JR東日本発足後
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1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR各社および新幹線鉄道保有機構発足。上越新幹線は東日本旅客鉄道(JR東日本)の管轄とされる。新幹線鉄道保有機構が発足し、上越新幹線の鉄道施設をJR東日本に貸し付け。 1988年(昭和63年)3月13日:一部の「あさひ」で240 km/h運転開始。 1990年(平成2年)3月10日:一部の下り「あさひ」が大清水トンネル内の下り勾配(上毛高原駅 - 越後湯沢駅間)で日本の営業列車としては最高速の275 km/hでの運転を開始。 12月20日:上越線支線 越後湯沢 - ガーラ湯沢間 (1.8 km) 開業。 1991年(平成3年)6月20日:東北新幹線 東京駅 - 上野駅間開業。上越新幹線は東京駅への直通運転を開始。 10月1日:JR東日本が新幹線鉄道保有機構から上越新幹線の鉄道施設を有償で譲渡される。新幹線鉄道保有機構は解散し、鉄道整備基金設立。 1994年(平成6年)7月15日:E1系Max営業運転開始。「Maxあさひ」「Maxとき」が登場。 1997年(平成9年)10月1日:列車愛称を行先別に整理し「たにがわ」「Maxたにがわ」新設、「とき」「Maxとき」廃止。北陸新幹線 高崎駅 - 長野駅間(通称・長野新幹線)が開業、東京駅 - 高崎駅間に同新幹線直通列車が設定される。同新幹線の「あさま」でE2系営業運転開始。これによる東京駅20・21番線ホームの新設に伴い、上野駅発着の定期列車が消滅した(東北新幹線についても同じ)。 1998年(平成10年)12月8日:速達「あさひ」2往復にE2系投入。 1999年(平成11年)4月:全駅に自動改札機が導入。 2001年(平成13年)5月7日:E4系Max営業運転開始。 12月:ビュッフェ車が廃止。 2002年(平成14年)6月15日:新潟スタジアムにて開催されたFIFA主催2002 FIFAワールドカップ決勝トーナメント1回戦の観客輸送のため、深夜に新潟発東京行きの臨時「あさひ」を運転。深夜帯のため、速度を落としての運転となった。 12月1日:「あさひ」「Maxあさひ」を「とき」「Maxとき」に改称。5年ぶりに「とき」の愛称が復活した。 2003年(平成15年)12月16日:JR東日本が同年11月27日に申請した上越新幹線本庄早稲田駅開業に伴う特別急行料金の上限設定が、運輸審議会にて承認。 2004年(平成16年)新潟新幹線第一運転所が新潟新幹線車両センターに改称。 3月13日:本庄早稲田駅開業。全ての「とき」で240 km/h運転開始。同時にE2系が定期運用を撤退。 10月23日:17時56分頃、新潟県中越地震が発生し、浦佐駅 - 長岡駅間で走行中の「とき325号」(200系K25編成)が脱線。負傷者なし(上越新幹線脱線事故を参照)。高崎駅 - 新潟駅間が不通に。高崎駅 - 上毛高原駅間は約4時間後に運転再開。 10月24日:上毛高原駅 - 越後湯沢駅間で運転再開。 10月30日:新潟駅 - 燕三条駅間で160 km/hで運転再開。 11月4日:燕三条駅 - 長岡駅間で運転再開。 12月28日:全線で運転再開。 2007年(平成19年)3月18日:全車両を禁煙化。 2009年(平成21年)3月14日:大宮駅 - 越後湯沢駅間の保安装置をアナログATC(ATC-2型)からデジタルATC(DS-ATC)へ切り替え。 10月18日:越後湯沢駅 - 新潟新幹線車両センター間の保安装置をアナログATC(ATC-2型)からデジタルATC(DS-ATC)へ切り替え。これに伴い、全線のATCがDS-ATCに統一される。 2012年(平成24年)3月17日:越後湯沢駅以北にてE4系16両編成による運転が開始。 9月28日:この日限りでE1系Max定期運転終了。E4系Maxの売店の営業終了。 10月28日:この日運転の臨時列車「さよならE1Maxとき号」を最後にE1系Maxが営業運転終了。 11月17日:下りの臨時列車「とき395号」に「上越新幹線開業30周年記念号」として開業時の塗装の200系K47編成を、上りの臨時列車「上越新幹線開業30周年号」にE5系を充当して運転。 2013年(平成25年)1月26日:上越新幹線にE2系4編成投入。 3月16日:前日限りで200系の定期運用終了。東京駅 - 新潟駅間ノンストップ列車1往復が大宮駅に停車し、ノンストップ列車が消滅。 4月14日:この日運転の臨時列車「さよなら200系」号を最後に200系が営業運転終了。 2015年(平成27年)3月14日:北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間開業に伴い、上越新幹線の輸送体系を大幅に見直し。「とき」の東京駅 - 新潟駅間を1往復、「たにがわ」の東京駅 - 越後湯沢駅間を7往復、東京駅 - 高崎駅間を0.5往復それぞれ削減。