つゆとは? わかりやすく解説

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つゆ【梅雨/黴雨】

読み方:つゆ

6月ころの長雨時節また、その時期に降る長雨。暦の上では入梅出梅の日が決められているが、実際には必ずしも一定していない。北海道を除く日本中国揚子江流域朝鮮半島南部特有の現象五月雨(さみだれ)。ばいう。《 夏》「—ふかし猪口にうきたる泡一つ万太郎

「梅雨」に似た言葉

つゆ【液/汁】

読み方:つゆ

液(えき)。しる。「果物の—」

水け。「—を切る」

吸い物すまし汁関西では味噌汁含めていう。「豆腐のお—」

蕎麦(そば)・素麺(そうめん)・てんぷらなどのつけ汁。「天—」「そば—」


つゆ【露】

読み方:つゆ

【一】[名]

晴れた朝に草の上などにみられる水滴地面物体露点以下の温度まで冷えると、大気中の水蒸気凝結して生じる。「に—を置く」《 秋》「市人の物うちかたる—のなか/蕪村

わずかなこと。「—の情け」「—の間」

はかなく消えやすいこと。「断頭台の—と消える」「—の命」

狩衣(かりぎぬ)・水干などの袖ぐくりの緒の垂れた端。

掛け物風帯の端をとじた糸の余り両端出したもの。

涙にたとえていう語。

「あはれてふ言の葉ごとに置く—は昔を恋ふる涙なりけり」〈古今・雑下〉

祝儀心付け

一人五、六両づつ—打ちければ」〈浮・好色盛衰記

豆板銀(まめいたぎん)の異称

前巾着細かなる—を盗みためて」〈浮・一代男・一〉

【二】[副]

あとに打消しの語を伴って、それを強め気持ちを表す。少しも。まったく。「そんなこととは—知らずにいた」「彼の話を—疑わなかった」

程度がわずかであるさま。少し。ちょっと。

「—あしうもせば沈みやせむ」〈三〇六〉


つゆ、おつゆ、おつい、おついさん

大阪弁 訳語 解説
つゆ、おつゆ、おつい、おついさん しる 御露、御汁。主にみそ汁のこと。味噌白味噌を使う。はよおついさん飲んでしまい。


つゆ

大阪弁 訳語 解説
つゆ 梅雨長雨 梅雨6月頃の雨期近畿中国瀬戸内北九州北陸から奥羽日本海沿岸話されていた語が東京にも入り込み標準語となった東日本で「にゅうばい」、四国で「ながせ」、九州で「ながし」、陸中琉球で「ながめ」、陸中で「ながじけ」、南紀伊、志摩南伊勢、美濃飛騨東海で「ついり」、越中越後で「さずい」、志摩で「はえ」と言う北海道には梅雨がない。


つゆ

  1. 男子同性間醜行-(鶏姦)。〔第三類 犯罪行為
  2. 鶏姦隠語犯罪人用語。「隠語輯覧」に出づ
  3. 鶏姦を云ふ。
  4. 鶏姦形容語。〔盗〕

分類 犯罪人犯罪、盗/犯罪


読み方:つゆ

  1. 夜明ケ頃。〔第一類 天文事変
  2. 夜明けを云ふ。
  3. 夜明のこと。
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栗花落

読み方
栗花落つゆ

つゆ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/12 18:02 UTC 版)

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つゆ

一覧

    • 空気中の水蒸気が冷やされて周囲に付着したもの 
  • 梅雨
    • 梅雨(つゆ)
  • (食用)
  • ツユ:インターネット上で活動している音楽ユニット。

関連項目

  • タイトル前方一致ページ一覧(「つゆ」、「」、「梅雨」)
  • タイトル部分一致ページ一覧(「つゆ」、「」、「梅雨」)
  • Wikipedia:索引 つ#つゆ

つゆ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 03:57 UTC 版)

立ち食いそば・うどん店」の記事における「つゆ」の解説

めんつゆ一般のそば・うどんと同様である。 関東ではつけ蕎麦ツユ掛けて食べてかけそば出来たように、濃口醤油砂糖味醂材料とする「かえし」と削り節使用し旨味香り強く濃い色のつゆであり、これはつけそば・かけそば、うどんでも同様である。 一方近畿では、薄口醤油使用し昆布風味生かした薄い色のつゆが主流である。近畿以西西日本)で濃口醤油用いた関東風」のつゆが出される地域はかなり限定的であり、鳥取県米子周辺島根県出雲地方のみとなっている。ただ、それらの地域でも用いられるネギは他の西日本同様にすべて青ネギである。 内陸部米原駅立ち食い店は、薄口醤油昆布風味生かした明らかに近畿風のつゆの立ち食い店である。東海道本線沿線米原の東隣に位置する立ち食い設置駅かつては大垣駅2006年時点では岐阜駅で、いずれも濃口醤油ベース名古屋風つゆの店である。 飛び地などもあり一概に言えないが、北から富山県関ヶ原愛知県三重県境を基準として境界線を引くことができるとする意見もある。 2000年12月22日放送された『タモリ倶楽部 さよなら20世紀SPECIAL』(テレビ朝日90拡大SP)の企画で、東海道新幹線各駅のうどんの汁の色の濃を調査した関東東海にかけては関東風で、特に小田原駅から豊橋駅までが最も濃く、また西に進むにつれむしろ濃くなっていった豊橋駅次の三河安城駅でやや薄くなる変化現れ始め名古屋駅三河安城駅とほぼ同じ、その隣の岐阜羽島駅ではそれよりさらに薄くなり、次の米原駅からは完全な近畿薄色出汁になるという結果であったまた、2001年10月28日放送所さんの目がテン!』でも同様の調査が行われ、やはり米原駅近畿切り替わるという結論至った

※この「つゆ」の解説は、「立ち食いそば・うどん店」の解説の一部です。
「つゆ」を含む「立ち食いそば・うどん店」の記事については、「立ち食いそば・うどん店」の概要を参照ください。

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つゆ

出典:『Wiktionary』 (2021/06/19 12:19 UTC 版)

名詞:液・汁

つゆ

  1. (主に食品の)湿しめり。水気みずけ
  2. 吸い物しるまた、吸い物汁物しるもの自体のこと。
  3. 蕎麦そばなどのける汁。
  4. 肉汁

類義語

語義1: <水気

語義2: <汁物

語義3: <麺につける汁>

  • たれ、つけだれ

語義4: <肉汁

複合語

全体に共通:

  • おつゆ (< お + つゆ

語義3:

翻訳

語義1: <水気

語義2: <汁物

語義3: <麺につける汁>

語義4: <肉汁

関連語

名詞:露

つゆ

  1. 大気水蒸気水滴となって物体表面についたもの。[1]
  2. 比喩わずばかりしかないこと。また、はかないこと。
  3. なみだ
    • そで

同義語

語義3: なみだ

類義語

語義2: <わずかばかり物事

複合語

語義1:

翻訳

語義1: <水滴となって、ものの表面付着した水蒸気

語義2: <わずかばかり物事

語義3:

関連語

名詞:梅雨・黴雨

つゆ

  1. 梅雨バイウ参照

複合語

関連語

副詞

つゆ

  1. したしの表現ともなって)すこしも。ちっとも。まったく。



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