JR化から1990年代以降の動向とは? わかりやすく解説

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JR化から1990年代以降の動向

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 15:44 UTC 版)

ブルートレイン (日本)」の記事における「JR化から1990年代以降の動向」の解説

JR継承され施策のうち、大きなものとしては、1988年開業した青函トンネルと、瀬戸大橋経由して運行される列車の運行がある。このうち前者にあたる「北斗星」は、個室寝台中心にした編成専用色とした「青に3条の金帯」への塗色変更食堂車時間指定を行うなど、従来列車とは著しく異なった列車として紹介され当時バブル景気風潮乗った豪華列車として成功した例となり、「トワイライトエクスプレス」や「カシオペア」に繋がるものとなったこのため以降青函トンネル通過するため運行経路経由地から"青函ブルトレ"と通称されることとなったが、「トワイライトエクスプレス以降車両塗色が青を基調としないものとなった関係で、これ以降寝台列車」=「ブルートレイン」の構図崩れた格好となった。 なお、「あさかぜ1・4号」(運行当時)でも先に述べた北斗星」のパイロット版として、列車グレードアップ試行されたが、運行車両会社思惑により、元祖たる"九州特急"を含む東海道・山陽本線経由寝台特急については、1990年代半ば以降前記施策継承はほとんど見られなくなった。 "九州ブルトレ"については、まず1993年3月18日ダイヤ改正食堂車営業中止されその後1994年12月3日ダイヤ改正歴史ある「あさかぜ1・4号」と「みずほ」臨時列車格下げその後いずれも廃止となったのを皮切りに運行区間短縮複数列車併結化による運行本数削減進められた。 2000年代後半からは九州ブルトレだけでなく関西 - 九州間や東京 - 中国地方間のブルトレについても急速に縮減進められた。背景には、新幹線航空機などの普及需要大幅に減少し夜間乗務員駅員確保することによるコスト車両運行必要な乗務員訓練コスト、距離を走るため複数鉄道会社をまたぐための調整コスト賄えなくなった赤字事業になったことにある。そのため、車両老朽化合わせて続々廃止されていった2005年3月1日ダイヤ改正「さくら」あさかぜ」が、同年10月1日には「彗星」が廃止され、翌2006年3月18日ダイヤ改正では「出雲」が廃止された。 2008年3月15日ダイヤ改正では「なは」「あかつき」が廃止され関西 - 九州間のブルトレ消滅したまた、最後まで寝台急行として残っていた「銀河」も同時に廃止された。 2009年3月14日ダイヤ改正では、「はやぶさ」と「富士」が廃止されたことにより、東京駅発着元祖ブルートレイン」は全廃となり、東海道本線山陽本線および九州島内からブルートレイン消滅した牽引機であるEF65形EF66形などといった電気機関車も、旅客列車定期運用がすべて消滅している。 JR東日本調査によると、2005年における東京から西へ向かうブルートレイン運行路線全体利用状況は、JR発足年である1987年利用者数と比較すると、21%にまで落ち込んでいた。 一方で高速道路網新幹線整備遅れていた北陸・東北方面は、西へ向かう列車に比べて比較的高い利用率上げていた。しかし、1994年12月3日ダイヤ改正「つるぎ」廃止されたのを皮切りに1990年代後半から廃止統合相次いだ1997年3月22日秋田新幹線開業に伴うダイヤ改正奥羽本線秋田駅以南)を経由するあけぼの」が廃止される。(但し「あけぼの」の列車名羽越線経由の「鳥海」を改称する形で存続。) 2002年12月1日東北新幹線盛岡八戸開業により「はくつる」が廃止となる。 2008年3月15日ダイヤ改正では「北斗星」、「日本海」が減便されたが、これは青函トンネル北海道新幹線供用する工事のための間合い時間確保」とされた。 2010年3月13日ダイヤ改正では、「北陸」が廃止となった2012年3月17日ダイヤ改正では「日本海」が定期運行終了し臨時列車格下げとなったが、2013年冬季以降運行されなくなった2014年3月15日ダイヤ改正では「あけぼの」が定期運行終了し臨時列車格下げとなったが、2015年夏以降運行されなくなった一方で2009年より、「北斗星」「カシオペア」等の牽引用として、EF510形電気機関車500番台)が新造されている(詳細該当記事参照)。しかし、このころ列車廃止説明として、国鉄時代からの主力車両であった14系24系客車老朽化があると説明されるケース出てくるようになる

※この「JR化から1990年代以降の動向」の解説は、「ブルートレイン (日本)」の解説の一部です。
「JR化から1990年代以降の動向」を含む「ブルートレイン (日本)」の記事については、「ブルートレイン (日本)」の概要を参照ください。

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