名人戦 (将棋)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 名人戦 (将棋)の意味・解説 

名人戦 (将棋)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 16:44 UTC 版)

名人戦(めいじんせん)は、毎日新聞社[注 1]朝日新聞社[注 1] および日本将棋連盟主催の将棋棋戦で、タイトル戦のひとつ。将棋界近代化にあたり、江戸時代以来の終身位名人制を廃し、短期実力制によって名人を選ぶべく、1935年昭和10年)に第1期が開始された(第1期リーグ戦は1935年から1937年にかけての2年間)。タイトル戦の中で一番長い歴史を有し、七番勝負の勝者は名人のタイトル称号を得る。名人位は竜王位とともに将棋界の頂点とされている。


注釈

  1. ^ a b c d 名人戦・順位戦を共催する2社の表記順は、偶数の期が「朝日新聞社、毎日新聞社」の順、奇数の期が「毎日新聞社、朝日新聞社」の順となる[19]
  2. ^ 萩原は、神田を支持した花田・金子が脱退した際に欠員補充として昇段した。なお、神田については脱退時に八段昇段したとする主張が連盟によって追認されているため、萩原の昇段日は神田よりも後である。
  3. ^ 他の棋戦タイトルでは通算三期の獲得によって九段昇段の条件を得る。
  4. ^ 八段格として特例による参加。なお、現役当時の表記は阪田ではなく坂田。
  5. ^ 予選ではなく近年の好成績により七段ながらリーグ参加権が認められた。
  6. ^ 将棋ソフト不正使用疑惑騒動により途中休場。三浦の地位保全のため、翌76期は三浦を含む11名で行われた。
  7. ^ 番勝負1局目1日目時点。挑戦決定は丸田祐三戦(1960年3月21日)時の20歳80日。
  8. ^ 1回戦時点。A級昇級が確定した高柳敏夫戦(1958年2月27日)時点では18歳57日。
  9. ^ 在位は50歳362日まで。
  10. ^ 番勝負第1局1日目時点。挑戦決定は63歳10日時点。番勝負最終局は63歳82日まで。
  11. ^ 1回戦時点。その後、1992年7月26日年没(69歳135日)
  12. ^ 休場の経緯は将棋ソフト不正使用疑惑騒動を参照。
  13. ^ 磯辺真季は、1995年1月 - 3月のNHK将棋講座で佐藤康光のアシスタントを務めている。
  14. ^ 2011年名人戦の司会兼聞き手のアナウンサーは、第2局から局順に、堀伸浩長野亮後藤理吉岡大輔泉浩司・長野亮(NHK囲碁と将棋 タイトル戦中継 2011年6月23日閲覧)。

出典

  1. ^ a b 天狗太郎『昭和「将棋指し」列伝』(時事新報社)P.24
  2. ^ 『現代囲碁大系 別巻 現代囲碁史概説』(林裕)P.46
  3. ^ 関根金次郎声明・『将棋世界「将棋名人戦」~昭和・平成 時代を映す名勝負~』(マイナビ出版刊行)P.37
  4. ^ 『現代囲碁大系 別巻 現代囲碁史概説』(林裕)P.46
  5. ^ 第74期名人戦・開催地公募のお知らせ 日本将棋連盟・2015年8月21日閲覧
  6. ^ 「味が悪かった」規定変更 名人戦、今期から何が変わるのか - 毎日新聞・2022年4月4日
  7. ^ 将棋の渡辺くん』(伊奈めぐみ著、講談社)第6巻 pp.52 - 53
  8. ^ a b 名人位の賞金総額を推計する - 将棋ペンクラブログ・2013年12月20日
  9. ^ 週刊将棋編「名局紀行」毎日コミュニケーションズ P.101
  10. ^ 『将棋名人戦 ~昭和・平成 時代を映す名勝負~』(将棋世界編集部編、マイナビ、2014年)p.38
  11. ^ a b 『将棋名人戦』p.43
  12. ^ 将棋世界「巨匠が語る将棋界今昔 木村義雄vs倉島竹二郎」1985年7月。
  13. ^ 加藤治郎『昭和のコマおと』(旺文社文庫)P.161
  14. ^ 『将棋名人戦』p.49
  15. ^ 将棋世界2018年3月号。
  16. ^ a b 大山康晴・羽生善治・藤井聡太…将棋の醍醐味、テレビで”. 日本経済新聞 (2023年2月8日). 2023年6月2日閲覧。
  17. ^ 史上初!!全5対局完全生中継「将棋界の一番長い日」(囲碁・将棋チャンネル)
  18. ^ a b 七番勝負の中継は対局後のインタビューおよび大盤解説会場での挨拶まで行なわれる。感想戦の様子はABEMAでは中継されず、主催者の朝日新聞、毎日新聞による配信でのみ中継される。
  19. ^ a b 飛龍(中継記者)『将棋世界』 2024年3月号(月刊順位戦レポート)、マイナビ出版日本将棋連盟、164頁。 
  20. ^ 加藤治郎『昭和のコマおと』(旺文社文庫)P.159-160
  21. ^ a b c 近代将棋(1976年12月号)』近代将棋社(国立国会図書館デジタルコレクション)、34-35頁https://dl.ndl.go.jp/pid/6047032/1/20 
  22. ^ a b 近代将棋(1976年11月号)』近代将棋社(国立国会図書館デジタルコレクション)、30-32頁https://dl.ndl.go.jp/pid/6047031/1/18 
  23. ^ 近代将棋(1976年12月号)』近代将棋社(国立国会図書館デジタルコレクション)、36-37頁https://dl.ndl.go.jp/pid/6047032/1/21 
  24. ^ 週刊将棋編『将棋ファン読本』(毎日コミュニケーションズ)P.15 井口昭夫「不死鳥・大山の将棋人生」
  25. ^ 田丸昇『将棋名人戦秘話』(マイナビ)P.65
  26. ^ 田丸昇『将棋名人戦秘話』(マイナビ)P.66
  27. ^ 田丸昇『将棋名人戦秘話』(マイナビ)P.70



「名人戦 (将棋)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「名人戦 (将棋)」の関連用語

名人戦 (将棋)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



名人戦 (将棋)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの名人戦 (将棋) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS