JR化後に採用の塗装
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「国鉄113系電車」の記事における「JR化後に採用の塗装」の解説
塗色:■■■ JR西日本が旧福知山色に代わり1990年に採用した塗装で、クリーム地に茶と緑のラインが入る。共通運用の115系にも採用されたが、転属や廃車により急速に数を減らし、2004年をもって福知山線(JR宝塚線)から撤退している。その後もクハ3両が吹田工場に留置されていたが、脱線事故関連の運用増加時も使用されずに解体された。113系で消滅後も福知山線から広島・山口地区に転用された115系4両編成が新福知山色のまま残っていたが、2007年に瀬戸内色に塗替えられ消滅した。 山陰ワンマン色 塗色:■■■ JR西日本の山陰本線用ワンマン車5800番台・5300番台専用色。湘南色を基本に窓下のオレンジと緑の境目にクリームの帯が入る。ただし、5300番台の体質改善車は工事時に関西リニューアル色に変更された。2012年7月までに全編成が京都・北近畿地域色に塗装変更されたためにこの塗装は消滅した。 福知山ワンマン色 塗色:■■■■ JR西日本の福知山線用ワンマン車3800番台専用色。前述の新旧福知山色と体質改善色の折衷的な塗装で、クリーム地に窓周りが茶色、その下に黄と青の2本の帯が入る。223系5500番台への置き換えに伴う2008年9月の3800番台全廃により消滅。 関西リニューアル色 塗色:■■■ JR西日本で体質改善工事を受けた車両の塗色。小浜線・紀勢本線(きのくに線)ワンマン車を除いて、標準塗色として線区・配置箇所に関わらず、薄茶に窓周り灰茶とその下に同社のコーポレートカラーの青色が入るもので統一されている。なお、愛好者の間で「カフェオレ色」と呼ばれている。2010年以降、電車塗色の統一により順々単色化され、最後まで残った下関総合車両所所属のP-07編成が2017年11月8日に濃黄色で出場し消滅した。 小浜色 小浜線のラッシュ輸送用に投入された体質改善車の専用色である。体質改善色と同一の塗り分けに、茶の部分にエメラルドグリーンが、青帯の部分にやや細い白帯が配されている。ベージュも若干淡い。また、車内の意匠も通常の体質改善車と異なっている(体質改善車の項を参照)。こちらは体質改善色の『カフェオレ』になぞらえ、『クリームソーダ色』と呼ばれていた。 福知山運転所電車センター(現在の福知山電車区)に配備された4両編成3本12両(5700番台・7700番台)のみが塗装され、小浜線では2006年まで定期運用された。その後は各編成とも体質改善色に戻され、小浜色は2009年に消滅した。車内意匠も検査時などに通常の体質改善車と同じ物へ変更されている。 和歌山オーシャン色 塗色:■■ 2000番台 (II) に塗られた和歌山支社の新しい標準色で、オーシャングリーンにラベンダーの帯が入る。紀勢本線御坊 - 紀伊田辺間におけるワンマン運転用の車両である。ただし、所属は吹田総合車両所日根野支所であるため早朝深夜には阪和線日根野 - 紀勢本線御坊間でもその姿が見られる。この他の日根野所属の車両はリニューアル色のままのため、同系列で唯一の存在であったが、2013年12月にHG202編成が単色化され、この塗装は消滅した。 広島リニューアル色 塗色:■■■ 広島支社に配属される体質改善車の塗色。関西リニューアル色と似ているが、ベージュの部分が白色となっており、車体裾部にも茶色の帯が回っているのが相違点。体質改善色より色が薄いため、「ミルクオレ」または「広島カフェオレ」と呼ばれる。また、広島支社管内では113系P編成が転属するまでは、「カフェオレ」といえばこの色だった。2008年から広島運転所の103系置き換えのため京都総合車両所の113系の転属が始まった。これにより、広島支社に113系体質改善車が配置されることとなった。濃黄色への塗り替えや廃車により、2016年7月に113系の広島リニューアル色は消滅した。最後までこの塗装で残った編成は廃車後、福知山電車区の訓練車となっている。 京都・北近畿地区地域統一色 塗色:■ JR西日本が2009年度から行っている地域別統一塗装の1つで、抹茶・和をイメージした深緑色の単色である。2010年7月17日に吹田工場を出場した京都総合運転所のC13編成が初めて変更された。