マクダック家
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「わんぱくダック夢冒険」の記事における「マクダック家」の解説
スクルージ・マクダック 声 - アラン・ヤング、パット・フレイリー(若い頃) /内海賢二/北村弘一(小形満) 架空の町ダックバーグに住む年老いたアヒル。非常にケチで気難しくいつも金儲けのことを考えており、財産分与を嫌って生涯独身を通すと決意しており、そのせいで何度か金絡みの病気にかかったことがある。その一方で、自分の財産以上に身内に重大な危機が及んだときには惜しみなく大枚をはたく一面も持ち、特にウェビーに対して甘い。 スコットランド出身。生まれて初めて自分の手で稼いだ10セント硬貨(幸運のコイン)が米国のものであったことから米国に興味を持ち、渡米。各地を転々とした後、ゴールドラッシュ最中のクロンダイクを訪れて金塊を発見する。以後も資産を増やす機会に恵まれ、最終的に世界一金持ちになった。 趣味は、大量の金貨を保管してある金庫をプールに見立てて泳ぐことや硬貨を上に積み上げていくことなど。レジスターをピアノのように演奏したり、バグパイプの演奏を好むが下手。 ヒューイ・デューイ・ルーイ 声 - ルシー・テラー/羽村京子、折笠愛、千原江理子/坂本千夏 ドナルドダックの甥。ワンパク盛り、いたずら大好きの三つ子。サバイバルの指南書である冒険少年ガイドブックを愛読しており、冒険の際にはたびたびこの本を利用する。冒険少年クラブのメンバー。姿が酷似しているが、ほとんどの場面でヒューイが赤色、デューイが青色、ルーイが緑色の服を着ているので見分けることは容易。ただし、いつもの服を脱ぐと本人達ですら自他の区別ができなくなってしまうらしくデューイはこのことを嫌がっているが逆にこれを利用して敵を欺いたことがある。ヒューイが三つ子のリーダー格で、デューイは最も賢く、ルーイが最も創造力がある。 ウェビー・ヴァンダークワック 声 - ルシー・テラー/天野由梨/遠藤勝代 ビークリーの孫娘。スクルージがビークリーに住み込みで働いてほしいと頼んだ際に、ビークリーが「ウェビーも一緒に住ませてくれるなら」という条件で一緒に来ることになった。いつも三つ子の仲間に加わろうとするものの、女の子の遊びをしようとするので嫌がられ、普段は一人でいるかビークリーやダックワースと一緒にいることが多い。一方で三つ子顔負けの行動力を発揮することも多く持ち前の純粋さで悪党までの心を開かせることもある。冒険少年クラブのメンバー。動物が好きでいつも自分に似たぬいぐるみを持ち歩いている。 ダックワース 声 - チャック・マッキャン/藤本譲/藤本譲 マクダック家の執事のイヌ。いつもすました顔をしているが、スクルージに対する忠誠心は厚く一度、些細なことで解雇された際、ショックを受けるほど。またランプの魔人の邪悪な本性をいち早く見抜いたり、相手チームの卑怯な野球戦法に対して冷静に判断して勝利に導くなど洞察力に優れている。赤い色のスーツが大好きらしい。 ベンティナ・ビークリー 声 - ジョン・ガーバー/巴菁子/巴菁子 三つ子の世話役としてマクダック家に住み込みで働くこととなった中年女性。他の志望者を退けた三つ子はもちろん、ケチなスクルージをも黙らせ、黄金熱で我を失う彼を正気に戻すほど気が強い。しかし、後にバッバとトゥッツィーが同居することになってからは流石に疲れを見せている。ダックバーグ高校時代は水泳部の主将を務めていたらしく、現在も年齢を感じさせない運動能力の高さを誇る。 フェザービー 声 - ジューン・フォーレイ/?/好村俊子 スクルージの秘書。有能だがスクルージの指示によりフェントンを力ずくで追い出すなど強引さも目立つ。
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マクダック家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 20:54 UTC 版)
