NHK杯テレビ将棋トーナメントとは?

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NHK杯テレビ将棋トーナメント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/17 02:59 UTC 版)

NHK杯テレビ将棋トーナメント(エヌエイチケイはいテレビしょうぎトーナメント)は日本放送協会(NHK)が主催する将棋棋戦であり、NHK Eテレで放送されているテレビ番組である。創設当初は「NHK杯争奪 将棋トーナメント」と称されていた。




  1. ^ 本番組や「将棋フォーカス」などでは、たとえタイトル保持者であっても、名前の後ろにNHK杯とのみ付けて呼ばれることが多い。他の番組では、2002年度後期の「将棋講座」で講師の森内俊之が「名人・NHK杯」と称されたように、タイトル称号と併記されることもある。また、第30回優勝の有吉道夫までは称号が「NHK杯選手権者」ではなく「NHK杯保持者」とされていた。かつて司会を務めていた永井英明は番組内で「NHKチャンピオン」と紹介することがあった(「選手権者」は"Champion"の意訳である)。
  2. ^ NHK杯戦、朝日杯将棋オープン戦銀河戦の3棋戦が、全棋士参加棋戦に該当する。
  3. ^ 対象棋戦として加古川青流戦YAMADAチャレンジ杯は対象外となっている。
  4. ^ 将棋日本シリーズは棋戦のシステム上、出場者自体がタイトル保持者や順位戦B級1組以上になることがほとんどであるが、過去には1992年にC級2組在籍で王位のタイトルを獲得した郷田真隆が、翌年の王位失冠後に日本シリーズ優勝。優勝翌年も前回優勝者の資格で日本シリーズ出場と優勝を重ねて3連覇まで達成し、優勝翌年度のNHK杯戦も1回戦シードで出場したことがある。
  5. ^ NHK杯戦への参加資格を持たない奨励会員は、優勝してもシード対象とならない(2013年度新人王戦優勝の都成竜馬は翌年度の第64回NHK杯戦に出場していない)。ただし、奨励会員が新人王戦参加中に四段に昇段して棋士となって優勝した場合は本戦シード対象となる(第38回本戦初出場の森内俊之と第57回本戦初出場の糸谷哲郎)。
  6. ^ 成績優秀による選抜者の人数は、32名から他のシード者数を引いたものとなる。選抜者の決定は前年1月から12月における対局数、勝数、勝率の3部門の各順位を合計した総合ランキングによる。同順位の場合は、年度一覧の順位が優先される。
  7. ^ 過去には「名人は後手」の規則があった。
  8. ^ 第61回(2011年度)から現行の持ち時間。第44回(1994年度)から第60回(2010年度)まで各15分であったものが、各10分に短縮された。第36回(1986年度)から第43回(1993年度)までは、現在と同じ持ち時間であった。さらに過去には、予選と同じく持ち時間各20分、切れたら1手30秒未満(考慮時間なし)であった。その当時には決勝のみ各30分となることがあった。
  9. ^ 千日手2回が発生した2011年6月5日放送分(第61回1回戦・佐藤康光永瀬拓矢)では、当初の対局では両者が考慮時間を1分も使わずに千日手が成立。指し直し局は考慮時間10分ずつが与えられ、余りが3分と1分の状態で千日手が成立。再指し直し局は考慮時間5分ずつが与えられて行われた。その次週の6月12日放送分(1回戦・有森浩三阿部健治郎)で、またも千日手が発生。このときは当初の対局で有森は考慮時間を使わず10分残し、阿部だけが考慮時間を3つ使った。そして、指し直し局ではそのまま有森に10分、阿部に7分の考慮時間が与えられた。なお、この指し直し局で阿部が最初の考慮時間を使ったとき、記録係は「阿部四段、4回目の考慮時間に入りました。残り6分です」と考慮時間の回数を当初の対局からの通算回数でコールした。
  10. ^ 東西の出場枠数は各所属の予選参加人数に応じたものとなる。また、1枠が東西混合枠となる場合があり、混合枠では東西どちらかで先に対局を行い、勝ち残った1名が遠征して予選決勝を戦う。
  11. ^ 第68回NHK杯将棋トーナメント決勝戦は2019年3月17日(日)に放映された[1]。第69回NHK杯テレビ将棋トーナメント出場女流棋士決定戦は2019年3月24日(日)に放映された[2]
  12. ^ 谷川の本戦初出場は26人選抜時代の第30回であり、それも含めると谷川の出場回数は41回となる。
  13. ^ 大山は第42回(1992年度)で2回戦シードされていたが、対局前に死去している。中原は第58回(2008年度)で2回戦シードされていたが、対局前に病気休場している。
  14. ^ 名誉NHK杯の認定証は、当番組ではなく、2012年4月8日に放送された『将棋フォーカス』初回放送で授与式が行われた。
  15. ^ 同例は囲碁将棋ともに日本経済新聞社主催となる王座戦の「名誉王座」がある。
