JR化後に製造された食堂車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 17:32 UTC 版)
「食堂車」の記事における「JR化後に製造された食堂車」の解説
分割民営化後に東日本旅客鉄道(JR東日本)・西日本旅客鉄道(JR西日本)・九州旅客鉄道(JR九州)で新造したほか、北海道旅客鉄道(JR北海道)では改造名義だが車体新造された車両が落成した。 オシ25 901 サハシ787形車内2002年 マシE26-1 オシ25 901 1989年に東急車輛製造が製造したJR東日本「夢空間」用ダイニングカー。在来線車両では車体幅の関係から平屋建てでは新幹線用食堂車同様の隔離通路設置ができず、通り抜け不可にする目的から展望室付最後尾車とされた。2008年3月で営業運転を終了し廃車。 168-3001 - 3009 1989年から1991年にかけて川崎重工業、近畿車輛ならびに日立製作所笠戸事業所が製造した、JR西日本が保有する新幹線100系電車V編成(3000番台)用食堂車。新幹線車両で最後に製造された食堂車でもある。利用客の減少により2000年3月10日をもって食堂車は営業休止となり、2002年5月で定期運用から離脱。 サハシ787-1 - 14 1992年から日立製作所笠戸事業所ならびに近畿車輛が製造したJR九州787系電車用半室ビュフェ車。九州新幹線開業による運用距離・時間の短縮に伴い2003年に営業を終了し、全車がサハ787形200番台に改造されたが、のち(サハシ787-2⇒)サハ787-202がD&S(デザイン&ストーリー)列車第12弾「36ぷらす3」専用編成のビュッフェ車サロシ786-363に再改造され2020年10月16日よりデビューした。 マシE26-1 1999年に東急車輛製造が製造したJR東日本E26系客車の食堂車。編成全体が2階建車両として設計・製造されたことから、1階を編成中の通り抜け廊下と従業員用寝台、2階を食堂とし、上野寄り平屋構造車端部に厨房を設置する。「カシオペア」で2016年3月まで運用され、同年6月以降は団体専用列車で運用されている。 マシフ77-7002 2013年にJR九州が小倉総合車両センターで製造。厨房設備を備えており、「ななつ星in九州」専用編成のダイニングカーとして2号車に連結される。床下には1号車ラウンジカーと同じく電源装置を搭載する。 キシ86-1 2016年に近畿車両が製造したJR西日本のクルーズトレイン「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」用食堂車。 E001-6 2016年に総合車両製作所横浜事業所が製造したJR東日本のクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」用食堂車。 サシE261-1 - 2 2019年に日立製作所笠戸工場が製造したJR東日本E261系電車のカフェテリア車。 キシ80 501 1988年5月に保留車だったキシ80 29を種車に、苗穂工場で改造したJR北海道のジョイフルトレイン「トマムサホロエクスプレス」用食堂車。編成に合わせて載せ換えた新造車体は座席車に採用されたハイデッカーではなく平屋構造であるが、車体断面形状は揃えられた。食堂定員は片側を1列としたためオリジナル車の32人から24人に減少。食堂利用者の減少に伴い1998年冬運行以降は編成から外され、2002年に廃車。
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