『明解国語辞典』以降とは? わかりやすく解説

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『明解国語辞典』以降

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 23:50 UTC 版)

国語辞典」の記事における「『明解国語辞典』以降」の解説

明解国語辞典 三省堂1943年初版〕、1952年改訂版金田一京助編・監修〕、小型小辞林』を基に現代語中心に編纂現代小型国語辞典嚆矢改訂版表記欄見出し漢字当用漢字表・音訓表の表内字=表内音訓表外字表外音訓の印を付け後発辞書がそれにならった1997年初版復刻版刊行された。 言林 全国書房(1949年新村出1961年小学館から新版ローマ字で引く国語辞典 研究社1952年福原麟太郎山岸徳平小型一語一語英訳付記2010年復刻版辞海 三省堂1952年金田一京助研究者国語教師などから高く評価されたが、実際販売好調とは言えず、改訂されことなく品切れとなった1974年新装広辞苑 岩波書店1955年第1版〕、2018年第7版新村出中型敗戦国語改革経た後、初め出版され百科兼用中型国語辞典広く支持され代表的な国語辞典見なされるなどベストセラーとなる。第3版国語辞書としていち早くCD-ROM版開発された。以降さまざまな形態のデジタル版がある。 例解国語辞典 中教出版1956年時枝誠記小型語釈用例について評価が高い。ほぼすべての項目に用例作例)付した時枝文法よる。送り仮名付け方1973年)を付録とする増訂版がある。1977年まで版を重ねた角川国語辞典 角川書店1956年初版〕、1969年新版新選国語辞典 小学館1959年初版〕、2022年10版)金田一京助佐伯梅友大石初太郎野村雅昭小型収録した語の数とその内訳を詳しく示す。巻末の「漢字解説」は熟語構成する漢字の意味を知るのに役立つ。 新言海 日本書院1959年大槻文彦〔著〕大槻茂雄〔補〕、小型言海』の現代版として編まれ辞典三省堂国語辞典 三省堂1960年初版〕、2022年第8版見坊豪紀市川孝・飛田良文山崎誠飯間浩明塩田雄大小型新しく定着しつつある言葉を見逃さず取り入れることでは他の追随を許さない。見坊は、この辞書の編纂のために生涯に約140語に及ぶ現代語採集カード作った語釈平易な言葉使い簡潔第7版にはプロ野球3球団仕様がある。第8版では仮名見出しアクセント加えるなど全面改訂行った第7版以降にはモバイルアプリケーションがある。 旺文社国語辞典 旺文社1960年初版〕、2013年11版)山口明穂和田利政池田和臣ほか、小型日常生活必要な語をはじめ、科学技術情報医学などの最新語、和歌百人一首現代短歌)・現代俳句や、人名・地名作品名など固有名詞故事ことわざ・慣用句豊富に収録常用漢字人名用漢字はすべて見出しとして収載岩波国語辞典 岩波書店1963年第1版〕、2019年第8版西尾実岩淵悦太郎水谷静夫柏野和佳子・星野和子丸山直子小型スマートな語釈定評があり、例えば「右」の語釈に「この辞典開いて読む時、偶数ページのある側を言う」とあるのは秀逸とされる。単漢字造語成分とみて「漢字母」項目として立項する。第7版以降モバイルアプリケーションがある。Google第7版新版語釈表示されることがある新潮国語辞典 新潮社1965年初版〕、1995年第2版山田俊雄築島裕小林芳規白藤禮幸小型現代語古語をあわせ収める字音語対す仮名見出し片仮名にする。多くの語に用例と出典を示す。 新明解国語辞典 三省堂1972年初版〕、2020年第8版山田忠雄倉持保男上野善道山田明雄・井島正博・笹原宏之小型主幹山田個性反映した独特の語釈人気がある。ある動詞どのような助詞を取るかなどについての情報も詳しい。 日本国語大辞典 小学館1972年1976年第1版〕、2000年〜2002年第2版)、大型松井栄一中心となり、ほとんど学界総がかり編集に当たる。第1版は全20巻、後に縮刷版10巻語数は約45語。第2版は全13巻語数は約50になった現存するあらゆる日本語の文献視野用例取り最古例・主要例を示す。第2版有料オンライン辞書事典検索サイトジャパンナレッジのコンテンツ一つ角川国語辞典 角川書店1973年時枝誠記吉田精一中型現代語先に記述する方式を採った最初辞書見出し語数は約15語。