒 東経140度42分47.8秒 / 北緯41.759250度 東経140.713278度 / 41.759250; 140.713278
社格 旧指定護国神社
創建 1869年(明治2年)
例祭 5月11日
地図
函館
護国神社
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函館護国神社(はこだてごこくじんじゃ)は、北海道函館市青柳町にある神社。旧指定護国神社

歴史

1869年明治2年)5月、箱館戦争が終結すると、新政府軍は同月21日に大森浜で戦死者の招魂祭を行った。そして、室蘭から函館に移送された旧幕府軍捕虜の一部を使役して函館山麓に招魂場を造らせたのがはじまりである[1]。その後「函館招魂社」と呼ばれ、1939年昭和14年)に函館護国神社に改名および指定護国神社となり、函館連隊区を崇敬区域とした[2]

第二次大戦後の1946年(昭和21年)、GHQに配慮して名称を「潮見丘神社」に変更したが、1955年(昭和30年)に函館護国神社に戻している[3]

近年は、縁結びにご利益があると謳っている[4]

境内

  • 社殿
1942年(昭和17年)建築。
  • 招魂場の碑
揮毫は清水谷公考高田屋嘉兵衛の弟・金兵衛が公共工事として市民に海中から引き揚げさせた巨石「亀石」の一部といわれている。
  • 橘鎮魂之碑
1945年(昭和20年)7月14日の函館空襲の際、函館湾で沈没した駆逐艦の慰霊碑。
  • 官軍墓地
社殿右奥にある。箱館戦争で戦死した官軍兵士の墓約60基が並ぶ。

例祭

例祭日は当初、6月10日と定められたが、1905年(明治38年)に5月6日へ変更した後、1913年(大正2年)からは現在の5月11日となった[2]。明治初期の例祭は、函館の神社の中で最も賑わった祭であり、麓の蓬莱町遊郭では招魂社競馬も行われていた[5]

その他

護国神社坂を下から望む。突き当りの赤い鳥居が函館護国神社。

函館護国神社から函館市電宝来町停留場に到る坂は「護国神社坂」(招魂社時代は「招魂坂」)と呼ばれている。坂を下りたところには高田屋嘉兵衛の立像がある。

脚注

  1. ^ 須藤隆仙 著、太田俊穂・監修 編『幕末維新戊辰戦争事典』新人物往来社、1980年、484-485頁。 
  2. ^ a b 函館市史通説編第3巻”. 函館市中央図書館. pp. 747-755. 2015年5月7日閲覧。
  3. ^ 函館市史通説編第4巻”. 函館市中央図書館. pp. 275-283. 2015年5月7日閲覧。
  4. ^ 函館市公式観光情報「はこぶら」”. 函館市. 2015年5月7日閲覧。
  5. ^ 函館市史通説編第2巻”. 函館市中央図書館. pp. 1360-1362. 2014年7月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月7日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク



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