内部形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 00:41 UTC 版)
体腔内は広いが、大きな咀嚢や消化腺などの消化器官で大部分が占められている。腸の走り方は分類に役立つ形質の一つとされ、本種では「タイプII」と呼ばれる型で、胃から出た腸は後方に向かったあと一旦前方に向かって逆走し、逆S字形にループしたあと再び先の逆走部の外縁に沿って後方に向かい肛門に達する。肛門は体の後端に開口する。 囲心腔は体腔の右後角にあり、腎臓と肺は体腔後縁部に沿うように位置してほぼ左右対称。呼吸孔は後端で肛門の後方に開口する。
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内部形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/09 15:51 UTC 版)
萼内部は広く体腔となっており、それは体腔管として腕の先まで伸びている。 消化管は口と肛門が共に口盤に開くので、萼の内部の体腔内でU字型となるが、実際にはそこで巻いており、三周ほど巻く例もある。構造的には比較的単純な形をしている。 神経系は口の下に環状の口下側神経環があり、そこから各腕に放射神経が伸びる。また、中背板から腕に続く腕板と呼ばれる骨片には腕板神経が伸びる。 循環系としては水管系があり、神経より内側で神経に併走するように環状水管と放射水管がある。
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内部形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 04:08 UTC 版)
消化管は、体の先端に開く口から始まる。口腔の下面にはキチン質でできた歯舌という歯をもち、摂食に用いる。普通は食物を削りとって食べるものだが、より特殊化したものもある。
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内部形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 08:18 UTC 版)
ナマズ目はコイ目やカラシン目などとともに骨鰾上目と呼ばれるグループに属し、この仲間に共通する特徴としてウェーベル氏器官(ウェーバー器官とも)をもつ。この器官は脊椎骨から変化した4つの骨片によって構成され、内耳と浮き袋を連絡し、脳に音を伝える役目を果たしている。夜行性で小さな眼しかもたないナマズ類にとっては、口ヒゲと並ぶ重要な感覚器官である。浮き袋の形態は球形〜楕円形で、底部にじっとしてあまり遊泳しない生活様式を反映してかやや退化的であり、カプセル状に変形した椎骨によって完全に包まれる種類もある。 頭部が平らになっていることは、骨格上の特徴にも影響を与えている。上顎に歯がなく、上顎の骨格そのものが全般的に退化していることが顕著な特徴で、ほとんどの科では主上顎骨は骨片化している。この骨片化した主上顎骨は、口ヒゲを動かすための筋肉の基点となっている。頭部や鰓を構成する骨の中で、下鰓蓋骨・接続骨・基舌骨を欠く。中翼状骨は退化的で、前鰓蓋骨・間鰓蓋骨も比較的小さい。また、頭頂骨と後側頭骨は多くの場合不明瞭で、それぞれ上後頭骨、上擬鎖骨と癒合しているものとみられる。翼状骨・口蓋骨・鋤骨に歯をもつ。椎骨の数は15〜100以上と科によってさまざまである。他の真骨類の魚類とは異なり、尾舌骨は個体発生の初期に腱と癒合し、特殊な骨化を行う。
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内部形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 01:12 UTC 版)
消化系は、口から肛門に至る消化管であるが、その側面に伸びる腸腺が最も大きい。口の内側に咽頭があり、そこから後方に細い食道が続く。その後方で左右に広がる腸腺がある。腸腺はキチン質の裏打ちがあって、左右に分かれて後方に伸び、さらに外側にいくつもの膨らみを持つ。後体の背板の下は、ほぼこの腸腺に占められる。この後方には、細い小腸が伸び、体内で一度折り返して前に伸び、さらにもう一度折り返して、肛門に続く。 中枢神経系は、前体に大きな集中部があり、これは食道の前後で食道上神経塊と食道下神経塊からなる。 排出器としては、基節腺(coxal gland)、腎嚢などがある。
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内部形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/01 01:47 UTC 版)
体腔は広く、消化管から体壁に続く結合組織によって区切られて、背腔と腹腔に区分される。 消化管は口から肛門に直線的に続き、前腸・中腸・後腸に区分できる。前腸と後腸はキチン質に覆われていて短く、消化管の大部分は中腸である。口はポンプのように液体を吸い込むことが出来て、宿主の血液や粘液を吸い込むことが出来る。 神経系には退化傾向が強く、特にポロケファリス目ではそれが著しい、基本的には消化管前端を巻くように配置する脳神経節と、そこから腹面に伸びる腹髄からなる。腹髄は縦に隙間があり、基本的にははしご形神経系に由来することがわかる。そこに3つ程度の神経節が区別できる。しかしポロケファリス目ではこの腹髄もほとんどなく、消化管の周囲の神経塊のみ、といった姿となる。
