トマムサホロエクスプレス
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トマムサホロエクスプレスは、北海道旅客鉄道(JR北海道)が1987年(昭和62年)から2007年(平成19年)まで保有していた鉄道車両(気動車)で、ジョイフルトレインと呼ばれる車両の一種である。
- ^ 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』2023年10月号「開発設計者に伺うJR北海道のリゾート気動車」pp.22 - 35。
- ^ 改造で余剰となった車体の前頭部が北海道鉄道技術館で保存・展示されている。
- ^ “トマム・サホロエクスプレス JR北海道3番目のリゾート特急 札幌駅で出発式”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1987年12月23日)
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '03年版』ジェー・アール・アール、2003年7月1日、184頁。ISBN 4-88283-124-4。
- ^ 「トマムサホロエクスプレス」のほか、東日本旅客鉄道(JR東日本)「スーパーエクスプレスレインボー」、東海旅客鉄道(JR東海)「ユーロライナー」、西日本旅客鉄道(JR西日本)「あすか」、九州旅客鉄道(JR九州)「パノラマライナーサザンクロス」の各編成が四国入り。JR四国は「アイランドエクスプレス四国」を高松 - 高知間で運転。
- 1 トマムサホロエクスプレスとは
- 2 トマムサホロエクスプレスの概要
- 3 運用
- 4 脚注
トマムサホロエクスプレス
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「国鉄キハ80系気動車」の記事における「トマムサホロエクスプレス」の解説
アルファコンチネンタルエクスプレスに引き続きアルファリゾート・トマム(現・星野リゾート トマム)とサホロリゾート向けジョイフルトレイン第二弾として、1987年12月10日付でキハ84 101・102 キハ83 101の3両が苗穂工場による改造施工で落成。翌1988年3月に函館運輸区から苗穂運転所に転属した直後にキハ83 102・キシ80 501が落成し、5両編成化された。 フラノエクスプレス用キハ84 2(左)トマムサホロエクスプレス用キハ84 102(右)後位側客室に差異 基本設計はフラノエクスプレスと共通であるが、新たに製造された車両構体はフルハイデッカーとし、キハ84形では平屋建とした後位側客室を廃止。キハ83形は搭載される発電ユニットをキハ183系と共通のDMF13HS-G形エンジンと三相交流440 V 容量180kVAのDM82形発電機のセットに変更したことから、100番台に区分された。またキシ80 501は平屋構造であるが、車体断面形状は座席車と揃え、塗装も基本的に同一であるが、窓周りも白くする処理を実施。車内は食堂部をアール・デコ調デザインとし、ダイニングセットを4人・2人x5列としたため食堂定員は30名となった。 JTBパノラマクスプレス マウントレイク大沼 運用面では3両で落成直後の1987年12月27日より札幌 - トマム間で運転開始。5両編成化された1988年夏シーズンより新得まで運転区間を延長。さらにシーズンによってはJTBとのタイアップによるJTBパノラマエクスプレスやフラノエクスプレスを補完する形でラベンダーエクスプレスとして運用された。その後はスキー人口の減少に伴う利用者減により1998年に1988年改造のキハ83 102・キシ80 501を編成から除外。1999年シースンより函館ベースでマウントレイク大沼ならびに江差線(現・道南いさりび鉄道)へ乗入するナイトクルーズ漁火に転用するも2002年8月を最後に運用終了。再びトマムサホロエクスプレス塗装に復元し、同年9月14日 - 10月14日の毎週末に道内各地でさよなら運転を行いすべての営業運転を終了。 以後は保留車となり座席車は2004年に、キシ80 501は2007年に老朽廃車となった。 トマムサホロエクスプレス・JTBパノラマエクスプレス・ラベンダーエクスプレス(マウントレイク大沼・ナイトクルーズ漁火)運転区間 ← 札幌・南千歳(森・大沼公園・木古内) (函館)富良野・新千歳空港・トマム・新得 → 号車1 2 3 4 5 車両番号(種車)キハ84 101(キハ80 160) キハ83 102(キハ82 80) キシ80 501(キシ80 29) キハ83 101(キハ82 86) キハ84 102(キハ80 166) 改造施工苗穂工場 落成日1987.12.10 1988.05.31 1988.03.30 1987.12.10 廃車日2004.03.24 2007.06.06 2004.03.24
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