イシとは? わかりやすく解説

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い‐し〔ヰ‐〕【×闈司】

読み方:いし

後宮十二司の一。内裏(だいり)内の門の鍵の管理出納つかさどった職。みかどのつかさ


い‐し【以次】

読み方:いし

ある官位次の官位次席


い‐し〔ヰ‐〕【位子】

読み方:いし

律令制で、六位以下、八位上の位階にある人の嫡子21歳でまだ官職のない者は、試験をして大舎人(おおとねり)・兵衛(ひょうえ)などに任じられた。


い‐し【×倚子】

読み方:いし

腰掛けの一。宮中では貴人高官使用許されたもの。形や背もたれひじ掛け有無などは身分により違いがあった。

螺鈿(らでん)の—立てたり」〈源・若菜上

[補説] 中世以降禅僧多く使い唐音用いて「いす」といい、「椅子と書くことが多くなった。


い‐し【医師】

読み方:いし

医術仕事にする人。医師法適用受けて病気診察治療に当たる人。医者古くは「くすし」「くすりし」といった。

律令制で、典薬寮(てんやくりょう)の職員治療医生(いしょう)の教授つかさどった者。

中世公家僧侶医術知識持って施療した者。

江戸幕府職名僧体医療つかさどった。これに対し民間では士分公卿服装をした古方(こほう)派があった。→奥医師


い‐し【意志】

読み方:いし

あることを行いたい、または行いたくないという考え意向。「参加する—がある」「こちらの—が通じる」

目的計画選択し、それを実現しようとする精神働き知識感情対立するものと考えられ合わせて知情意」という。「—を貫く」「—強固

哲学で、個人あるいは集団行動意識的に決定する能力広義には欲望含まれる倫理学的には、道徳的判断主体あるいは原因となるものをいい、衝動対立する

[用法] 意志・意思——「意志」は「意志を貫く」「意志の強い人」「意志薄弱」など、何かをしよう、したいという気持ちを表す場合用いられる哲学・心理学用語としては「意志」を用いることが多い。◇「意思」は、「双方意思を汲(く)む」「家族意思尊重する」など、思い考えの意味重点置いた場合用いられる法律用語としては「意思」を用いることが多い。◇「意志(意思)の疎通を欠く」「意志(意思表示」などは、話し手意識によって使い分けられることもある。

「意志」に似た言葉

い‐し【意思】

読み方:いし

何かをしようとするときの元となる心持ち。「本人の—に任せる」

法律用語

民法上、身体の動作直接の原因となる心理作用や、ある事実対す意欲をさす。

刑法上、自分行為対す認識をさし、時には犯意と同じ意味をもつ。「犯行の—」

意志[用法]