スクルージ・マクダック(Scrooge McDuck) 声 - 小形満 / 英 - デヴィッド・テナント ドナルドの伯父で三つ子にとっては大伯父にあたる。年齢不詳、世界一の大富豪で冒険家。ケチなことで有名で、必要な金しか使わないと公言している。旧版に比べると身体能力が数段アップし、冒険を愛するタフで勇敢な点が強調され、友人達に食事を奢るなどお金を費やす一面を持つなど旧作ほど強欲でケチではない。マクダック社の社長で、自邸とは別にある大金庫にオフィスを設ける。なお、マクダック社の本社社屋はこれとは別に存在している。口ぐせは、「こいつはたまげた(英語: Bless me bagpipes)」、「なんということじゃ(英語: Curse me kilts)」。 自身の夢の一つである、会社を立ち上げた頃から冒険をやめて、会社の事業に専念していたが、妹であるホーテンスに、甥のドナルドと姪のデラを預けられたことがきっかけで、再び冒険を始め、さらに後継ぎも見つける。この頃から、彼は10年ほど前まではドナルド、デラと冒険をしていた。だが、三つ子誕生前に自身が造ったロケット「セレナの槍」を無断で搭乗した彼女は失踪、家族と険悪になり、冒険をやめてしまう。しかし、ドナルドが連れてきた三つ子を見て冒険の楽しさや家族の大切さを思い出す。10才の時に初めて稼いだダイムをペンダントにし、「幸運の10セントコイン」として肌身離さず持っている。スコットランド出身で、冒険を通して世界中の神秘に触れている。幽霊や魔法の類にも通じていて、マクダック邸には様々な不思議なものが保管されている。 ドナルド・ダック(Donald Duck) 声 - 山寺宏一 / 英 - トニー・アンセルモ 三つ子の伯父で育て親。心配性で過保護な性格からしばしばスクルージと対立する。従来のシリーズ同様に短気で怒りやすく、とにかく運が悪いが決して諦めない根性を持っているなど、旧版よりオリジナルに近い設定になっている。旧版では数話のみの登場だったが、本作ではレギュラー出演している(ただし登場回数はそれほど多くない)。本作では1話で就職面接を受けたフリントハートから支給された白の帽子と黒の水兵服を着ており、他作品でも見られる青い水兵服姿は1話の冒頭や回想のみに登場する。 以前は双子の姉デラや共にスクルージと冒険していたが、デラが行方不明になったことをきっかけに、一時期スクルージと疎遠になっていた。第1話時点では港に係留した船で三つ子と共に水上生活を送っていたが、デューイがエンジンをかけっぱなしにしたことで半焼してしまい、現在はスクルージ邸のプールに船を置いてもらっている。スクルージ邸ではよく自分勝手な振る舞いをし、その度にミセス・ビークリーから叱責を受けている。 声は従来の甲高く騒がしい声ではあるが、ジャイロの発明品を飲み込んだことで一時的に声が良くなったり、無人島でデラ達と再会した際にはミッキーマウスの物真似を披露したりしたことがある。 11年前の双子の妹の失踪やトラブル、そして宇宙で姉とのすれ違い。伯父に甥を預けてからは散々な日常に振り回され、彼はそれらに耐えられず、失われた財宝に「なにもかもが普通の家族」を願いをかけたが、願いにたまたま巻き込まれた彼の親友のグーフィーから、自分の家族との思い出を学び、「家族」を受け入れる。 彼率いる三人の騎士を有名にするというルーイの計画にのるが、パーティ会場であるダックバーグ博物館にてデイジーダックと知り合う。周りに理解されない自分の声を理解しているという彼女に歌を披露し、結局有名にはなれなかったものの、デイジーとは互いに両思いとなる。 ヒューイ・ダック(Huey Duck) 声 - 代永翼 / 英 - ダニー・プディ 本名はヒューバート・ダック。赤い帽子と半袖シャツがトレードマークの三つ子の長男。原始ダックに関する論文を執筆するなど、優等生タイプのしっかり者で、ややオタク気質である。ボーイスカウトの指南書「冒険少年クラブ(ジュニアウッドチャック)・ガイドブック」を持ち歩いている。 他の二人に比べてあまりイタズラをしないが、几帳面過ぎる性格が災いし、ヒステリーを起こすこともある。ギズモダックの大ファン。 F.O.W.L.のスティールビークと対峙する状況下、リナの魔法によって発現した自信の頭の中の世界で、彼の中のあらゆる対抗策を試しても上手くいかなかった。