犯罪者とその関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 04:25 UTC 版)
「勇者警察ジェイデッカー」の記事における「犯罪者とその関係者」の解説
ドクトルガウス 声 - 戸谷公次 / 竹本英史(スーパーロボット大戦30) 磁力工学を悪用するマッドサイエンティスト。人呼んで「磁力の悪魔」。強奪したロボットを武器として改造し、犯罪組織へ売りさばく死の商人でもある。デッカードを強奪しようとしたが、勇太の呼びかけによって覚醒したデッカードに敗れ逮捕された。 結果的に、彼が起こしたこの事件により、「感情」を持ったデッカードが設定以上の性能を発揮する事が明らかになった。逮捕後は海上プリズンNo.6に収監されており、サタンジェイデッカー襲撃の際にブレイブポリスによって救出されているのが確認できる。 キャトー・ノリヤス 声 - 郷里大輔 自称「闇の魔人」。九字や式神を操る陰陽師だが、九字を途中で忘れる、バルバロッサの上でずっこけるなど間抜けな面が多い。東京を壊滅させるためエアマニア共和国空軍の兵器を盗み出すが、合体に成功したジェイデッカーに阻まれ逮捕された。逮捕後は海上プリズンNo.6に収監されており、サタンジェイデッカー襲撃の際にブレイブポリスによって救出されているのが確認できる。 ムッシュ・モンドー 声 - 梁田清之 「闇の仕事人」の二つ名を持つ裏社会きっての暗殺者。「ザンス」という喋り方が特徴的。ある筋から勇太の暗殺を依頼されていたが、失敗し捕らえられた。逮捕後は海上プリズンNo.6に収監されており、サタンジェイデッカー襲撃の際にブレイブポリスによって救出されている。 ドインク 声 - 島田敏 ピエロのようなメイクをしたバイオ科学者。部下のピエーロ(声 - 増岡弘)と共に「トレンドの素々」という特殊ガスを町に散布し、ハゲのカツラや全身タイツ等の妙なトレンドを流行らせた。 一見愉快犯的犯行であるが、最終的には思想操作による大衆支配を目論んでいた。勇太を「即効性・五月病の素々」によって無気力状態にする事でブレイブポリスの合体を封じ、彼を人質に取って同士討ちを強要するなどの戦術に出たが、ダンプソンと綾子の登場で形勢が逆転。最後は、対象を良い子にする「即効性・ニコちゃんの素々」の原液タンクをロボットにぶつけられた事で全身に浴び、ピエーロ共々見事に更生した状態で逮捕された。 若林 のびお(わかばやし のびお) 声 - 島香裕 「若林画材店」を営む、美術商兼バイオ科学者。一人称と口調が女性のそれだったりとややオカマの気があり、筋肉マニアで逞しい筋肉を特に好む。 芸術家志望でもあるがあまり才能はないようであり、本人も自覚している。鋳物業者として芸術家・二宮睦月(声 - 小杉十郎太)の作品の仕上げを請け負っていたが、それをバイオ粘土を使ったブロンズ像にすり替え美術館に運び込み、夜にそれを操って自分好みの芸術品を盗ませていた。自分のイニシャルが入った造形用のヘラを現場に落とすミスを犯すが、発見した勇太がそれを上下逆に読み、しかもそれが偶然二宮睦月のイニシャルになった(W・N→N・M)ため、捜査対象からは外れていた。最終的に、芸術を悪事に利用していた事に激昂した二宮に連続で頬を張り倒されたを受けた上で逮捕された。 逮捕後は海上プリズンNo.6に収監されており、サタンジェイデッカー襲撃の際にブレイブポリスによって救出されている。 幾何井田(きかいだ)三兄弟 声 - 森川智之(美輝)、巻島直樹(美灯)、結城比呂(美依) ロボットを過剰なまでに強化するマシンユニット「紅X」を使って銀行や宝石店を狙って強盗を働いていた兄弟。紅Xの開発者かつ科学者で傲慢な性格の長男・美輝(よしき)、強盗実行犯担当の粗暴な性格の次男・美灯(よしと)、美灯のサポート役で冷静冷徹な性格の三男・美依(よしや)の三人。逮捕後は海上プリズンNo.6に収監されており、サタンジェイデッカー襲撃の際にブレイブポリスによって救出される際に彼らに皮肉を言っていた。 