い‐し【異志】

読み方:いし

謀反の心。異心

益々列国併呑するの、—あるものに似たり」〈竜渓・経国美談

人並みでないすぐれた志。

《「志」は誌の意》異なった記録


いし【石】

読み方:いし

岩石小片。岩よりも小さく、砂よりも大きなもの。

広く岩石鉱石のこと。「—の置物」「—の

土木工事建築などに使う石材。「山から—を切り出す

宝石や、時計部品用い鉱石ライター発火合金などの俗な言い方

碁石。「—を打つ」

胆石結石

硯(すずり)石。

墓石

じゃんけんで、握りこぶしで示す形。ぐう。→じゃんけん

10 紋所の名。四つ石、丸に一つ石、石畳車(いしだたみぐるま)などがある。

11 かたい、冷たい、無情なもののたとえ。「—のように黙りこむ」「—のように動かない

12 劣ったもののたとえ。「数が多ければ玉もあるし—もある」

13 石だたみ敷石

「ひとりなるわが身の影をあゆまする—のうえ」〈達治・甃のうへ

14 石御器(いしごき)のこと。茶碗

此の—できゅっとやらんせ」〈浄・妹背山

石の画像
石の紋所一つ丸に三つ石」

い‐し【×縊死】

読み方:いし

[名](スル)首をくくって死ぬこと。首つり死。縊首(いしゅ)。

「窓格子に帯をかけて—しようとした」〈芥川或阿呆の一生


い・し【美し】

読み方:いし

[形シク

よい。すばらしい。見事である。

「鞠は—・しいものかな」〈弁内侍日記

巧みである。じょうずだ

「歌の音(こゑ)のよさよ、—・しう—・しうとほめられたり」〈盛衰記一七

美味だ。おいしい。

「—・しかりしときは夢窓にくらはれて」〈太平記二三

殊勝だ。けなげだ。あっぱれだ

いかがはからひ申さんと申し上ぐれば、おお、—・しくもしたんなれ」〈浄・盛衰記

[補説] 中世から「いしい」の形となり、現在では接頭語「お」をつけて、もっぱら美味の意を表す。→おいしい


い‐し〔ヰ‐〕【胃歯】

読み方:いし

エビなどの甲殻類胃の内面にあるキチン質硬い突起食物を砕く役割をする。

軟体動物アメフラシなどの胃壁にある粒状体。食物を砕くと同時に消化酵素を出す。


い‐し〔ヰ‐〕【遺×址】

読み方:いし

昔、建物や城などの建っていたあと。遺跡


い‐し〔ヰ‐〕【遺子】


い‐し〔ヰ‐〕【遺×屍】

読み方:いし

置き去りにされた死体遺棄死体


い‐し〔ヰ‐〕【遺志】

読み方:いし

故人が、果たすことができない残したこころざし。「先生の—を継ぐ」


い‐し〔ヰ‐〕【遺旨】

読み方:いし

先人残した考え


い‐し〔ヰ‐〕【遺矢】

読み方:いし

《「矢」は屎(くそ)の意》大小便をもらすこと。


い‐し【×頤指/×頤使】

読み方:いし

[名](スル)あごで指図して思いのままに人を使うこと。

兎角(とかく)公子等に—せられるので」〈鴎外魚玄機


倚子

読み方:イシ(ishi

中国伝来座具


縊死

読み方:イシ(ishi

首をくくって死ぬこと


ish

読み方:イシ,イッシイッシュ

ishとは、バイナリファイルテキストファイルへと変換復元するためのソフトウェアの名称である。1986年公開された。

初期通信ネットワークでは、バイナリ形式ファイル転送することができなかったが、ishを用いてテキストファイル変換することで、送受信を行うことができた。受信後に再度ishによってバイナリファイルへと復元することができる。

ishはMS-DOS用のソフトウェアとして登場しフリーウェアとして無償配布された。その後UNIX版やMac OS版登場している。パソコン通信黎明期だった日本において、プログラム配布形態などにishは重用された。

ツール・ユーティリティのほかの用語一覧
ファイル圧縮:  GZIP  ハフマン符号化  ファイル圧縮ソフト  ish  解凍  コーデック  LHA

闈司

読み方:イシ(ishi

後宮十二司の一。


井司

読み方:イシ(ishi

中世近世役人

別名 井守井奉行、井行事池司池守


位子

読み方:イシ(ishi

律令制の六・七・八位の官人嫡子


倚子

読み方:イシ(ishi

天皇着席の座、又は官職などの地位


医師

読み方:イシ(ishi

律令制宮内省所管典薬寮職員


懿旨

読み方:イシ(ishi

太皇太后皇太后皇后の命。


椅子

読み方:イシ(ishi

官職などの地位

別名 倚子


移徙

読み方:イシ(ishi), ワタマシ(watamashi)

新築移転の意。

別名 渡座


一礁

読み方:イシ(ishi

太平洋無人島

所在 高知県高岡郡窪川町

島嶼名辞典では1991年10月時点の情報を掲載しています。

イシ

名前 IshIshiIsi

読み方:イシ(ishi

所在 岡山県赤磐市


読み方:イシ(ishi

所在 熊本県山鹿市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

イシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 05:43 UTC 版)

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火起こしの道具を持つイシ(1914年)
人類学者アルフレッド・L・クローバー(左)とイシ(右) (1911年)

イシIshi, 1860年頃? - 1916年3月25日)は、アメリカカリフォルニア州に先住していたヤヒインディアンの最後のひとりである。

生涯

イシは生涯の多くを西洋人社会から全く隔絶されて暮らした生粋の「野生のインディアン」のひとりだった。ヨーロッパ人と接触する以前のヤヒ族人口は3000人弱であったと推定され、カリフォルニア北部の丘陵地帯で3000~4000年前と変わらぬ原始的な生活を営んでいた。

1860年頃から、ゴールドラッシュとともに押し寄せた開拓者たちの組織的な虐殺や強制移住によって、同地のインディアン部族が民族としての体を失い、南部におよそ400人を数えたヤヒ族も1865年以降たびたび大規模な虐殺に見舞われた。イシとその家族を含め十数人は生き延びたが、その後の数十年間の逃亡生活の中でイシの母や仲間たちは死んでいった。1911年8月29日ラッセン山麓の丘陵地帯にあった先祖伝来の土地を離れ、50歳前後の衰弱しきったイシひとりがサクラメント近郊の、オロヴィルの屠畜業者の囲いに迷い込んだ。

「イシ」はヤヒ語で「人」を意味する。ヤヒ族社会では自分の名前をみだりに他人に告げることはなく、彼の本名は知られていない。彼は部族最後の生き残りであり、本当の名は彼とともに葬られた。

