セブンカード・スタッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/22 13:50 UTC 版)
セブンカード・スタッド(英: 7-card stud)とは、スタッド・ポーカー(手札の一部を公開して行うポーカー)の一種。
ルール概要
- 以下の各々のラウンドでベットが行われ、フォールドしたプレイヤーにはカードは配られない。
- ディーラーは各プレイヤーに、裏向きで2枚、表向きで1枚ずつカードを配る。サード・ストリート[1]という。
- 表向きで1枚配る。フォース・ストリート[2]という。
- 表向きで1枚配る。フィフス・ストリート[3]という。
- 表向きで1枚配る。シックス・ストリート[4]、またはターン[5]という。
- 裏向きで1枚配る。セブンス・ストリート[6]、またはリバー[7]という。
- 残った人が手札の役を公開する(ショーダウン)。
フォールドしなかったプレイヤーに配られた7枚のカードから5枚を選び、ポーカーの役を作る。この役の強弱で勝者が決定する。
詳細ルール
- 最初に参加料としてアンティを払う。
- 賭け始める順番は、最初のベットラウンドでは、公開されている札の役が一番弱いプレイヤーから時計回りにはじめる。このときに、同じカードのランクのときは、スートを比較する。スートで強弱は、弱い順から、クラブ、ダイヤ、ハート、スペードである。一番弱いカードを公開しているプレイヤーが、初期ベット「ブリング・イン」か「コンプリート」を選択する。
- 2回目以降のベットラウンドでは、逆に、公開されている札の役が一番強い人からはじめる。強さが同じになった場合は、時計回りに、ディーラーの近いプレイヤーから始める。
- 途中でカードの枚数が足りなくなる場合は、各プレイヤーに1枚ずつ配らずに、全員に共通のカードとして中央に1枚オープンしそれを使う。
その他
テキサス・ホールデムが広まる1970年代までは世界中で最もよく行われるポーカーの一つだった。現在でもアメリカ合衆国において、ホームゲームやアメリカ東部のカジノではよく遊ばれている。
セブンカード・スタッドでも、ハイローポーカーがプレイされるため、ローポーカーを含まないものはセブンカード・スタッド・ハイ[8]、ハイローポーカーの場合はセブンカード・スタッド・ハイロー[9]と示される。
ローポーカー(A-5)のみのセブンカード・スタッドをラズ[10]と呼ぶ。
脚注
- ^ 英: third street
- ^ 英: fourth street
- ^ 英: fifth street
- ^ 英: sixth street
- ^ 英: turn
- ^ 英: seventh street
- ^ 英: river
- ^ 英: 7-card stud hi
- ^ 英: 7-card stud hi-lo
- ^ 英: razz
関連項目
セブンカード・スタッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:57 UTC 版)
ゲームの流れはファイブカード・スタッドと同様。ただし最初に裏向きに2枚、表向きに1枚に配る。 以降、ベッディング・インターバルを行う毎に表向きに1枚配り、最後の7枚目は裏向きに配られる。7枚目のベッディング・インターバルが終わったら、アクティブ・プレイヤー達は裏向きのカードと表向きのカードをあわせた計7枚の全ての手札を公開し、その中から最強の組み合わせになる5枚を選び出してハンドの強弱を比較する。
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