彼はリナの説得によって、彼らの背後に突如現れたヒステリーの大元であるもう一人の自分「なんでも暴れる公爵」と向き合う。 デューイ・ダック(Dewey Duck) 声 - 永塚拓馬 / 英 - ベン・シュワルツ 本名はデューフォード・ディンガス・ダック。青いTシャツと長袖シャツを合わせた服装に前髪を上げた髪型がトレードマークの三つ子の次男。単純で目立ちたがり屋な性格で、後先を考えない行動が多いトラブルメーカー。一人でトークショー 番組を作りネット配信している。普通の子と馴染めないウェビーをファンゾーンに誘う優しいところがあり、ウェビーと行動することが多い。 スクルージ達の冒険が描かれた絵に行方不明の母親デラを見つけてからは、ウェビーと共にデラ失踪の真相を追い求めていく。顔立ちがデラに似ているという設定がある。シーズン1ではスクルージや他の兄弟が出ない回が存在する中唯一全話出演しており、メインの回が多い。 ルーイ・ダック(Louie Duck) 声 - 小林大紀 / 英 - ボビー・モイニハン 本名はルーウェリン・ダック。本名で呼ばれることを気に入っていない。緑のパーカーと流した前髪にジト目がトレードマークの三つ子の末っ子。生意気で計算高い現代っ子で、得意の「ルーイ流」でうまいこと言って楽をしたがるが、大抵失敗し事態を悪化させてしまう、デューイとは違う意味でのトラブルメーカー。ウェビーから「一番悪い子は?」と聞かれた際、ヒューイとデューイに指を差された。 スクルージ以上に財宝に目がなく、スクルージの宝の相続権利を付箋を貼って主張したり、グラッドストーンに憧れたこともある。少々飽きっぽく、炭酸も最初しか飲まずに別のものを飲んだり、会社を興しても事業が思い付かず放置している。怠け者で少々狡猾だが、根は優しく家族思い。 ウェビー・ヴァンダークワック(Webby Vanderquack) 声 - 澁谷梓希 / 英 - ケイト・ミクーチ 本名はウェビゲイル・ヴァンダークワック。ミセス・ビークリーの孫娘。有名な冒険家であるスクルージに憧れており、頭がよく好奇心旺盛な弾丸少女。旧版に比べておてんばになり、デザイン上もおかっぱのような髪の毛が追加された。旧版では自分そっくりな人形を肌身離さず持っていたが、本作では矢で壁に突き刺している。 スパイグッズを持ち歩いており、持ち前の機転で家族の危機を救うことも多い。偵察と格闘技が得意でサバイバル能力にも長け、スクルージやマクダック邸関連の情報収集を趣味にしている。ミセス・ビークリーとマクダック邸に来てから外に出たことがなかったため、バスの乗り方やマナーを知らないなど、一般常識に疎く、自分が普通の子と違うことを気にしている。 F.O.W.L.との最終決戦の際、突然彼女の前に現れた謎の双子のメイ、ジューンと知り合いになる。仲良くなるにつれ、彼女は自身の秘密を知ることになる。 リナ、バイオレットと親友。 ミセス・ビークリー(Mrs. Beakley) 声 - 品田美穂 / 英 - トックス・オラグンドイ 本名はベンティナ・ビークリー。マクダック邸のハウスキーパーで、執事や子守などのあらゆる仕事を任されている。旧版以上にルールにとてもうるさいが、常にクールで頼もしい存在。デザイン上も旧版の肥満体型から、筋肉質な体型へと変更されている。過去にスパイだった経歴をもち、知的な上に高い戦闘能力を持っており、局長を務めるラドウィッグ・ヴァン・ドレイク教授からの紹介でスクルージとは当時のスパイパートナーでもあった。 ランチパッドの影響で「ダークウィング・ダック」にハマる。 ランチパッド・マクワック(Launchpad McQuack) 声 - 田中進太郎 / 英 - ベック・ベネット スクルージの運転手兼パイロット。なんでも運転できるタフガイでジョークが大好き。ただし旧版同様天然で少し抜けており、すぐに墜落して大惨事を起こすこともしばしば。マクダック邸のガレージに住んでいて、テレビドラマのヒーロー「ダークウィング・ダック」の大ファン。 デューイと親友。 セントカナードでの、ドレイクとの再会して以降、昼はダックバーグのスクルージのパイロット、夜はダークウィング・ダックの助手として活躍している。 今まで車を無免許運転しており、11話で運転免許を取得。免許証によると1987年9月18日生まれ。 