また、全ての定期列車が大宮駅に停車するようになった 12月22日:国土交通省はJR東日本を全幹法第5条第1項に基づく所有営業主体に指定。 2016年(平成28年)2月17日:JR東日本は全幹法第16条1項に基づき、新幹線鉄道大規模改修引当金積立計画を申請。 3月29日:国土交通省はJR東日本が申請した引当金積立計画を承認。 4月29日:観光列車「現美新幹線」が運転開始。 2017年(平成29年)3月31日:高崎駅 - 上毛高原駅(手前)間で、携帯電話不通区間が解消。 10月6日:上毛高原駅(手前)- 上毛高原駅間で、携帯電話不通区間が解消。 10月14日:E2系による団体臨時列車「上越新幹線開業35周年記念号」を東京駅 → 新潟新幹線車両センター間(新潟駅 → 新潟新幹線車両センターは体験乗車扱い)で運転。 11月15日:E5系による団体臨時列車「上越新幹線開業35周年記念号」を新潟駅 → 上野駅で運転。 2018年(平成30年)4月15日:新潟駅の在来線ホームの高架化に伴い、新幹線11番線と在来線5番線の対面ホームで在来線特急「いなほ」との対面乗り換えを開始。 2019年(平成31年・令和元年)3月16日:「とき」4往復、「たにがわ」1往復にE7系を投入。グランクラスの営業も開始。 3月31日:上毛高原駅 - 越後湯沢駅間および長岡駅(手前)- 長岡駅間で、携帯電話不通区間が解消。 4月1日:新幹線統括本部の発足により、駅施設を除いて同本部の管轄となる。 6月11日:JR東日本スタートアップなどが、新潟県で水揚げされた海産物を上越新幹線で首都圏へ運ぶ実証実験を開始(「貨客混載」も参照)。 2020年(令和2年)3月14日:1997年以来となる上野駅発着の定期列車が設定される。 3月31日:越後湯沢駅 - 浦佐駅(手前)間および浦佐駅 - 長岡駅(手前)間で、携帯電話不通区間が解消。 7月23日:越後湯沢駅 - 浦佐駅間の浦佐駅付近のトンネル内で、携帯電話不通区間が解消し、上越新幹線全線で携帯電話が利用可能となる。 12月19日:観光列車「現美新幹線」の定期運行を終了。 12月20日:観光列車「現美新幹線」が「旅行商品専用臨時列車」(ラストラン)として運行され、営業運転を終了。 2021年(令和3年)3月13日:「とき」上下各4本、「たにがわ」各2本にE7系を投入。 9月30日:この日をもって、東北新幹線と共に行なっている小口の荷物輸送「新幹線レールゴー・サービス」(東京駅 - 新潟・仙台駅)を終了。 10月1日:E4系「Max」の定期運行を終了。 10月2日:列車名を「とき」「たにがわ」に統一。
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JR東日本発足後
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1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR各社が発足。東北新幹線の営業主体および東北新幹線(盛岡市 - 青森市)の建設主体は東日本旅客鉄道(JR東日本)が承継。新幹線鉄道保有機構が発足し、東北新幹線(東京駅 - 盛岡駅)の鉄道施設をJR東日本に貸し付け。 9月:「旅客鉄道株式会社が建設主体とされている新幹線鉄道の建設に関する事業の日本鉄道建設公団への引き継ぎに関する法律」により、東北新幹線(盛岡市 - 青森市)の建設は日本鉄道建設公団に引き継ぎ。 1988年(昭和63年)8月31日:政府・与党申し合わせ「整備新幹線の取扱について」において整備新幹線着工優先順位を決定。東北新幹線は運輸省案で第2位。 1989年(平成元年)1月17日:「平成元年度予算編成にあたっての整備新幹線の取扱について」により整備新幹線の旧財源スキーム策定。 6月2日:整備新幹線難工事推進事業計画(岩手トンネル)認可。 1990年(平成2年)1月22日:東京駅延伸工事中に第1上野トンネル(通称「御徒町トンネル」)の建設現場で土砂が噴出し、地上の道路が陥没する事故が発生。 3月:東京 - 盛岡間工事実施計画変更(その12)認可(工事予算及び完了時期の変更)。 3月10日:くりこま高原駅開業。 12月24日:「整備新幹線着工等について政府与党申合せ」により盛岡 - 青森間の運輸省案による着工を決定。同時に、並行在来線をJRから経営分離することを明記。 1991年(平成3年)月日不詳:盛岡新幹線第一運転所を盛岡新幹線運転所に改称。 6月20日:東北新幹線 東京駅 - 上野駅間 (3.6 km) 開業。 8月9日:沼宮内 - 八戸間フル規格で追加認可申請。 8月22日:盛岡 - 青森間の工事実施計画認可。 9月4日:盛岡 - 青森間起工式。 10月1日:JR東日本が新幹線鉄道保有機構から東北新幹線(東京駅 - 盛岡駅間)の鉄道施設を有償で譲渡される。新幹線鉄道保有機構は解散し、鉄道整備基金設立。 