パチンコ
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パチンコとは、ガラス板で覆った多数の釘が打たれた盤面上に小さな鋼球を盤面左下から弾き出し、釘に従って落ちる玉が特定の入賞口に入ると、得点あるいは賞球が得られる日本の遊技である。漢字表記は「自動球遊器」。最も一般的な営業形態は風俗営業として、客が遊技の結果得た鋼球をパチンコ店が指定する特殊景品と交換し、景品買取業者(古物商)が運営する景品交換所がそれを買い取る形で現金と交換するシステムとなっている。日本においては風俗営業に分類される。規制が年々強化され、2023年12月末時点でパチンコホール経営企業数は、前2022年同月末比で228社減少し1,825社、店舗数は526店舗減少で6,839店舗[2]。公益財団法人・日本生産性本部の余暇創研が2021年に発表した『レジャー白書2021』によると、日本のパチンコ・パチスロの市場規模(ホールでの貸し玉料の総計)は14兆6000億円[3]。ただしパチンコは客への還元率が85%程度と言われているので、ホールの実際の売上はこの15%程度である[4]。ダイコク電機が、2023年に発表した「DK SIS白書2023版」によると、パチンコの市場規模に相当する粗利規模は2.38兆円である[5]。
- 1 パチンコとは
- 2 パチンコの概要
遊技機
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遊技機
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1970年代後半頃までのパチンコ台には現在のようなハンドルはなく、玉を弾くスプリングを戻す強さの加減をレバーを使って手動で行いながら一発一発打つようになっていた(参考画像)。この微妙な力加減もパチンコ遊技の醍醐味であり、1952年公開の日本映画『生きる』では、そうした手動のパチンコ台が描写されている場面がある。現在のパチンコ台は玉の自動射出機構を備えており、ハンドルに手を添えるだけで玉を打つことができる。玉の射出頻度は、パチンコで0.6秒に1発、アレパチでは0.5秒に1発以内と規定されており、またハンドルに手を添えている間は永続的に玉が射出されるため、射出を一時的に停止させるストッパーの機能を持った押しボタンがパチンコ台に搭載されている。この押しボタンはハンドルの右手親指で押せる位置に取り付けられているものが殆どだが、中には2005年から2007年にかけて京楽が採用していた台枠「ビッグ バン」のように、ハンドルではなくハンドル真上の右手人差し指で押せる位置に取り付けていたものもあった。また、大都技研の台では、ハンドルに自動で玉の射出が最大出力となるボタンを搭載しており、大当たりで右打ちする際にハンドルを右に回さなくても右打ちできる機能を搭載している。なお、パチンコ遊技には最低限の技術介入が求められるため、ハンドルを硬貨や器具などで固定して遊技することは風営法で禁じられており、それを防止する目的として、ハンドルには素手で触れていることを検知するセンサーが取り付けられている(手袋をはめたままでは玉が射出されず、遊技できない)。このように、現在のパチンコ台ではハンドルが当たり前となっている中で、パチンコ台メーカーの業界団体である日本遊技機工業組合に2015年に組合員として新たに加盟したA-gonが、およそ40年ぶりとなる手動レバーを採用した新台「CRA-gon昭和物語」を発表、同年12月よりホールに設置した。 かつてのパチンコ台では、アタッカーは台中央の一番下の部分に取り付けられていた。また、抽選を開始する始動入賞口(以下、ヘソ)は中央部の液晶画面真下に設けられているのが一般的で、左打ち・右打ちいずれでもヘソに玉が入るようになっていた。だが、現在のパチンコ台では液晶画面が大型化したことや動く役物(ヤクモノ)が搭載されているため、ヘソは台中央より下部に移動し、また大当たり時の出玉の消化を早めるために最速でアタッカーへ届くよう、アタッカーは右端下部に取り付けられているものが殆どである。そのため、現在では通常時は左打ち、確変時は右打ち(ハンドルを右に目いっぱい回して最大出力)、としている台が主流である。また、電動チューリップ(以下、電チュー)もかつてはヘソに搭載されていたが、現在の台では電チューは右端のアタッカーの手前に設けられており、確変時またはチャンスタイム時の抽選のスピードアップに用いられるのみとなっている。 玉を貸し出すために所定のプリペイドカードを読み取らせる機器が付いたパチンコ機であるCR機の導入以降、1回の大当たり(特賞)の入賞球を増やしたり、確率変動(確変)を導入して大当たりの確率を高める代わりに特賞以外の入賞球を減らすなど、射幸心をあおる傾向にある。本来の風営法では客に射幸心をそそるおそれのある遊技機を禁止しているのにも関わらず、脱税対策を建前としたCR機の普及のために、射幸心をあおる傾向にある遊技機を認可したことが原因であると言われる。 現在のパチンコ台では、タイアップ機と呼ばれる、映画・ドラマ・漫画・アニメ・特撮ドラマなどの作品を題材にしたもの、あるいは著名芸能人が監修またはモチーフとするものが殆どである。ただ、作品や権利者によっては、ギャンブル(その他児童に提供できない商品・サービス)に対しキャラクターの使用は許可しない、とするケースも見られる。 