インテリビームを浴びて賢くなったことにより、新たな人格{以下00D(ダブルオーダック)}が発現。 旧版ではスクルージを「大将」と呼んでいたが、本作では「旦那」と呼び、丁寧語を使っている。旧版ではスクルージの運転手をしていたダックワースのポジションも担当している。 デラ・ダック(Della Duck) 声 - 岡村明美 / 英 - パジェット・ブリュースター 本名は、ダンベラ・ダック。ドナルドの双子の姉で、三つ子の母親。本名で呼ばれるのを嫌っている。一度やると決めたら最後までやり遂げる性格。ドナルドやスクルージと共に数々の冒険を経験してきたが、スクルージが建造したロケット「セレネの槍」に無断で乗り込み、準備不足のまま飛び立ったことで月から戻れなくなった。月に不時着した際の事故が原因で左足を失い、義足を付けている。当時息子たちは卵だったため、その姿を見ないまま10年に渡り月面生活を送ってきた。 後に月の民の協力によりセレネの槍を修復し、地球に帰還する。それからすぐの間は母親としての立ち振る舞いに悩むが、最終的には家族として馴染むことができた。息子にはそれぞれジェット(ヒューイ)、ターボ(デューイ)、レベル(ルーイ)と名付けようとしていた。 月に行く前はランチパッドではなくデラが飛行機を操縦していた。現在ランチパッドがサンチェイサーと呼んでいる機体も、元々はデラがクラウドスレイヤーと呼んでいた。 ジャイロ・ギアルーズ(Gyro Gearloose) 声 - 川中子雅人 / 英 - ジム・ラッシュ スクルージに雇われている発明家のニワトリで、天才だが少しズレた感性の持ち主。製作したロボットは半数が暴走した。小さなロボットのリトル・バルブをアシスタントにしている。調子に乗るととんでもない発明をしがちだが、スクルージにクビにされることを恐れて自重している様子。 ニッポンに住んでいた頃は、旧版と同じ髪型で、温厚な性格だったが、現在の彼は研究以外に興味がない偏屈な癇癪持ちになっている。自分の気持ちを伝えることが苦手…というよりは、ニッポンで起こった事件がきっかけで、彼は塞いでしまった。だが、マークビークスが発明したB.U.D.D.Y.ロボットに対する意見を言えた辺り、それまでは自分の意見を言えず、他人に振り回され、流されていた。 新たな男の子ロボットを造ろうとしている。 クアックファスター(Mrs. Quackfaster) 声 - / 英 - スーザン・ブレイクスリー マクダック邸の書庫で司書を務める女性。旧版でのフェザービーにあたる。職務に忠実で書籍や書類の整理が得意だが、時々意味のわからないことを発声したり、暴走したりする。ダックバーグ図書館の司書も兼任している。 ダックワース(Duckworth the Butler) 声 - 佐々木薫 / 英 - デビッド・ケイ スクルージの忠実で優秀な執事。旧作と違い既に逝去しているが、現在も幽霊の姿でマクダック邸に常駐し、スクルージのピンチに駆け付ける。スクルージの誕生日会にて、ビーグルママの息子の一人であるブラックアーツ・ビーグルによってあの世から物質世界に呼び出された。そして自分が幽霊であることを利用し、三つ子が招待した悪党達を追い払った。ドラマティックな演出も御手の物。 遅くともデラが月へ行くまでは存命で、回想場面やスクルージがタイムトラベルで過去のクリスマスパーティーを訪れたシーンでは生前の姿で喋っている。 ラドウィッグ・ヴァン・ドレイク(Ludwig Von Drake) 声 - 沢りつお / 英 - コーリー・バートン ロンドンを拠点としている、ダックバーグの情報機関 S.H.U.S.H.の局長。世界滅亡のために備えた金のなる木の種の保管庫を開発するなど、様々な危機に備えた発明をなさった天才科学者。 最終話までは回想シーンや前述の保管庫の説明ビデオにしか登場しておらず、ウェビーの部屋に貼られているマクダック一族の家系図でも故人扱いされていたが、彼は今も存命しており、長年に渡り、F.O.W.L.の施設に幽閉されていたことが判明。唯一ウェビーの誕生の秘密を知っている。
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