1982年見出し語5000程度増加をもって角川国語大辞典』を出版する学研国語大辞典 学習研究社1978年初版〕、1988年第2版金田一春彦池田弥三郎辞典ながら百科項目を排し国語辞典徹する用例近現代実例が多い。 新潮現代国語辞典 新潮社1985年初版〕、2000年第2版山田俊雄築島裕白藤禮幸奥田勲小型漢語に強い。字音語対す仮名見出し片仮名にする。近現代文学作品から用例多く採り、実例を示す。 現代国語例解辞典 小学館1985年第1版〕、2016年第5版林巨樹監修〕、小型日本国語大辞典』の成果踏まえて編まれ小型国語辞典類語違いを他の言葉との組み合わせによる適否で示す類語対比表可能な表記より一般的な表記重視することに特徴がある。 国語大辞典 言泉 小学館1986年林大監修〕、中型日本国語大辞典』をベースとしていることが特徴。他の『言泉』との関連はない。 大辞林 三省堂1988年初版〕、2019年第4版松村明中型広辞林』の改訂では『広辞苑』に対抗できない認識した三省堂が、倒産はさんだ28年間をかけて編纂した語釈を、現代広く使われているものから順に記すなど、現代語主義を採る。インターネット上で第2版第3版提供された。第3版第4版にはモバイルアプリケーションがある。 日本語大辞典 講談社1989年初版〕、1995年第2版梅棹忠夫金田一春彦監修〕、中型国語辞典百科事典特徴併せ持つ。同辞典冒頭の「序」によると、国際化が進む中での日本語現状を、情報処理能率鑑みながら、日本語歴史的な背景視野入れ将来含めて考察するための材料提供することを目的とする。 集英社国語辞典 集英社1993年初版〕、2012年第3版森岡健二徳川宗賢川端善明中村明星野晃一中型に近い小型語数は約94000語。この規模辞書では初め横組み版も発売された(第2版まで)。文法項目の用例分かりやすい唱歌などを用いている。一般語NHKアクセントを示す。 辞林21 三省堂1993年松村明佐和隆光養老孟司監修〕、中型横組み語数は約15語。百科事典カタカナ語辞典人名事典地名辞典アルファベット略語辞典ワープロ漢字字典としての機能併せもつ1998年の『新辞林』は本書改題改訂版に当たる。 角川必携国語辞典 角川書店1995年大野晋田中章夫、小型間違いやすい言葉使い分け丁寧な解説によるコラム紹介する文法など国語関連の項目を載せ百科事典のような項目を幅広く採用している。漢字詳しく書き順も示すほか、古語類義語充実している。 大辞泉 小学館1995年初版〕、2012年第2版松村明監修〕、中型現代語重視し新聞放送インターネットからも広く語彙集める。第2版横組み刊行された。ジャパンナレッジコトバンクといったウェブサイトモバイルアプリケーション通じて提供されるデジタル大辞泉』はかつては3回2022年3月時点では年2回の更新継続し新語時事用語など収録する固有名詞収録特色がある。 三省堂現代新国語辞典 三省堂1998年初版〕、2019年第6版小野正弘編集主幹〕・市川孝ほか、小型三省堂現代国語辞典』(1988年初版)の改題改訂高校教科書密着型を謳い評論文のキーワードなどを重視する第6版では「ググる」「スクショ」などの俗語や「沼」「ギガ」などの新用法収録し「バズる」(これも新たに立項)。 明鏡国語辞典 大修館書店2002年初版〕、2020年第3版北原保雄小型文法項目に力を注ぎ、たとえば助詞「が」説明だけで1ページ以上ある。言葉の「誤用」への言及が多い。第2版以降モバイルアプリケーションがある。 小学館日本語新辞典 小学館2005年松井栄一小型類語使い分けが詳しい。意味などがよく問題になる語について、コラム詳述する顔文字のような記号によって、日常語にこもる感情プラス称賛)かマイナス(非難)かを示す。 精選版 日本国語大辞典 小学館2005年2006年)、大型日本国語大辞典第2版の「エッセンス凝縮し精選」した30項目全3巻縮約版であると同時に、約1500語・用例約5000例の増補施されている。モバイルアプリケーション提供されるほかコトバンクで引くこともできる

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