いだく

デジタル大辞泉

い‐だく〔ヰ‐〕【唯諾】

読み方：いだく

［名］(スル)人の言うことをそのまま承知すること。また、その返答。

「在来の倫理に—し、在来の道徳を墨守し」〈透谷・明治文学管見〉

いだ・く【抱く／^▽懐く】

読み方：いだく

［動カ五（四）］

１ 腕でかかえ持つ。だく。「ひしと—・く」「母親の胸に—・かれる」

２ かかえるように包み込む。「村々を—・く山塊」「大自然の懐に—・かれる」

３ ある考えや感情をもつ。「疑問を—・く」「青年よ大志を—・け」

４ しっかり守る。擁護する。

「任那(みまな)を—・き守ること、おこたることなきなり」〈欽明紀〉

[可能] いだける

→抱(かか)える［用法］

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

いだく

出典:『Wiktionary』 (2021/10/27 16:49 UTC 版)

語源

• うだくより

発音

• (東京) いだ​く [ìdáꜜkù] (中高型 – [2])
• IPA^(?): [ida̠kɯ̟ᵝ]

動詞

いだく【抱く、懐く】

1. だくの古い言い方。両腕にかかえて持つ。
2. 中に包む。擁する。
3. 心の中で強く思う。特定の心情を持つ。
   • 少年よ大志を抱け

活用

類義語

• 語義1: だく
• 語義2: 擁する
• 語義3: 宿す

発音

三拍動詞一類^(?)

• 連体形

  (平安時代)いだく

  (南北朝時代)いだく

  (室町時代)いだく

  (江戸時代)いだく

動詞

いだく【抱く、懐く】

1. 両腕にかかえて持つ。
2. 心に持つ。宿す。

活用

いだ-く 動詞活用表（日本語の活用）

カ行四段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
いだ	か	き	く	く	け	け

漢字辞典

抱

抱	画数：8 学習年：中学校で習う漢字 音読み：ホウ 訓読み：いだく、 だく、 かかえる ピンイン：bao4 ハングル：포 対応する英語：embrace, hug, hold in arms

擁

擁	画数：16 学習年：中学校で習う漢字 音読み：ヨウ 訓読み：いだく ピンイン：yong3 / yong1 ハングル：옹 対応する英語：hug, embrace, possess, protect, lead

褱

褱	画数：16 音読み：カイエ、 カイ、 エ 訓読み：いだく、 つつむ、 ふところ、 なつかしい、 なつかしむ、 なつく、 なつける、 おもう ピンイン：huai2 対応する英語：to carry in the bosom or the sleeve, to wrap, to conceal

※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。

Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

Weblio日本語例文用例辞書

「いだく」の例文・使い方・用例・文例

• 待偶について不満をいだく
• 詩人が言葉に対していだく愛情にも似た感情を、科学者は事実（たとえばらばらの事実であれ）に対していだく。
• 人に殺意をいだく.
• 他愛もない望みをいだく.
• 人に敵意をいだく.
• 国家の長として国王をいだく国
• 相手に不満の気持ちをいだく
• 恨みをいだく原因となったもの
• (刺激を受けて)ある気持ちをいだく
• 人に対していだく好ましい感じ
• 疑いをいだく
• 人がいだく6種の感情
• 厭世観をいだく人
• (ある人の前途に)期待をいだく
• 刺激を受けて,ある気持ちをいだくこと
• 広島大学大学院工学研究科の石井抱(いだく)助教授が新しいバッティングロボットを開発した。