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内部形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 07:20 UTC 版)
脊椎骨数52-58。咽頭歯はない。鰓耙数26-34で鰓耙は細くて長く、密生している。気道管は鰾の中央やや前寄りで、それに連結する。 胃はV字型で、壁は薄く、幽門垂数は0-3(-4)。腸は短くてほぼ直走する。
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内部形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/01 14:42 UTC 版)
体内のほとんどは大きな1つの体腔となっている。胴部先端の口から続く腸は体腔内で曲がりくねり、後端に開く肛門へ続いている。肛門直前の直腸には一対の肛門嚢が付属する。 多くのものが閉鎖血管系を持つ。主要な血管系は腹側と背側を縦走する。神経系は咽頭の回りを囲む囲咽頭神経索と腹側を縦に走る腹神経索がある。 腎管は胴体前方に通常1-4対、群によっては1-多数対まであり、腹面前方に並んで口を開く。これは生殖門として働く。生殖腺は普通胴体後部の腹側にある。
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内部形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 08:04 UTC 版)
クマムシの神経系 メディアを再生する 消化管に内容物を持つクマムシ 体腔は生殖腺のまわりに限られる。口から胃、直腸からなる消化器系を持ち、口の中には1対の歯針(stylet)がある。排出物は顆粒状に蓄積され、脱皮の際にクチクラと一緒に捨てられる。 呼吸器系、循環器系はない。酸素、二酸化炭素の交換は、透過性のクチクラを通じて体表から直接行う。神経系ははしご状。通常、1対の眼点と、脳、腹側の2本の縦走神経によって結合された5個の神経節を持つ。
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内部形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 23:10 UTC 版)
全体 汗腺 首より上 脳 大脳が極めてよく発達し、体全体との重量比では哺乳類中で最大である。 上半身(上記抜き) 肝臓…生命機能に必要な物質の一部を合成して身体の他の組織に送り、他の組織より老廃物や有害物質を受け取って無害化を図る巨大な代謝組織である。また、胆汁を産生・分泌する外分泌腺でもあり、体温維持に必要な熱を産生する主要な臓器でもある。 心臓…機能的、解剖学的に左右に分けられる。右心系は肺を除く身体各部の血管系(体循環)から上、下の大静脈を通して血液(静脈血)を受け取り、肺動脈を通して肺の血管系(肺循環)に血液を送り出す。肺でガス交換を終えた血液(動脈血)は肺静脈を通って左心系に流入し、左心室の強大な拍出力によって体循環へと再び送り出される。 肺…鼻、鼻閉時には口を通して吸入された空気と肺循環に送り込まれた静脈血との間で主に酸素と二酸化炭素の交換を行う臓器である。空気と血液は肺胞壁と血管内皮を介して隣接し、各気体のガス分圧の勾配に従ってその移動を許す。即ち、酸素はより分圧の高い空気から分圧の低い血液に向かって移動し、二酸化炭素はより分圧の高い血液から分圧の低い空気へと移動する。この結果、動脈血は酸素に富み、二酸化炭素の少ない血液となる。また、肺血管は膨大な毛細血管床を有しており、静脈血はすべてこれを通って体循環へと入るため、静脈血中の一部の物質の代謝や物理的な濾過の役割も果たす。 膵臓…膵臓は外分泌腺と内分泌腺よりなる。外分泌腺部では多くの消化酵素(トリプシン、キモトリプシン、リパーゼ、アミラーゼ等)が産生され、膵管の分泌するアルカリ性の液体と混じて膵液を作る。消化酵素は多くは活性を持たない前駆体の形で膵液に含まれ、これがペプシンや十二指腸上皮の刷子縁に存在するペプチダーゼによって部分分解される事で活性のある酵素を生じる。内分泌腺部はランゲルハンス氏島と呼ばれ、インスリン、グルカゴン、ソマトスタチン、VIPなどを産生している。 腎臓…血液を濾過し、血球と大分子量の物質を除いた濾液(原尿)を産生し、これから必要な物質を再吸収して尿を産生する臓器である。再吸収される物質は多くあるが、代表的なものとしてナトリウム、カリウム等の電解質、グルコースやアミノ酸等の栄養素、小分子タンパク等がある。また、水分もほとんどが再吸収される。このため、一日に産生される原尿は200リットルと膨大な量にもかかわらず、尿量は1 - 2リットル程度となる。この様な尿産生の過程で、身体に不要な老廃物は再吸収効率が悪いため、尿中に濃縮される事になる。電解質や水分(自由水)の再吸収率を調節する事で、腎臓は身体の体液量を調節する極めて重要な組織である。また、腎臓は赤血球の産生を刺激するエリスロポエチンや、体液量と血圧を増大・上昇させるレニン-アンギオテンシン-アルドステロン系を駆動するレニンを分泌する内分泌臓器でもある。 