2000年代に入ってからは、音楽業界がCDの売り上げが落ち込む中で、モチーフとするタレントの肖像権料に加え、リーチや大当たり演出中の楽曲使用による版権収入が(更に台の売り上げが伸びればインセンティブ収入も)見込めることから、パチンコ市場に大いに注目するようになった。実際に、2007年度のJASRAC賞で銀賞を受賞した「エヴァンゲリオンBGM」においては、パチンコ・パチスロでの著作権使用料が同楽曲の使用料全体の44%を占めており、パチンコ機から得られる版権収入がカラオケ・着うた等と並んで音楽業界において無視できない金額となってきたことを示した。また、パチンコ機やパチスロ機の大ヒットにより、パチンコ・パチスロユーザーが興味を持って「エヴァンゲリオン」や「北斗の拳」などモチーフとなった作品のDVDや原作本を買い求めることで新規ファンを獲得し、それらの人気復活に大きな貢献を果たしたことに加え、資金面に目途が立ち新作の製作に繋がるなど関連ビジネスが活性化したという側面も見せるようになった。 既に述べた通り、現在の遊技機はデジタル部品を駆使したデジパチが主流であり、ハイテクの塊でもある。本体内部のROMの性能向上と容量の増加により、モチーフとなったアニメやドラマなどの映像をほぼオリジナルのままリーチ演出や大当たり演出に組み込んだりできるようになったほか、LEDを使用したカラフルな演出や、盤面にある「役物(ヤクモノ)」も仕掛けが大型化・派手なものになるなど、進化を遂げている。中には牙狼シリーズのように台枠から役物が飛び出すものも登場している。ただ、その一方で、ハイテク化や装置の複雑化、チャンスボタンの代わりとなるギミックの搭載、サブ画面としての小型液晶モニターの搭載などもあり、1台あたりの販売価格が以前より高騰している。例えば2015年10月発売の「CRぱちんこ 仮面ライダーフルスロットル」の販売価格は発売当時史上最高額となる1台52万円であった。また、2017年5月発売の「CR必殺仕事人Ⅴ」は1台49万5000円であった。 インターネット上では、近年のパチンコ台をゲームにしたパチンコゲームと呼ばれるものも人気を集めている。 遊技機は国家公安委員会の指定試験機関である保安通信協会によって規定上の条件を満たしているか試験が行われ、その後各都道府県の公安委員会の検定を受け、その後ホールに設置され、所轄警察署が試験を行う。全ての試験を合格して初めて客が遊技することが可能となる。 検定の有効期間は3年間とされ、有効期間を過ぎた遊技機(いわゆる「みなし機」)は現行法下の遊技機については引き続きの設置は可能だが(一度店舗から撤去した遊技機の再設置は不可)、検定が満了しているため変更が一切認められない。そのため故障などの場合は、部品などの交換や修理が出来ないことから、故障のまま放置するか、新しい遊技機と入れ替える必要がある(故障したまま稼動を続けることは出来ない)。なお、過去に数度行われた「みなし機」撤去は、法が改正され遊技機の基準を満たさなくなったために行われたものであり、現行法が改正されない限り、現行法下での検定を合格した遊技機(以下「現行機」)は、検定期間が満了した際に撤去しなければならない、ということではない。 現行機については、検定の有効期間内に業界の自主規制基準である「中古遊技機流通健全化要綱」に基づいた認定を受けることで、認定日からさらに3年間設置運用(部品交換等の変更可)が認められるが、認定切れ時の再認定は事実上認められていないため(法的には不可能ではない)、最長でも検定合格から6年間経過するとほぼ強制的に「みなし機」扱いとなる。ちなみに再認定が困難なのは、型式要件を満たしていること保証するための書類等を遊技場が作成する必要があるためである(初回認定時は製造業者発行の検定書類などで対応できる)。 2015年11月以降に設置している遊技機においては、概ね以下の基準に沿って作られている。 初当たり時における大当たり確率の下限は1/320。また、異なる確率を採用する場合、2種類までの確率(低確率と高確率)を採用できる。 一連の大当たりで得られる遊技玉数の期待値は最大7200個(最初の大当り分を含まず)。 獲得出玉の期待値が6400個を超える場合、最大出玉の1/3もしくは600個以上の出玉が獲得できなければならない(最大が1800個未満の場合)。最低獲得出玉を最大出玉の1/3かつ600個以上…大当たり確率1/320以上1/260未満の機種 最低獲得出玉を最大出玉の1/4…大当たり確率1/260以上1/250未満の機種 最低獲得出玉を最大出玉の1/8…大当たり確率1/160以上の機種 確変継続率は上限65%(高射幸性タイプに適用。2016年5月以降に設置する機種) また、2018年2月より以下の新基準が施行された。初当たり時における大当たり確率の下限は1/320で変更ないものの、 大当り出玉数の上限は1500個(それまでは2400個) 小当たりラッシュの期待値を1500個(それまでは2400個) 継続率65%以上のリミッタタイプの最大出玉を6000個未満(それまでは7200個未満)に、一般電役の総量は4500個(それまでは4800個)に引き下げ 大当りラウンドの上限は10ラウンド(それまでは16ラウンド) 検定試験項目に、4時間における出玉試験を追加 大当り確率において6段階の設定が可能(スロットと同様) 4時間の遊技での出玉払い出し数を発射総個数の1.5倍未満とする このほか、2018年2月1日以前に検定を通過した機種は、検定期間満了まで設置可能(最長3年間)とされたことや、カードユニットとの接続仕様を明確にし、カードユニットが遊技球等貸出装置接続端子板に接続されていない場合に遊技球を発射できないことや、遊技球等貸出装置接続端子板を有さないものに確率変動機能は搭載できないことが明記された。