ヌマガエル科とは? わかりやすく解説

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ヌマガエル科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/13 18:09 UTC 版)

ヌマガエル科
スキッパーガエル Euphlyctis cyanophlyctis
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 両生綱 Amphibia
: 無尾目 Anura
亜目 : カエル亜目 Neobatrachia
上科 : アカガエル上科 Ranoidea
: ヌマガエル科 Dicroglossidae
学名
Dicroglossidae
Anderson, 1871[1][2]

ヌマガエル科(学名:Dicroglossidae)は、無尾目に分類される科。

分布

アフリカ大陸北部からアラビア半島南部・南アジア・東南アジア・インドネシアパプアニューギニア台湾日本にかけて[1]

分類

分類と和名はオシー(2025)を参考[3]。和名は倉田(1993)、松井(2016)も参考[2][4]。種数はAmphibian Species of the WorldおよびAmphibiaWebを参考[1][5]。日本産属の和名は日本爬虫両棲類学会(2025)に従う[6]。本科については胸帯や指趾先端の骨などの内部形態的にアカガエル科と区別できない点や、科内に不明な点も多く多系統群とする説も否定されていない[2]

系統

次のような系統樹が得られている[7]

ヌマガエル科
ウキガエル亜科

インガーガエル属

ウキガエル属

ヌマガエル亜科

クールガエル属

トゲガエル属

タカネガエル属

セイロンガエル属

スキッパーガエル属

トラフガエル属

ホオカワガエル属

ヌマガエル属

出典

  1. ^ a b c Dicroglossidae Anderson, 1871 | Amphibian Species of the World”. amphibiansoftheworld.amnh.org. 2025年10月12日閲覧。
  2. ^ a b c 松井正文 「ヌマガエル科」『ネイチャーウォッチングガイドブック 日本のカエル 分類と生活史 全種の生態、卵、オタマジャクシ』、誠文堂新光社2016年、180-192頁。
  3. ^ マーク・オシー、サイモン・マドック、富田京一(日本語版監修)、冨水明(日本語版監修)『カエル大全 FROGS OF THE WORLD』エムピージェー、2025年3月1日、206-207頁。ISBN 978-4-909701-96-1 
  4. ^ 倉田満編著 「カエル目(無尾目)の分類表2」『動物たちの地球 両生類・爬虫類 3 トノサマガエル・モリアオガエルほか』第5巻 99号、朝日新聞社、1993年、96頁
  5. ^ AmphibiaWeb - Dicroglossidae”. amphibiaweb.org. 2025年10月12日閲覧。
  6. ^ 日本産爬虫両生類標準和名リスト(2025年4月28日版)”. 日本爬虫両棲類学会 (2025年4月28日). 2025年10月12日閲覧。
  7. ^ Alexander Pyron, R and Wiens, John J (2011). “A large-scale phylogeny of Amphibia including over 2800 species, and a revised classification of extant frogs, salamanders, and caecilians”. Molecular Phylogenetics and Evolution 61 (2): 543-583. doi:10.1016/j.ympev.2011.06.012. 



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