犯罪者・ギャング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:07 UTC 版)
「ドラえもんの登場人物一覧」の記事における「犯罪者・ギャング」の解説
ドルマンスタイン 24世紀の大富豪。ドラえもん故障のきっかけを作った人物である。 初登場は『ドラえもん のび太の恐竜』で、そこまでは恐竜ハンターの黒幕として登場する。 『2112年 ドラえもん誕生』において、ドラえもんが「欠陥品」とされた理由がドルマンスタインの逃亡中の行為を原因とすること、ドラえもんがドルマンスタインの逮捕に協力した結果ミニドラが作成されたことが明かされた。 強盗 1巻「コベアベ」に登場。 横縞模様の服を着た強盗。包丁を持っており、子供であろうと容赦なく襲いかかる。 静香の家に押し入り、静香とその母を縄で縛り、金目の物を探していた。のび太が訪ねて来た為、追い返そうとするが、コベアベの効果で逆にのび太を招き入れてしまう。のび太がコベアベの演奏を中断した事で正気に戻り、のび太に襲いかかろうとするが、コベアベの効果で自分の財布や服をのび太にあげてしまい、最終的には警察に自首させられる形で逮捕された。 大泥 望助(おおどろ ぼうすけ) 声 - たてかべ和也(1979.6)→稲葉実(1995.12)→宮﨑聡(2016.5) 4巻「お客の顔を組み立てよう」に登場。 空き巣強盗で前科53犯の指名手配犯。野比家に(恐らくは盗み目的で)来たが、玄関に入った直後にのび太が帰って来たので「ご両親に大事な用があったが、留守じゃしようがない」と言ってごまかし引き返した。正体を知りたいとドラえもんがのび太に『モンタージュバケツ』を使い顔を作る。交番に貼ってある指名手配写真で正体を知ったドラえもんに、土管に隠れていた所をのび太と間違われて顔を直そうと言われ、彼を石で殴りモンタージュバケツを横取りする。子分が見つけた顔を変えたのび太を尋問し、使い方を教わった。顔をハンサムに変えようとするが、子分がボタンを押し間違え、目と口の位置があべこべになり、喧嘩をしてしまう。その後どうなったかは不明。 第2作第2期では、顔を変える際にのび太を口封じに殺そうとするなど凶悪性が見られたほか、警官たちがアジトに踏み込んできた際には変装して誤魔化し、のび太を誤認逮捕させて難を逃れている。結局、原作同様の末路を辿った上、道具を取り戻しにきたドラえもんとのび太を追って再び警官たちがアジトに踏み込んできてしまう。 大泥の子分 声 - たてかべ和也(1979.6)→宇垣秀成(1995.12)→志賀克也(2016.5) 4巻「お客の顔を組み立てよう」に登場。大泥望助を「兄貴」と呼び、慕っている。モンタージュバケツで大泥の顔に変えたのび太を本物の大泥と間違えて見つけ、アジトへ連れ帰ってしまう。その後、本物が現れたことでのび太を縛り上げ、脅して道具の使い方を白状させた。しかし操作を誤ってしまったため大泥の顔がとんでもないことになってしまい、仲間割れしてしまう。 未来の犯罪者 声 - 井上和彦(1979.6)→小杉十郎太(2009.3) 4巻「未来世界の怪人」に登場。 テンガロンハットをかぶった若い男性。その正体は22世紀の強盗であり、自分の秘密を知った者は子供であろうと容赦なく殺害する。 22世紀で強盗を犯し、タイムマシンで20世紀(テレビアニメ第2作第2期では21世紀)まで逃げるが、四次元カバンを落としてしまう。四次元カバンを拾ったジャイアンによって罠にかかったのび太を助け、彼にジャイアンの案内を頼んだ。空き地でジャイアンを発見した際、タイムテレビで自分の素性を知られてしまった為、その場にいたドラえもんとのび太、ジャイアンを口封じで殺害しようとするが、間一髪のところでタイムパトロールに逮捕された。 第2作第2期では、最新のひみつ道具を駆使して、空き地でドラえもん達を追い詰めた矢先、ジャイアンを探している最中の母が現れ、邪魔になったことから「ババア」と呼んだことで激怒した彼女に大根で殴られ気絶する。その後、原作同様タイムパトロールに逮捕された。 浮浪者 18巻「コーモンじょう」に登場。 空き地の土管の中に住んでいる。「人を殺した経験がある」「俺の悪事を大人に告げ口したら殺す」と子供を恐喝しており、一日に20円を持って来させている。