この頃までに市民にとってインディアンは脅威ではなくなっており、イシは身の安全のために保安官に保護され、「原始人の生き残り」として大きく報じられた。その後カリフォルニア大学サンフランシスコ校に引き取られ、同校の人類学博物館で1916年3月25日に結核で亡くなるまで穏やかな余生を過ごした。ここでイシは人類学者アルフレッド・L・クローバーとトマス・タルボット・ウォーターマンらによって詳しく調査され、遺物資料の同定や作成方法の再現などヤヒ文化の再構築に協力した。また彼はヤナ語の言語に関する情報も提供し、この成果は以前から北部の方言を研究していたエドワード・サピアによって記録・分析されている。

なお、イシの遺体はサンフランシスコ墓地に丁重に埋葬されたが、1990年代シエラネバダ山脈に住むマイドゥ族が、「インディアン遺物返還法令」に基づき、この墓地に安置されているイシの遺体返還を申し立てた。しかし、イシの遺体は強い抗議を無視して白人学者たちによって解剖され、彼の脳はワシントンD.C.にあるスミソニアン博物館国立アメリカ・インディアン博物館の所蔵庫に移された。

イシの半生はアルフレッド・クローバーの妻シオドーラ・クローバーの著作によって広く知られた。シオドーラはアルフレッドの残した記録をもとに面識のなかったイシの伝記を著し、アルフレッドの死後の1961年に『イシ-北米最後の野生インディアン-』"Ishi in Two Worlds"(ISBN 0-520-22940-1)を、また1964年には少年少女向けに『イシ-二つの世界に生きたインディアンの物語-』"Ishi, Last of His Tribe"(ISBN 0-395-27644-6)を発表した。これらをテレビ映画のために脚色したのが"Ishi: the Last of His Tribe"で、NBC1978年12月20日に放送された。また1992年にもグラハム・グリーン主演のテレビ映画"The Last of His Tribe"が制作されている。

2003年に、アルフレッドの息子で人類学者のクリフトン・クローバーとカール・クローバーは、イシに関する初めての学術書"Ishi in Three Centuries"(ISBN 0-8032-2757-4)をまとめた。これにはジェラルド・ヴァイズナーなどインディアン出身の作家が1970年代後半から発表していた評論も含まれる。イシの研究に関する最新の動向はデューク大学の人類学者オーリン・スターンによる2004年の著書"Ishi's Brain: In Search of America's Last "Wild" Indian"(ISBN 0-393-05133-1)の中でも触れられている。イシの遺骸から採取された脳の行方を追い、彼が当時のアメリカ人や今日のインディアンたちに何を投げかけるのかを説いている。

ジェラルド・ヴァイズナーの活動により、カリフォルニア大学バークレー校内にはIshi Courtが設けられている。イシの半生は賞を獲得したドキュメンタリー映画"Ishi: The Last Yahi"(1992)でも描かれている。

イシの鏃

カリフォルニア大学バークレー校のスティーブン・シャックリーによる最近の研究[1]では、イシが実際にはヤヒ族の血を半分しか受け継いでいなかった可能性が指摘されている。これはイシの作ったの比較研究に基づくもので、これによるとイシは鏃の作成技術を、ヤヒ族と隣接しながら伝統的に敵対していたウィントゥン (wintun) 族のうちウィントゥ (wintu) 族あるいはノムラキ (nomlaki) 族出身の男性の親族から学んだ可能性があるという。

イシがこれらの部族の混血であったと考えると、彼の示した現代社会に対する非凡な順応力を生育環境、とくに出生による文化的な規範の違いよるものとして説明できるかもしれない。これに関する議論はまだ尽くされておらず、また将来的に彼の生い立ちが明らかになる見込みはない。

イシの弓術

イシは同時代の他のインディアンと同様、弓矢に熟達していた。彼を診療し、大学内で最も近しい友人の一人であったサクストン・ポープは、とくにイシが作った弓と矢、そしてその弓術に関心を持った。イシはこれらの道具の作成法をポープに教え、1914年の夏にはポープらを連れ立って故郷の山々で狩りをした。イシの死後、ポープは教わった弓術を"Hunting with the Bow and Arrow"と題した本に記し、これによって近代のスポーツ・狩猟弓術に足跡を残した。

脚注

参考文献

  • シオドーラ・クローバー 『イシ-北米最後の野生インディアン-』 行方昭夫訳、岩波書店、1970年。
  • シオドーラ・クローバー 『イシ-二つの世界に生きたインディアンの物語-』 中野好夫・中村妙子訳、岩波書店、1977年。(ISBN 4001106906)

関連項目

外部リンク


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