➆とは? わかりやすく解説

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/09 04:44 UTC 版)

6 7 8
素因数分解 7 (素数
二進法 111
三進法 21
四進法 13
五進法 12
六進法 11
七進法 10
八進法 7
十二進法 7
十六進法 7
二十進法 7
二十四進法 7
三十六進法 7
ローマ数字 VII
漢数字
大字
算木
位取り記数法 七進法
「七」の筆順

7、しち、ひち、なな、ななつ、なー)は、自然数また整数において、6の次で8の前の数である。

英語では、基数詞でseven (セブン)、序数詞ではseventh。

読み

「七」の訓読みは「なな」、音読みは「しち」である。だが、「しち」という読みが言いにくく、また(いち)、(し)、(はち)と聞き間違いをしやすいことから、他の数字なら音読みする文脈でも訓読みすることが多い(70〈ななじゅう〉など)。ただし、「7月(しちがつ)」、「7時(しちじ)」は、聞き間違いを意識的に排除する場合を除き、音読みされることが多い。名数では、他の数字同様、後に続く語が音読みか訓読みかによって読みが決まる(「七福神〈しちふくじん〉」「七草〈ななくさ〉」など)が、希に、後に音読みが続くにもかかわらず訓読みするものもある(「七不思議〈ななふしぎ〉」など)。

七(しち)を「ひち」と発音する方言もある。例えば岐阜県の「七宗町」の読みは「ひちそうちょう」と公式に定められている。

金銭証書などで間違いを防ぐため「漆」ないし「柒」を用いることがある。

神秘数7

自然数7を神聖なものと考え、そこには人間の力では計り知れない何らかの性質があるとする迷信神秘数7という[1][2]。この迷信は現代の日本にも

七福神七草7人の侍ラッキーセブン

といった言葉が見られるように世界各地に流布しているが、室井和男によれば、紀元前26世紀頃の粘土板にすでに

7つの神、7本の軍旗、7人の子を生んだ母、7匹の子羊

と書かれていることからも、その起源はシュメールにあるという。以下、 中村・室井 (2014, pp. 104–105) に従ってこの説を述べる。

シュメール人が自然数7を特別視していたことは彼らが創り出した60進法と密接に関係している。60進法では1から6までの数の逆数有限小数となるが、7の逆数は循環小数になる。彼らにとって7は割り算がやりにくい最初の自然数であった。「ギルガメシュフワワ」という文学作品の中でも自然数7を特別に扱っている箇所があり、シュメール人は「7」において「普通でない」何かが最初に起こると考えていた。

自然数7を特別視する考えは占いと融合してメソポタミア全土に広がっていった。特に紀元前1千年紀の粘土板には

川で生まれた七賢人、プレアデス星団の七神、7つの知恵、7つのを持つ、7人の伝令、七日七晩

など、神秘数7の実例がたくさん残されている。

シュメール生まれの迷信にまつわるこれら種々の表現は、古代ギリシャの文化、旧約聖書新約聖書を通して、形を変えながら世界中に広まっていった。

1週間が7日であることの起源もここにある。あるシュメール語の碑文には神殿建立の祝いとして奴隷たちに7日間の特別待遇が与えられたと記されている。7日を一区切りとするこの考えが聖書に取り入れられて、そこから世界中に広がっていったと室井は考えている。

性質




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