JR以外の区間外乗車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/07/31 10:06 UTC 版)
JR以外の鉄道事業者でも類似した制度を定め、旅客の利便性を図っている場合がある。 名古屋鉄道 枇杷島分岐点以西の名古屋本線と犬山線を乗り継ぐ場合で、東枇杷島駅と栄生駅を通過する列車を利用する場合、枇杷島分岐点 - 栄生駅または名鉄名古屋駅間の運賃は不要である。 名古屋本線豊橋方面と常滑線中部国際空港方面とを直通する列車に乗車する場合、折返しで重複乗車となる神宮前駅 - 金山駅間は区間外乗車として扱われるため運賃は不要である。これは豊橋 - 中部国際空港間の直通特急が設定された際に新設された特例であるが、現在は同系統の消滅により特例が適用される運用は存在しない。 近畿日本鉄道 布施駅以東の大阪線と奈良線を乗り継ぐ場合で、布施駅を通過する列車を利用する場合、布施駅 - 鶴橋駅間の運賃は不要である。 観光特急「あをによし」に、大和西大寺駅 - 近鉄奈良駅間を折返し運行する区間にまたがって乗車する場合、当該区間の特急料金・運賃は不要である。 南海電気鉄道 南海本線と高野線を乗り継ぐ場合、岸里玉出駅 - 天下茶屋駅間の運賃は不要である。 南海本線と加太線を乗り継ぐ場合、紀ノ川駅 - 和歌山市駅間の運賃は不要である。 福井鉄道 福武線の列車に福井駅停留場に立ち寄る列車（福井駅停留場 - 福井城址大名町停留場間が折返し運転となる）と立ち寄らない列車があるが、両列車で運賃が異なることはない。
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