また、型式名については種類ごとに判別できるように基本記号を型式名の最初に付与することとし、接頭辞はそれまでの「CR」に代わり、パチンコは「P」(第1号機種は、2018年8月より設置されたSANKYO「Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ」)、アレンジボールは「R」、じゃん球は「J」、ちょいパチは「Pちょいパチ」(現金機・その他は接頭辞なし)。さらに、のめり込み対策の強化を目的に注意喚起の統一フレーズの液晶表示も明記しており、表示契機は「大当たり後」と「客待ち中」の2ヶ所とし、表示時間は2秒以上、「パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。」と「のめり込みに注意しましょう。」の2つの統一フレーズを挿入することになっている。ほかにも、主基板のセキュリティ性能や周辺基板に関する取り決め等も明記されており、演出表示器に使用するデータ用ロムの記憶容量については総じて64ギガビットを上限とすることなどが挙げられている。
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遊技機
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パチスロマジンガーZ 新たな魔神の力 2017年2月にニューギンよりリリース。オリジナルロボとして「ゼウスマジンガー」が登場する。スクランダーロケットパンチ オリジナル装備。右腕にスクランダーを装着し、ロケットパンチを放つ。 デストロイマジンガー 魔神デヴァイスの力でマジンガーZが変貌した漆黒の魔神。6対の翼を持つ。 ゼウスマジンガー 魔神デヴァイスの力でマジンガーZが変貌した白銀の魔神。胸から出現する剣で戦う。
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遊技機
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「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」の記事における「遊技機」の解説
パチスロ 銀河機攻隊 マジェスティックプリンス 2015年8月に発表され、同年11月よりホールで稼働。ディ・ライトから発売され、共同原作のフィールズと共同販売する。 CR銀河機攻隊 マジェスティックプリンス(パチンコ) 2016年4月に大一商会より発売。フィールズと共同販売。
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遊技機
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パチスロそらのおとしものf(フォルテ)2017年7月よりDAXELにより導入開始。パチスロオリジナル新曲も5曲制作された。制作された新曲は『パチスロそらのおとしものフォルテ登場記念「そらのおとしもの オリジナル・ソングコレクション」(型番COCX-40079)にシリーズの主題歌等と合わせて収録され、2017年7月19日に日本コロムビアより発売された。 新曲 Missing Piece(歌:イカロス<早見沙織>、作詞:三浦誠司/作曲・編曲:岩崎元是) ギャンディライクエーモーション(歌:ニンフ<野水伊織>、作詞:三浦誠司/作曲・編曲:岩崎元是) 無敵さばいばる!!(歌:アストレア<福原香織>、作詞:三浦誠司/作曲・編曲:岩崎元是) PLEASE~メイレイデスカ?~(歌:イカロス&ニンフ&アストレア、作詞:三浦誠司/作曲・編曲:岩崎元是) Utopia Blue(歌:blue drop<歌:イカロス&吉田仁美>、作詞・作曲:三浦誠司/編曲:滝澤俊輔・岡野裕次郎)
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遊技機
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パチンコ「CRえとたま」 2016年9月にメーシーよりリリース。 ※2022年現在、設置されていた各店舗からは全機が撤去済み。 パチスロ「Sえとたま」 2022年4月にメーシーよりリリース。
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遊技機(パチンコ)
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CR月下の棋士〜連閃連勝編〜(サンセイR&D)2008年9月発売。
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