同年11月17日には体質改善40N車で初の単色化として宮原総合運転所のS34編成が深緑単色塗装に変更された。2011年1月7日には福知山電車区のS3編成が深緑単色化、京都総合運転所所属車では2011年5月18日にL12編成が初めて深緑単色化された。 和歌山地区地域統一色 塗色:■ JR西日本が2009年度から行っている地域別統一塗装の1つで、太平洋の鮮やかさをイメージした青緑色の単色である。2012年には吹田工場に入場していたHG201編成が青緑色の単色塗装に変更され、同年8月25日に出場した。2020年3月14日のダイヤ改正での227系投入に伴う置き換えで2000番台ワンマン車が廃車となり消滅した。 瀬戸内地区地域統一色 塗色:■ JR西日本が2009年度から行っている地域別統一塗装の1つで、瀬戸内地方の豊かな海に反射する陽光をイメージした濃黄色の単色である。登場した当初は「幸福の黄色い電車」と呼ばれていたが、車体が黄色であることと、単色による合理化が国鉄末期(気動車の朱色5号塗り替え)を髣髴させる点をかけて、愛好者の間ではインターネットを中心に「末期色」と呼ばれている。 113系では、2010年6月に下関総合車両所に所属していたG-02編成のクハ111-139が本系列で初めてこの塗装を纏ったが、2年後の8月に廃車解体された。113系統一編成では、2012年5月26日に出場した岡山電車区所属のB-07編成が初めてこの塗装を纏っている。 四国色 111系がJR四国に継承された時に施された塗色である。アイボリーホワイト(クリーム10号)にJR四国のコーポレートカラーの水色(青26号)の帯を巻いていた。 JR四国リニューアル色 111系の代替としてJR東日本からJR四国に譲渡された車両に施された塗色である。編成毎に配色が変えられており、第1編成が空色+緑、第2編成がピンク+赤、第3編成が黄色+オレンジの配色であった。 体質改善車広島色(2010年10月10日 広島駅) 和歌山オーシャン色 113系和歌山地区地域統一色 瀬戸内地区地域統一色(2016年8月7日 三原駅)
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JR化後に採用の塗装
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「国鉄105系電車」の記事における「JR化後に採用の塗装」の解説
新広島色■■■白地にJR西日本のコーポレートカラーである「青」と広島県木であるもみじと山口県木であるアカマツをイメージした「赤」の帯が各1本ずつ入る。のちに台車や床下機器はグレー塗装とされている。現在は瀬戸内地域統一色に変更され消滅。 新和歌山色■■オーシャングリーンにラベンダーの帯が窓下に1本入る。2010年時点では新造車のみがこの塗装であった。2015年までに和歌山地区地域統一色に変更され消滅。 瀬戸内地区地域統一色■JR西日本が2009年度から行っている地域に合わせた統一塗装で、瀬戸内地方の豊かな海に反射する陽光をイメージして、濃黄色の塗装が施されている。2017年6月12日に全編成の塗装変更が完了した。 和歌山地区地域統一色■JR西日本が2009年度から行っている地域に合わせた統一塗装で、太平洋の鮮やかさをイメージして、青緑色の塗装が施されている。2010年には吹田工場に入場していた103系改造車のP4編成が青緑色の単色塗装に変更され、同年5月22日に出場した。以降順次塗り替えられ、2016年3月1日に全編成の塗装変更が完了した。2017年まで一部の編成は「奈良旅万葉ラッピング列車」となっていた。 新仙石色■■同線のスカイブルー(青22号)1色の103系が消滅するのと入れ替わるようにして登場。旧仙石線色から103系と同じスカイブルーの単一塗装に変更されたが、103系との識別のため、2か月ほどで細い白線2本が前面の窓下に追加された。 訓練車色a■■■■横須賀線久里浜駅構内にある横浜支社訓練センターで使用された訓練車の独自塗装。白色・青色・水色にアクセントとして黄色を入れている。 訓練車色b■■■■白を基調にオレンジの帯が窓下に1本入り、アクセントとして黄色と灰色が入れられる。八王子支社訓練センター(武蔵野線新秋津駅付近)で使用されていた。
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