胃(食道含)…食物を胃液と混じ、一時的に保持する臓器である。胃液も消化酵素であるペプシンを含むが、胃液自体は消化機能に必須ではない。むしろ、食事で一度にとられた食物を保存しておき、徐々に十二指腸に送り込む機能が主機能である。このため、保持している食物中で細菌が増殖しない様に、強い酸性の胃液と混じて保存する必要があるのである。強い酸性である胃酸に胃粘膜が障害されない様に、胃の上皮細胞は粘液を産生して防御している。この様な防御因子を阻害するものがあると、胃粘膜障害が生じて胃潰瘍ができる可能性がある。防御因子の阻害要因としてはH.pyloriが最大の要因であり、その他喫煙、ストレス、NSAID等の薬剤、胃粘膜血流の減少等があげられる。 小腸…食物を吸収可能な形まで分解し、それを吸収する臓器である。まず食物は膵液と混ざり、大雑把に分解される。これがさらに小腸の上皮細胞の刷子縁にある分解酵素(各種ペプチダーゼや二単糖分解酵素等)でアミノ酸や単糖の状態まで分解され、上皮細胞内に吸収される。刷子縁に存在する酵素で吸収可能な形にまで分解する意義は、刷子縁は極めて細かな微絨毛からなり、この隙間には細菌も侵入できない為、ここで最終的な消化が行われれば細菌との栄養素の競合が少なくなる事にあると考えられている。 大腸…大腸は大きく結腸と直腸に分けられる。結腸は栄養素が吸収された後の残渣から水分と電解質を吸収し、便を作る臓器である。直腸は便を排便まで保持する臓器である。消化管には食物や飲料の他、胃液や膵液、腸液など、一日に平均して10リットル近い水分が流入する。そのうち、約1.5リットルが小腸において吸収され、残りのほとんどを結腸が吸収する。便中に排泄される水分はわずか200ミリリットル程度である。結腸が濃度勾配に逆らって吸収できるのは電解質しかない。水分は吸収された電解質に引かれて受動的に吸収されるにすぎない。したがって、結腸は基本的には自由水を吸収する能力は持たない。 膀胱…尿を排尿時まで保持する臓器である。陸上生活をする哺乳類においては、尿や便を魚類のごとく垂れ流しにするのははなはだ生存に不利である。これは、尿や便を垂れ流しにすれば、それをたどって捕食者に容易に発見されてしまうためである。したがって、哺乳類では便を保持する直腸や尿を保持する膀胱が発達したと考えられている。 胆嚢…胆嚢は肝臓で産生された胆汁を保持し、濃縮し、必要な時に排出する臓器である。胆汁は肝細胞で産生され、細胆管や肝内胆管、左右肝管、総肝管へと流れるが、総肝管から分岐する胆嚢管を通って胆嚢に流入する。ここで水分の吸収などが行われて濃縮され、保持される。小腸の上皮から分泌されるコレシストキニンなどの刺激があると胆嚢が収縮して濃縮された胆汁が排出される。これは胆嚢管から総肝管を通り、膵管と合流した総胆管、そしてファーター乳頭を経て十二指腸に流入する。 副腎…副腎は皮質と髄質からなり、皮質は主に三種類のステロイドホルモンを産生し、髄質はカテコラミンを産生する内分泌臓器である。皮質はさらに球状層、束状層、網状層よりなり、それぞれアルドステロン(鉱質コルチコイド)、コルチゾール(糖質コルチコイド)、DHEA(男性ホルモン前駆体)が主産物である。副腎皮質機能不全は死に繋がりうる極めて重要な疾患であり、これは即ち副腎皮質の産生するホルモンの重要性を示すものでもある。副腎髄質はカテコラミン、特にアドレナリンを産生する臓器であり、交感神経系と共同して「逃走と闘争」の反応を引き起こす。 脾臓…機能的には巨大なリンパ腺と考えてよい。ただし、リンパ腺がリンパ系に属するに対し、脾臓は血管系に繋がる。脾臓では古い赤血球(寿命はおよそ120日である)がマクロファージに貪食されて処理され、血液中の病原体なども濾過、貪食される。また、これに引き続く適応免疫の展開の場ともなる。従って、脾臓には極めて多くのリンパ臚胞が存在する。脾臓は他の哺乳類では血液を保存し、運動時に収縮する事で血液量を増加させる機能があるとされるが、ヒトにおいてはこの様な機能はほとんどないと言ってよい。脾臓の摘出は生命維持という観点では大きな影響はないが、幼少時に脾摘を受けると細菌感染症にかかりやすくなるなど、免疫能が低下する可能性がある。 「人体」も参照
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内部形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/14 02:54 UTC 版)
消化管は下面中央の口から上に伸び、盤中央の内部を大きく占める胃に通じ、そこから上面中央に開く肛門へと直腸が続く。胃は大きく二つに分かれる。最初の噴門部は大きくて筋肉質でよく伸び縮みし、食物を採る時には体外に広げられる。後方の幽門部からはそれぞれの腕に管が伸び、その先で左右に分かれ、それぞれの腕の内部にある肝盲嚢につながっている。 水管系は皮膚と内骨格の間を走る。多孔板から石管が下側に伸び、口周辺を取り巻く環状水管に続き、そこから歩帯溝中央を走る放射水管へとつながる。 神経系は水管に沿って環状神経と放射神経が走る。生殖巣は肝盲嚢の下に腕に一対ずつあり、腕の間の位置の盤上周囲に開く。雌雄異体。 体腔内にはシダムシ類が寄生する。
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