  16. ^ NHK杯戦も含めた複数の棋戦でシード権が得られるタイトル戦の永世称号と異なり、名誉NHK杯の称号はNHK杯以外の棋戦でシード権などの特典はない。
  17. ^ 加藤桃子女王は「タイトルを保持する女性奨励会員」として、出場女流棋士決定戦に参加・優勝し、第68回(2018年)NHK杯に「女流棋士枠」で出場した。この時の加藤は女流棋士ではなかったが、本棋戦においては「女流棋士の扱い」であった。
  18. ^ NHK将棋 - Eテレ - トーナメント日程・概要 - トーナメント表を見る」に「第68回出場資格 本戦シード32名(中略)⑤出場女流棋士決定戦による勝者」と記載されている。
  19. ^ 例えば、2019年度の第69回NHK杯戦について、出場女流棋士決定戦は2019年3月24日(日)に放映されたが[2]、日本将棋連盟公式サイトの「第69回NHK杯<予選>[4]」では言及が一切ない。
  20. ^ 複数の女流棋士出場枠が設けられている男性棋戦では、理論上は、女流棋士が複数勝ち上がり、勝ち上がった女流棋士同士が対局することがありえるが、そのような事例はまだ存在しない。
  21. ^ 第63回(2013年度)と第66回(2016年度)は、出場女流棋士決定戦を行わずに、本戦に出場する女流棋士1名を決定した。
  22. ^ 里見香奈(女流名人・女流王将・倉敷藤花)および加藤桃子女流王座)は奨励会員のため不参加。
  23. ^ 里見香奈(女流名人・女流王将・倉敷藤花・女流王位)および加藤桃子女流王座)は奨励会員のため不参加となり、出場資格を持つ者が上田のみであったため女流予選は行われなかった。
  24. ^ a b 里見香奈(女王・女流王座・女流名人)は奨励会員のため不参加。
  25. ^ 奨励会員の加藤と里見香奈(女流名人・女流王位・倉敷藤花・女流王将)が女流タイトルを独占し、出場資格を持つ女流棋士が一人もいなくなったため、連盟の推薦により加藤が出場。
  26. ^ a b 女流五冠(女流王座・女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花)の里見香奈は出場辞退。
  27. ^ ハイビジョン放送には第58回(2008年度)の1回戦第1局(2008年4月6日放送分)から対応している(アナログは14:9サイズ)。デジタル教育テレビでは通常サブチャンネル3(023ch)で独自編成(マルチ編成)を行なっていたため、16:9の標準画質で放送されていた。
  28. ^ ただし、駒には「」と「玉」があるため、慣例で上位とされている対局者が「王」を使用している。
  29. ^ タイトル戦の現地や将棋会館での大盤解説会・ニコニコ生放送AmebaTVの中継では女流棋士が「聞き手」を務めるが、NHK杯では同様の役割を「司会」と表現する。
  30. ^ 記録係と棋譜読み上げはそれぞれ、年度ごとに担当する2名がおり、対局ごとにそのいずれかが務める。以前は棋譜読み上げを蛸島彰子が長らく務め、記録係も山下カズ子谷川治恵などの女流棋士が務めていた。かつて放送されていた「テレビ将棋対局」(テレビ東京)でも、読み上げ・記録はどちらも女流棋士であった。なお、同じテレビ棋戦の「銀河戦」(囲碁・将棋チャンネル)では第1期から記録係しかおらず棋譜読み上げは行われていなかったが、第21期からはNHK杯同様棋譜読み上げ係が設けられている。
  31. ^ 例として2017年の藤井聡太藤井聡太四段が13連勝、NHK杯1回戦に勝ち記録更新 - 産経ニュース・2017年4月17日など)のケースなど。藤井のケースは#エピソードで詳述。
  32. ^ トーナメント表に記載されている段位・タイトルは収録当時のもので、収録後に昇段・タイトル獲得・タイトル陥落があった場合は字幕でフォローされる。対局者・解説者・棋譜読み上げ・記録係がこれに該当する場合も、同様の措置がとられる。例として、第64回で記録係の1人であった黒沢怜生(当時奨励会三段)は、期間中に四段プロデビューしたために該当する。
  33. ^ 奨励会入会時の段級位と時期(プロ編入試験合格者はその時期)、四段デビュー時期、現在の竜王戦・順位戦のランク(及び保持しているタイトルと竜王戦ランキング戦で優勝していればその事実、女流棋士枠で出場した場合は女流棋戦での実績)、NHK杯本戦出場回数、トーナメントの勝ち上がり方(初戦の場合は、予選からの勝者は予選で対局した相手、本戦シード者はシードされた理由(抽選時順位戦B級1組在籍だったが、その後収録時点でB級2組に陥落した場合は「規定により」などと濁した形で紹介される))が紹介される。
  34. ^ 1994年度から長らく画面情報で紹介していたが、現在はNHK杯テレビ囲碁トーナメント同様口頭のみで紹介している。
  35. ^ 映像が残っていなかった為、対局の当事者である加藤が自戦を解説しつつ述懐した。
  36. ^ 升田幸三はすでに引退、米長邦雄は名人獲得前。
  37. ^ 佐藤姓の出場者は3人のみであり、3人とも準決勝まで進出した。もう1人の進出者は橋本崇載八段。
