キハ82形とは? わかりやすく解説

キハ82形 (1 - 110)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 10:57 UTC 版)

国鉄キハ80系気動車」の記事における「キハ82形 (1 - 110)」の解説

キハ82 106(左)キハ82 107車内(右) 1961年から1967年までに110両が製造された。キハ81形に代わって開発され本系列の貫通型先頭車である。発電セット床下搭載としてボンネット廃止し当時一般形準急形気動車急行形電車同様の貫通運転台採用した客室レイアウトキハ81形から、トイレ洗面所位置デッキ寄り変更売店廃止し客室拡大したため座席定員キハ81形より座席3列分12人多い52となった一時気動車特急代名詞的存在となり、スタイリングキハ181系キハ391系もとより民営化後製造されキハ189系373系電車にも受け継がれた。造形面での優美さ機能性兼ね備えた完成度の高い前頭形状は、今なお工業デザイナー鉄道愛好家から高く評価される正面貫通式で両側若干後退角伴ったパノラミックウインドウ(曲面ガラス付き高運転台は、星晃の手同年設計されクハ153形500番台にも採用され当時最新デザインであるが、灯具位置塗色違いから両者印象は相当に異なる。 153系電車などのような列車種別表示幕は設けず屋根両側前照灯標識灯セットとした横長のライトケースを設置した。パノラミックウインドウは、前面平面部分から曲面部分までがシームレス大きな一体型ガラスで、コスト高を押して採用された。窓下にはの翼を思わせる広幅赤帯塗装してアクセントとしており、このイメージは後のキハ181形にも多少改良伴いながら継承された。 貫通扉にはドアサイズに合わせた小型列車愛称表示板逆三角形特急シンボルマーク装備する貫通幌収納時には車体側の凹み面一格納され通常の貫通幌のように飛び出ることのないスマートな外観となった1963年昭和38年)製の46- はAU12形冷房装置搭載位置変更し5基に増設。さらに洗面所寄りにはダクト追加された。従来車両順次追設工事施工された。また1965年製の78- は台車をDT31B/TR68A形に変更した

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