しゅく‐やく【縮約】
縮約
縮約
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/02 08:10 UTC 版)
縮約(しゅくやく)とは、比較的長い文章・語句・表記を短くまとめること。
類似の言葉に要約があるが、要約が主として文章のみを対象とするのに対し、縮約は文法的表現や数学的表現にも用いられる。
国語教育や日本語教育の分野では、長い文章を短くまとめる作業を通して学習者の読解力を養う教育実践を指す。
大野晋の著書『日本語練習帳』では、「要約」との違いを強調して「地図で縮尺というように、文章全体を縮尺して、まとめること」とされている[1]。大野の実践では、題材は新聞の社説で、社説の文章を400字(1行20字詰め20行の原稿用紙)ちょうどにまとめるものである。なお、これと類似の方法は公文式における国語の読解力養成にもみられるが、その名称は「要約法」であり、独自の文章教材を用いる点が異なる[2]。
出典
関連項目
縮約
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/19 13:50 UTC 版)
複数の音節が一音節に縮められて発音されることを縮約という。 秋田方言では、係助詞の /wa/ (ワ)が直前の音節と縮約されて発音される場合がある。コンドワ(今度は)がコンダとなるように /dowa/ が /da/ に縮約したり、コレワ(これは)がコリャ、ソレワ(それは)がソリャとなるように /rewa/ が /rja/ に縮約される場合がある。 中年層以下の若い世代を中心として、コレデワ(これでは)をコレジャ、ソレデワ(それでは)がソレジャとなるように /dewa/ (デワ)から /zja/ (ジャ)への縮約が見られるが、これは東京の口語の影響であり、高年層はほとんど用いない。「~では」にあたる形は、「~ンダンバ」や「~ンデ」などの形で表すのが一般的である。 動詞の語尾の /ru/ と、助詞の /no/ が縮約して、/runo/ が撥音になることがよく見られる。例えばミデルノンダ(見ているのだ)がミデンダになる。
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