『易入門』について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/28 23:06 UTC 版)
井上ひさしは、五十本の筮竹と六本の算木をわずか六枚の硬貨で代用する方法を教えたこと、難解な易経の教えを易しく説いたこと、この2点において本書は画期的だったと述べている。井上ひさしは、易経は「座右に備えて、あてもなくページを繰っては、人生全般に関する助言をありがたく汲み取る」のが賢い利用法であるとし、この易経の本質を本書はかなり忠実に写しており、占いをするでもなく漫然と読んでいる読者もとらえるような魅力があると語っている。井上によると、この本をきっかけに易経に興味をもって触れたという人も多かった。 井上ひさしは連載『ベストセラーの戦後史』の18回において、『易入門』を昭和37年最大のベストセラーとして取り上げている。
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