エーリッヒ・フォン・ギガシュタイン3世 声 - 笹岡繁蔵 昆虫人間について研究していた学者。研究中に特定の周波が彼らを操る事が出来るのを知り、野心に目覚める。それ以後は自らが地下世界の王になろうと暗躍していた。 怪盗ライヤー 声 - 中村大樹 20年前、東京を震撼させた伝説の大泥棒。劇中に登場したライヤーは先代ライヤーの息子で、以前はロボットを使ったかなり荒っぽい手口で悪名を轟かせた強盗である。 先代は死の間際、ロボットを使う強盗に成り下がった息子に己の全てを明かし、若き日を共に生きた良きライバル・三浦警部(声 - 田中信夫)の定年退職を祝うように遺言していた。また、息子の方もそれを機にロボット強盗から足を洗う決心を固め、逮捕されるのを承知の上でライヤーの名を継いだ。息子の人相の全体的な輪郭は父とそっくりであり、人相照合で『別人』と判定されても三浦警部が頑として認めなかったほどである。最後はマルスを撃破され、倒れていたところを駆け寄った警部に素顔を見られた後、逮捕される。取り調べの際、「父は三浦警部と共に生きてきたあの時代(=20年前の東京)を本当に愛していた」と感慨深げに供述していた。 邪神インティ 声 - 有馬瑞香 数多くの文明を滅ぼしてきた古代の邪神。女性らしい姿で人間大の石像と、巨大で無骨な石像の二つの姿を持つ。人に取り憑き、その欲望を解放させ糧とする。心を持つブレイブポリスにも取り憑く事が可能で、マクレーンとドリルボーイに取り憑き「悪人を裁きたい」「サッカーがしたい」という欲望を解放させた。しかし、二度目にマクレーンに取り憑いた際、「欲望」の理解を深めて「インティを倒したい」という欲望を意図して抱いていたマクレーンの手で封印され、遺恨を絶つとばかりに止めを刺され粉々に砕け散るという自滅的最期を迎えた。 ロバート・キヨシ・稀井 声 - 松尾銀三 通称ボブ。違法ロボット改造技師。ダブロボット騒動の犯人かと思われていたが、実際は所有する機械から発するFパルスでダブロボットを扇動出来たことを利用していただけだった。 霧崎(きりさき) 声 - 中田和宏 巨大バイクを操る暴走ライダー。元ハイウェイパトロール所属の警官で、ガンマックスの元同僚。 ガンマックスとはパートナーを組み互いに信頼し合っていたが、実は武器ブローカーの裏の顔を持っており、押収した武器や違法改造車を暴走族に横流しし密かに利益を得ていた。これが発覚し懲戒免職された際、自分を売ったのがガンマックスだと思い込み怒りと恨みを胸に警察を去る(実際は霧崎の行動に不審を持っていた隊員が密告した事によるもの)。それ以来、「仲間」は何の役にも立たないもの、という全くの逆恨み思考になった。 暴走するバイクの画像データをガンマックスのそれに書き換え、「仲間に追われる屈辱と苦しみ」を味わわせるという復讐を行う。更に孤立したデッカードらを追い詰め破壊せんとするも、互いを信頼し合った二人の結束の前に敗れ、逮捕された。 ミル・アミーゴ 声 - 山寺宏一 ロボットプロレス「ガンクラップ」の主催者、その裏で誘拐したアスリートにロボットを操作させ賭博に利用する武器密輸組織のリーダー。ケンタウルスとミノタウロスが合体したようなロボットを操る。「華麗なる仮面盗賊」を自称する変装の名人で、掃除のおばちゃん、パン屋のおじさん、犬の着ぐるみを着た芸人など様々な顔を持つ。覆面の下には更に覆面を被っており、素顔は最後まで晒されていない。 アドルフ真藤(アドルフまどう) 声 - 中田和宏 人工フェアリー「フェイ」を作り出したバイオ科学者。自身の発明品に執着するが、他人の手に渡るくらいなら、とジャイロボットに乗り込み、平然とフェイを処刑した。それがドリルボーイの怒りを買い、スーパービルドタイガーに破壊され、逮捕された。 シスター七瀬(シスターななせ) 声 - 定岡小百合 ミッション系女子校「聖アンジェラ学院」の寮長。その正体は某国の工作員で、強力な超能力者。 