ふところ【懐】
ふところ【フトコロ】
富所
姓 | 読み方 |
---|---|
富所 | ふところ |
懐
(ふところ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 14:54 UTC 版)
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懐(ふところ)とは、衣服の胸の辺りの内側の部分である。また、仮に何も身につけていなくとも、前に出した両腕と胸とで囲まれる空間も、懐と呼ばれる。さらに拡大解釈して、何かに囲まれた空間のことを、懐と言う場合もある。なお、現実の空間ではなく、考え(胸中)のことを指す場合もある。
概要
衣服、特に和服を着た時の、胸の辺りの内側の部分を指す。しかしながら、和服以外の服を着ていても、同様の部分を指して懐と呼ばれる。これらの用法の場合、懐中とほぼ同義である。また、仮に何も身につけていなくとも、前に出した両腕と胸とで囲まれる空間も懐と呼ばれる。
懐中にあるモノ
派生
所持金
金などを自分のものにすることを、懐に入れて持つ様から「懐にする」と言う。所持金の額や金回りの状態を「懐具合」や「懐都合」と言い、懐に入れて持っている金そのものを「懐」と言うこともある。例えば、持ち合わせの金がたくさんあることは「懐が暖かい」、不当の利益を得ることは「懐を肥やす」「懐を暖める」と言う。逆に、所持金が少ないことは「懐が寒い」「懐が寂しい」、身銭を切ることは「懐を痛める」と言う。なお「懐勘定」と言うと、所持金を暗算することを指す。
胸中
「懐を探る」と言うと、相手の考えていることを探るという意味になる。さらに人間の能力を指すこともあり、「懐が深い」と言うと、度量が広い、対応力に長ける、などの意味となる。しばしば、力士に対して使われる表現である。
人間以外に用いられる場合
本来「懐」とは人間に用いられる語であるものの、何かに囲まれた状態を「懐に抱かれる」などと言われることがある。
関連項目
「ふところ」の例文・使い方・用例・文例
- 彼が帰ってきたのは、ホームシックにかかったからではなく、ふところが心細くなったからである。
- 自分のふところ具合を語るにはいつも注意を払うべきである。
- トムは今日給料をもらったのでふところがあったかい。
- 彼のふところ具合については私は全然知りません.
- 私のふところ具合.
- 彼はふところがさびしい.
- それはふところが痛む[まない].
- きょうは持ち合わせがあまりない, ちょっとふところが寂しい.
- あのパーティーを開いたおかげで私の懐(ふところ)が寒くなった.
- 残念ながら私のふところ具合ではヒルトン(ホテル)に泊まる[タクシーに乗る]余裕はないようだ.
- ふところが寒い.
- その小切手をふところにして彼はどろんをきめこんだ.
- 彼の言ふところから推し量ってみるとやってみたい気が充分あるのだ
- 彼の非利己的な部分が彼に大きく知的なふところの深さを与えた
- (ふところが)暖まる
- 人のふところ具合
- ふところに入れて持つ短小な守り刀
- ふところに入れて携帯する小型の刀
- ふところやポケットに入れている物
- ふところに入れて体をあたためる小型の保温器具
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