  38. ^ 2017年当時の対局者では、番組オープニングの佐藤康光NHK杯、1回戦の佐々木勇気六段、3回戦の中村修九段が和服で登場していたが、それ以外では極稀なケースである。
  39. ^ 29連勝のうちの4勝はNHK杯戦予選の3勝と本戦1回戦の1勝。
  40. ^ 中学在学中にプロデビューした棋士のうち、加藤一二三と谷川浩司はデビュー当時のNHK杯戦のシステム上、新四段での出場は不可能だった。羽生善治はデビュー翌年となる第36回(1986年度)で中学在学中に予選を勝ち抜いて本戦出場を果たした。1回戦の対福崎文吾戦は高校入学前の1986年3月24日に収録が行われ、羽生が勝利。
  41. ^ 森内は同対局の解説を務めた。
  1. ^ 羽生善治九段VS郷田真隆九段 優勝を手にするのは? NHK杯将棋トーナメント決勝戦” (日本語). 日本将棋連盟 (2019年3月17日). 2019年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月7日閲覧。
  2. ^ a b NHK将棋番組放送予定” (日本語). 日本将棋連盟 (2019年3月22日). 2019年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月7日閲覧。
  3. ^ 『NHK杯 伝説の名勝負』 p.194 千日手などのアクシデントに備え、放送枠は3時間40分がとられた。
  4. ^ 第69回NHK杯戦<予選>”. 日本将棋連盟. 2019年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月7日閲覧。
  5. ^ 女流棋士通算成績” (日本語). 日本将棋連盟. 2019年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月7日閲覧。
  6. ^ NHK杯テレビ将棋トーナメント 真剣勝負の将棋収録 撮り直しきかぬ公式戦 毎日新聞2017年4月14日東京夕刊 ウェブ版2017年4月17日閲覧
  7. ^ 2011年3月の全対局(日本将棋連盟)
  8. ^ 第60回NHK杯テレビ将棋トーナメント決勝戦放送時間のお知らせ(日本将棋連盟・2011年3月24日)
  9. ^ 「第60回NHK杯将棋トーナメント」「将棋講座」再放送のお知らせ(日本将棋連盟・2011年4月1日)
  10. ^ 「復活!ラジオNHK杯トーナメント」のお知らせ(日本将棋連盟)
  11. ^ 「将棋界にも緊急事態宣言の影響。タイトル戦は延期に、NHK杯はアンコール放送に
  12. ^ 藤田綾女流二段、休場のお知らせ(日本将棋連盟、2018年08月13日)
  13. ^ 「復活!ラジオNHK杯トーナメント」(NHK)
  14. ^ 『もう一度見たい! 伝説の名勝負』NHK出版、p.13で羽生が証言。
  15. ^ 日本将棋連盟の対局規定(2017年8月20日確認)にあるように、「10」と読まれた時点で時間切れ負けとなる。
  16. ^ 棋譜(NHK杯 テレビ将棋トーナメント)
  17. ^ 『もう一度見たい! 伝説の名勝負』NHK出版、p.160での蛸島彰子の証言。
  18. ^ 日本将棋連盟の対局規定(2017年8月20日確認)には、「対局者が秒読みの最中に駒を手から落とした場合には、指で盤面部分を押さえ、どう指すかを言えば着手の代用と認める。」とある。
  19. ^ 『NNK杯 伝説の名勝負』p.90
  20. ^ 『NHK杯 伝説の勝負』 p.204
  21. ^ 翌週3月27日放送の決勝戦冒頭で、この39手での勝利は、トーナメント本戦においては史上最短手数であると紹介された(予選会を含めるとどうなるかは不明)。
  22. ^ “藤井七段、今泉四段に敗れる NHK杯1回戦”. 毎日新聞. (2018年7月15日). https://mainichi.jp/articles/20180715/k00/00e/040/233000c 2018年8月13日閲覧。 
  23. ^ 将棋・佐藤紳哉六段は新スター? Ameba News
  24. ^ 放送(2011年6月5日)にて司会・聞き手の矢内理絵子談。
  25. ^ 伊藤かりんのフォーカスダービー観戦記”. AERA (2017年10月11日). 2017年10月12日閲覧。
  26. ^ NHKネットクラブ 将棋フォーカス「玉の早逃げ八手の得」”. 日本放送協会 (2017年7月23日). 2017年8月30日閲覧。
  27. ^ “藤井四段と森内九段の対局生放送 9月3日NHK杯”. 毎日新聞. (2017年8月17日). https://mainichi.jp/articles/20170818/k00/00m/040/076000c 2017年8月30日閲覧。 
  28. ^ 毎日新聞・将棋班のツイート(2019年3月18日)


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