1992年(平成4年)6月19日:運輸政策審議会が、「五大都市(東京、大阪、名古屋、札幌、および福岡)から地方主要都市までを概ね3時間程度で結ぶ」とする答申を発表。 7月1日:山形新幹線 福島駅 - 山形駅間開業。同線との直通列車として「つばさ」運転開始。200系「やまびこ」と400系「つばさ」の併結運転開始。 7月29日:盛岡市 - 岩手町間、および八戸市 - 青森市間の暫定整備計画の決定および建設の指示。 1994年(平成6年)2月9日:細川内閣による連立与党申合せおよび三大臣(大蔵・運輸・自治)申合せ。 7月15日:E1系"Max"が営業運転開始。「Maxやまびこ」・「Maxあおば」を新設。 12月19日:村山内閣による連立与党申合せおよび関係大臣申合せ。東北新幹線 盛岡 - 沼宮内間をフル規格に変更し、八戸 - 青森間のミニ新幹線計画を取り下げ。 1995年(平成7年)4月21日: 盛岡 - 沼宮内間の建設線(フル規格)の建設開始の決定および八戸 - 青森間の新幹線鉄道直通線(ミニ新幹線)の建設指示を撤回。 4月26日:盛岡 - 沼宮内間の工事実施計画(フル規格)追加認可申請。 4月28日:盛岡 - 沼宮内間の工事実施計画(フル規格)追加認可。 12月1日:開業以来最大規模となる抜本的なダイヤ改正を実施。「やまびこ」「Maxやまびこ」の停車パターンを大幅に見直して仙台・盛岡駅方面への速達化および混雑度の分散化が図られた。東京駅 - 那須塩原駅間で「なすの」・「Maxなすの」運転開始。同時に「あおば」「Maxあおば」を削減。400系「つばさ」は6両編成から7両編成に増結。 1996年(平成8年)12月25日:政府・与党合意により、整備新幹線の新財源スキーム、新規着工区間など決定。上下分離方式により、JRは受益の範囲を限度とした貸付料を支払うこととされる。東北新幹線 八戸 - 新青森(石江)間のフル規格化および着工が決定。 1997年(平成9年)3月22日:秋田新幹線 盛岡駅 - 秋田駅間開業。同線との直通列車として「こまち」運転開始。最高速度を275 km/hへ引き上げ。同日E2系が営業運転開始。200系・E2系「やまびこ」とE3系「こまち」の併結運転開始。「つばさ」を併結する「やまびこ」が10両編成となり、東京 - 福島間では新幹線としては初めてとなる17両編成の列車が見られるようになった。 5月:全国新幹線鉄道整備法改正(財源スキームの見直し)。 10月1日:北陸新幹線 高崎駅 - 長野駅間(長野新幹線)が開業し、同新幹線が東京駅 - 大宮駅間に乗り入れ開始。列車愛称を行先別に整理し、「あおば」「Maxあおば」を廃止して「やまびこ」「Maxやまびこ」に統合。東京駅20・21番ホームの新設により上野駅発着の定期列車が消滅した(上越新幹線についても同じ)。鉄道整備基金が船舶整備公団と統合し、運輸施設整備事業団設立。 12月20日:E4系Maxが営業運転開始。 1998年(平成10年)1月21日:「政府・与党整備新幹線検討委員会における検討結果」公表。従来の整備計画として、東北新幹線 盛岡 - 青森間の維持を確認。東北新幹線 八戸 - 新青森(石江)間の優先順位第1位での建設着工を決定。 2月19日:八戸 - 新青森間の工事実施計画(フル規格)追加認可申請。 3月12日:八戸 - 新青森間の工事実施計画(フル規格)追加認可。 3月28日:八戸 - 新青森間の起工式。 12月8日:E1系Maxによる「Maxやまびこ」が東京駅 - 仙台駅間1往復に削減され、仙台以北での定期運用終了。E3系「こまち」は5両編成から6両編成に増結。 1999年(平成11年)4月29日:E4系「Maxやまびこ」と400系「つばさ」が併結運転開始。 5月12日:東北新幹線 八戸 - 新青森間の青森車両基地の工事実施計画認可。 12月4日:山形新幹線 山形駅 - 新庄駅間延伸開業。E3系1000番台が営業運転開始し、E1系Maxが東北新幹線列車での定期運用を終了。秋田新幹線「こまち」との併結運転列車から200系が撤退してE2系のみとなり、「こまち」は所要時間の短縮が図られた。 2000年(平成12年)12月14日:八甲田トンネル市ノ渡工区内で土砂崩れが発生し、作業員1人が死亡。 12月18日:整備新幹線の取扱いについての政府・与党申し合わせ。東北新幹線 盛岡 - 八戸間は2002年(平成14年)末、八戸 - 新青森間は今後概ね12年後の完成を目指すとされた。 2001年(平成13年)9月21日:山形新幹線「つばさ」との併結運転列車から200系が撤退し、E4系のみとなる。これにより17両編成の列車は一旦見られなくなった。 2002年(平成14年)5月14日:八戸駅まで運行される列車の愛称を「はやて」と発表。 6月23日:東北新幹線大宮開業20周年に合わせ、200系F93編成を使用した「想い出のあおば」を運転。 9月20日:盛岡駅 - 八戸駅間開業に伴う特別急行料金の上限設定を認可。
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