JR以外の鉄道・軌道事業者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 19:19 UTC 版)
「交通機関の喫煙規制」の記事における「JR以外の鉄道・軌道事業者」の解説
私鉄の場合は、主に都市部で通勤形電車やそれに準ずる車両を用いる大手私鉄や地下鉄などは禁煙で、JR中距離電車に匹敵する運行距離の列車(近畿日本鉄道大阪上本町 - 鳥羽間快速急行150.4 km)でも、原則禁煙となっている。 東武鉄道の館林駅・新栃木駅以北の路線末端区間の8000系車両など、4扉ロングシート通勤形電車では喫煙が認められていたが、日光線快速車両以外に灰皿は設置されておらず床面に焦げ跡が見られた。 富士急行は自社と日本国有鉄道の灰皿設置車両で喫煙可能であったが、臨時乗り入れする115系の臨時急行列車は高尾駅通過後の旧国電区間が禁煙区間で、これは「○○ - ○○間は禁煙」と車内表示するなど、優等列車も国電区間(関西以外)は禁煙区間であったことによる。後年、開業当初から禁煙であった中央高速バスに合わせて全列車禁煙となった。 2000年代以降はJR同様、専用車両を用いる優等列車でもほぼ全面禁煙となり、喫煙ルームは唯一近鉄特急が設置している。 関東地方の大手私鉄(東武鉄道・西武鉄道・京成電鉄・京王電鉄・小田急電鉄・東京急行電鉄・京浜急行電鉄・相模鉄道)と新京成電鉄・北総鉄道は、健康増進法が施行された2003年に、喫煙場所を全廃して駅構内を禁煙としている。つくばエクスプレスは2005年開業時当初から駅構内禁煙であった。伊豆急行は、2009年10月1日に、駅構内にある喫煙コーナーを撤去し、全駅で全面禁煙化を行っている。 中京地区は名古屋鉄道が2005年1月29日から、九州地区は西日本鉄道が2010年3月27日から、関西地区は2011年から南海電気鉄道・山陽電気鉄道・神戸電鉄・北神急行電鉄・大阪府都市開発・ 阪神電気鉄道 が駅構内を全て禁煙とし、阪急電鉄・京阪電気鉄道・近畿日本鉄道は喫煙場所以外で駅構内全て禁煙 としている。 第三セクター鉄道では、IGRいわて銀河鉄道が2011年9月から駅構内を全て禁煙 としている。 路面電車、モノレール、新交通システム、トロリーバス、ガイドウェイバスの軌道やOsaka Metro等、軌道線として特許された路線は軌道運輸規程で車内喫煙が禁じられている。大阪市営地下鉄や神戸市営地下鉄は、駅構内は全面禁煙で、駅長室や駅倉庫などに職員用喫煙所が見られる。
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