ヌマコダキガイとは? わかりやすく解説

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ヌマコダキガイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/07 06:55 UTC 版)

ヌマコダキガイ
分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Mollusca
: 二枚貝綱 Bivalvia
: オオノガイ目 Myida
: クチベニガイ科 Corbulidae
: ヌマコダキガイ属 Potamocorbula
: ヌマコダキガイ P. amurensis
学名
Potamocorbula amurensis (Schrenck, 1862)[1]
和名
沼子抱貝
英名
Amur river clam

ヌマコダキガイ沼子抱貝: Amur river clam学名: Potamocorbula amurensis)は、オオノガイ目に属する二枚貝の一種。環境省レッドリスト(絶滅危惧種)に登録されている反面、国際自然保護連合(IUCN)による世界の侵略的外来種ワースト100に認定されている。

形態

殻長:約25mm。殻高:約18mm。二枚貝殻の右が大きく、左の小さい貝殻を抱き込む形状。腹縁は歪みがある。雌の産卵は約4万5000〜22万個。浮遊幼生期は約18日間。

分布

太平洋北西部、極東ロシアから中国南部までの汽水域に生息する[2]

その他

原産地である日本周辺の海では数が減少しており、環境省のレッドリストに登録されている。

反面、バラスト水に紛れこんで海外へ生息域を延ばし、サンフランシスコ湾では動物プランクトンを食す寡占状態に。赤潮が起きなくなった代わりに大増殖し、発見されてから僅か1年で海底を埋め尽くし、小型の甲殻類や魚を減少させるに至った。

脚注

  1. ^ "Potamocorbula amurensis (Schrenck, 1862)". World Register of Marine Species. 2022年11月11日閲覧
  2. ^ Potamocorbula amurensis”. 2022年11月11日閲覧。

関連項目




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