体液量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 16:44 UTC 版)
体重70 kgの男性の体液の内訳全水分量42 L 細胞外液14 L 血漿(血管内)2.8 L 間質液11.2 L 細胞内液28 L ヒトの成人男性において、健常時の全体液(細胞内液+細胞外液)は体重の60%を占める。内訳は、体重に対して細胞内液が40%、組織液が15%、血液(血漿のみ)・リンパ液が4.5%・体腔液などが0.5%である。脂肪組織はほとんど水を含まないため、男性に比べて脂肪が多い成人女性では、体重に対する体液の比率が小さくなる(男性の8割ほど)。 体液比は年齢とともに減少していく。新生児で最も高く約78%であるが、これは細胞外液量が多いためである。4歳くらいで成人とほぼ同じ比率になる。一方、老人の体液比は約50%で、これは細胞内液量が減少したことによる。
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