サイキックエージェント候補探しのため学院に潜入し候補となる生徒を選別、ミサを利用し厳格過ぎる学院の校則への不満を煽り立て洗脳、ロボットを操る為の兵士へと養成していた。相当強力なサイキッカーだが、ブレイブポリスとの戦闘で力を使い果たし、逮捕された際には手錠を破壊する事すらできなかった。 バブルガム・シスターズ 声 - 篠原あけみ、夏樹リオ 自称「ハイテンションゲーマー」。姉は天才的な凄腕プログラマーで、妹は自分と姉以外をゲームのキャラクター程度にしか認識しない残忍な性格のゲーマー。 現実とゲームとの見境を持っておらず、自身らが開発したゲームを使って犯罪をゲーム化して楽しむ事を目的にする享楽主義の愉快犯。パワージョーを操ったルーアは彼女らが面白半分に作ったもの。敗れて逮捕された際にも「あたし達、ゲームしてただけなのに」と冴島の前で放言したが、「申し開きは署でしろ」と一蹴されている。 エドガー・ポプキンス 声 - 喜多川拓郎 シリコンハウエル社の社員で新型射撃管制システム「ガンピュレーター」の開発者。しかしボディの必要以上の改造を余儀なくされてしまう仕様故に、「自分の努力で実力を向上させたい」と反発したブレイブポリスと、彼らの心情を汲んだ勇太の判断によって採用を蹴られてしまう。そのため自信作を不要扱いされ、自身のプライドを傷つけられた事に激怒し、ブレイブポリスに挑戦状を叩き付ける。 奸智で追い詰めるも、ロボットの心を軽視していたがため彼らの行動を予測できずシャドウ丸に確保され、直後にガンピューレーターの敗北を見せつけられて絶望する。彼の暴走と逮捕が決め手となり、開発は中止という、彼自身にとっての最悪の結末を迎えることとなる。 間芝 史郎(ましば しろう) 声 - 子安武人 違法バイオシンジケートの科学者。本物は組織内の抗争で殺害されており、現れたのは彼のクローンで、オリジナルにあった胸の傷がない。 日記やビデオの映像から学び仕草等は本物と遜色ないが、嗜好などには違いが見られる。オリジナルの「天才を二人作る」という目的の為に生み出されたが、オリジナルが殺された事で組織を抜け、自分の生命保護のため自首した。自身がクローンである事を知っており、アイデンティティーや自分の人権の所在に悩みを抱いている。 久世 声 - 戸谷公次 間芝と同じ組織のバイオ科学者で、間芝を殺害した張本人。間芝を殺害して組織のNO.1になることを目論んだ。 ヘモ・レヴィン 声 - 中田譲治 ゴッドホエールを「神」として崇める宗教的自然保護団体のリーダー。 マギー・出門(でーもん) 声 - 千葉耕市 プラズマ工学を悪用してオバケを作り出し、大門町の住人追い出しを画策した「科学の地上げ屋」。外見はぬらりひょんそのもの。飄々とした態度で、自身の作り出すオバケを芸術と評しているが、綾子ごと屋敷を爆破し、罪を擦り付けようとするなど非道な性格。 円枢寺 靖子(えんすうじ やすこ) 声 - 叶木翔子 高価な車や昔の名車を強奪し売りさばく闇の自動車ブローカー。 変形式のトレーラーロボを使って、ドライバーごと目的の車を奪うと言う強引な手段をとっていた。「価値のある車は飾るだけで十分だから動かなくていい」と藤堂が直した車を笑顔で撃ち抜き、ガンマックスに対して「美しくないメカに用は無い」と言いながら容赦なく攻撃したりなど、非常に傲慢で自分勝手な性格。執事(声 - 一条和矢)から「お嬢様」と呼ばれている。 バラック星人 声 - 二又一成 宇宙の犯罪者。事故で行方不明になった宇宙開発機構のパイロット・ギャモン少尉に変装し地球に侵入した。 行方を追っていたハイジャス人からも、バラック星人ギャモンと呼ばれていた。
※この「犯罪者とその関係者」の解説は、「勇者警察ジェイデッカー」の解説の一部です。
「犯罪者とその関係者」を含む「勇者警察ジェイデッカー」の記事については、「勇者警察ジェイデッカー」の概要を参照ください。
- 犯罪者とその関係者のページへのリンク