カルキュレーション

実用日本語表現辞典

calculation

別表記：カルキュレーション

「calculation」とは、「計算」や「見積り」「演算」「勘定」といった数値や数式を使用して見積もったり計算したりすることを意味する英語表現である。

「calculation」とは・「calculation」の意味

「calculation」とは、計算、演算、見積りなど数値や量の計算や推定、分析などを行うことや、推測、打算など予測や評価のための推測や推論として用いられる名詞である。数学や科学、ビジネス、経済学、金融、工学などの分野で広く使用されている単語である。動詞形は「calculate」で、計算する、算定する、見積もるなどの意味で用いられる。「calculation」の覚え方は、動詞形の「calculate」と関連付けると良い。「calculation」は「calculate」に「ion」が付いたものである。「Calculate＝計算する」を記憶できれば、「calculation」の意味も覚えられる。

「calculation」の発音・読み方

「calculation」の発音は、カタカナ語では「カルキュレーション」である。発音記号では「kælkjuléiʃən」と表記されるため、カタカナにすると「カァルキュゥレェィシャン」という発音になる。

「calculation」の語源・由来

「calculation」の語源は、「石や小さな物を使って数を数えること」という意味のラテン語の「calculatio」である。「calculatio」は、「小石」という意味のラテン語「calculus」から派生した言葉である。石で数を数えるという意味が進展し、数学的な計算を意味する英単語として広く使われるようになった。

「calculation」を含む英熟語・英語表現

「calculation」の略とは

「calculation」の略は、「calc」もしくは「cal」である。ビジネスの文書で表や報告書などを作成する場合、列の見出しやグラフのラベルなどに「calc」という略語が使われることがあるほか、計算機科学や数学の分野でも「calc」という略語がよく使われる。

「under calculation」とは

「under calculation」とは、計算中であるという意味の英語表現である。数値や数量が正確に決まっていない状態であることを示す場合や、数値や数量を計算している最中である場合に用いられ、「The cost is still under calculation.（コストはただいま計算中です）」のような表現ができる。「under calculation」はビジネスや経済の分野でよく使われる表現であるが、「計算が終わった」という完了の意味ではないため注意が必要である。

「calculation」に関連する用語の解説

「calculate」とは

「calculate」とは、何らかの数学的処理を行うことで、答えや結果を得ることを意味する。一般的には、計算や推定、予測、計画などを行うことを表し、結果や見積もりを出すために情報を収集、分析、評価することが含まれる。数字を使って四則演算を行ったり、式や方程式を解いたり、予算やコストを算出したり、データ分析や統計分析を行ったりすることが「calculate」の範疇となる。

「calculated」とは

「calculated」は「calculate」の過去分詞形で、計算された、算出された、見積もられたという意味がある。何らかの数学的処理や情報収集を行って、結果や見積もりを得たことを表す用語である。また、意図的に行われた、計画的なという意味もあり、何らかの意図や目的を持って計画的に行われたことを表す。そのほか、数学的処理に基づいて得られた結果や、意図的に行われた行動を表す形容詞として使われる。

「calculation」の使い方・例文

・I need a calculator to help me with this complex calculation.（この複雑な計算に役立つ電卓が必要である）
・The calculation shows that we have exceeded our budget for the month.（計算すると、その月の予算を超えていることがわかる）
・His precise calculation of the trajectory helped the spacecraft land safely on the planet.（彼の正確な軌道の計算は、宇宙船が惑星に安全に着陸するのに役立った）
・The calculation of the restaurant bill was incorrect, and we were overcharged.（レストランの請求書の計算が間違っていて、過大請求された）
・Using the right formula, the calculation of the area of the triangle was easy.（正しい式を使用して、三角形の面積の計算は簡単だった）
・The calculation of the distance between the two cities took into account the curvature of the earth.（2つの都市間の距離の計算では、地球の曲率が考慮された）
・With some quick mental calculation, she estimated the total number of people in the room.（彼女は簡単な頭の中で計算して、部屋にいる人の総数を推定した）
・The calculation of the company's profits and losses is crucial for making informed business decisions.（会社の利益と損失の計算は、十分な情報に基づいたビジネス上の意思決定を行う上で非常に重要である）

（2023年4月5日更新）

ウィキペディア

カルキュレーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2014/04/17 04:51 UTC 版)

カルキュレーション（Calculation、Broken Intervals）は、ソリティアのひとつである。難しさが初期状態に左右されるため、運の要素もあるが、非常に思考力を要求するタイプのソリティアのひとつ。

遊び方

• ジョーカーを除く52枚のカードを使用する。スート（マーク）は考慮しない。
• A、2、3、4を1枚ずつ取り出しそれぞれを台札とする。
• 残り48枚をよく切って裏向きにし山札とする。
• 山札から1枚とって表に向け手札とする。
• 以下のような順序を満たすときは手札を台札の上に置くことができる（あえて置かなくてもよい）。

台 札	A	2	3	4	5	6	7	8	9	10	J	Q	K
	2	4	6	8	10	Q	A	3	5	7	9	J	K
	3	6	9	Q	2	5	8	J	A	4	7	10	K
	4	8	Q	3	7	J	2	6	10	A	5	9	K

• 手札を台札の上に置かないときは4カ所ある場のいずれかの一番上に置き場札とする。
• 一番上の場札を上記の順序にしたがい台札につなげることができるときはいつでも台札の上に移動させてよい。場札を他の場札へ移動させてはいけない。台札を移動させることはできない。
• 手札を台札または場札（もしくは場）の上に置いたら山札からまた1枚とって手札とし、同じことを繰り返す。
• 最終的に山札と場札がなくなり4カ所の台札の一番上がすべて K になれば成功である。

慣れないうちは難しいが、熟達すると非常に成功率が高くなるゲームである。

開始時に台札を置かず山札52枚から始める、場札を置く場を3カ所とする、などのバリエーションがある。

参考文献

• 花沢正純 「カリキュレーション (計算)」 （松原仁・竹内郁雄編 『ゲームプログラミング』共立出版（『bit』1997年8月号別冊 / 単行本版 1998年8月15日 ISBN 4-320-02898-8 ）pp.109-117） - この文献の内容については、次の外部リンク先の「発表OHP」に、「花澤のプログラム」として簡単な解説がある。

外部リンク

• カルキュレーション - 東京大学情報基盤センター田中哲朗准教授のサイト。このプログラムでは、開始時台札なし、場4カ所で99%、同じく場3カ所で72%の成功率となっている。