金の支払いを拒否したのび太に襲いかかろうとするが、のび太はドラえもんのひみつ道具「コーモンじょう」を飲んでいた為、のび太の名を聞いただけでひれ伏してしまった。その後、引っかからないよう耳に綿を詰めて襲おうとするも、のび太の名を聞いてひれ伏せてしまった警官がそばにいた為、襲う事が出来なかった。原作・アニメでは男がのび太と警官の様子を見た所で話が終わっており、その後の結末は不明である。 土路 坊太(どろ ぼうた) 24巻「六面カメラ」に登場。 のび太の近所のビルに押し入った泥棒。防犯カメラには後ろ姿で写っていたが、のび太が『六面カメラ』で顔を知る。のび太に質問され、顔を知られたと思い連れ去った。ナイフを購入するまでボロアパートに監禁させるが、のび太が六面カメラでドアを撮影し、廊下側に貼られた名刺の写真の裏に手紙を書き、『空とぶ切手』を貼ってドラえもんに届けた。購入したナイフでのび太を殺害しようとするも、ドラえもんが呼んだ警官によって逮捕された。 ライオンの飼い主 声 - 肝付兼太(1981.12)→後藤史彦(2007.8)→星野充昭(2019.5) プラス5巻「イイナリキャップ」に登場。 ドラえもんやのび太達が住む町の近所に住む男性。ベレー帽と尖った口が特徴。ライオン(声 - 大山高男〈1981.12〉→楠見尚己〈2007.8〉→江川央生〈2019.5〉)を近所に捨てる等、非常識で無神経な性格。ライオンを小さい時から育てたが、育ちすぎたという身勝手な理由でライオンを近所に捨てた。のび太とジャイアンが襲われる事態になり、ライオンを捕らえた時に堂々と現れ、「育ちすぎたから捨てた」「欲しけりゃあげる」と発言した。事件の元凶であるにも関わらず、反省の色を見せない態度に駆けつけた警官の怒りを買い、警察に連行され、ライオンは動物園に引き取られた。 ギャング集団 24巻「ガンファイターのび太」に登場。 西部時代のアメリカのモルグ・シティで強盗や暴力を行っており、今まで止めに入った保安官達を返り討ちにしている。30人で押しかけて町を襲おうとするが、ドラミからドリームガンを渡されたのび太によって、全員眠らされて全滅。 テレビアニメ第2作第1期(1987.4)では、ボスがジャイアンと同じ顔立ちのジャイゴ、腹心がスネ夫と同じ顔立ちのスネークという設定になっており、性格もどこか彼らに少なからず似ている。スネークはのび太の攻撃で銃と服を脱がされ、パンツ一枚の状態と化し、スネ夫のように許しを請いつつもそのまま眠らされ敗れる。ジャイゴは、ドラえもんから奪ったドリームガンを手にのび太との早撃ちに挑むものの敗北。 アニメ第2期(2018.1)では集団がワイルドパンチという名前になっており、ボスは目の下にクマがある男(声 - 山口太郎)という設定になっている。騙し討ちを仕掛けるが、のび太の乱射によって倒された。 町で住人を引きずり回していた2人組の部下はのび太によって捕まるが、倒され方が原作やアニメでは異なる。原作では拳銃で肩や横腹を撃たれ、負傷した状態で捕まった(一命は取りとめている)。テレビアニメ第2作第1期では、トムとジェリー(声 - 千葉繁、稲葉実)という名前が付けられており、プラスチックの弾を馬の鼻の穴に当てられ、馬から落ちた形で捕まった。第2期では、プッチ(声 - 後藤光祐)とキット(声 - 白石稔)という名前が付けられており、のび太に拳銃で銃を弾き飛ばされて撤退し、夜の襲撃で町長の娘を人質にとるが、のび太によってドリームガンで眠らされた(なお、この時ドラえもんに身体中落書きされた)。 殺し屋ジャック 藤子・F・不二雄大全集1巻「ドラえもん未来に帰る」に登場。 未来から逃亡してきた凶悪犯で、長い前髪の金髪と頬の傷が特徴の男。 未来の世界における全世界規模の指名手配犯で、22世紀に居場所がなくなった為、20世紀を対象とした時間旅行ツアーの客に紛れ込み、のび太の時代に逃げてきた。野比家に到着して以後は、玉子を家に暫く匿うよう銃で脅そうとしたが、ドラえもんの乱入でなし崩し的に失敗。その後、時間旅行ツアーの団体客が暴れまわる中でその正体を明かし、逆上して皆殺しにしようとしたが、駆けつけてきたタイムパトロールの一斉射撃で黒焦げにされダウンした。
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