相互確証破壊とは?

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相互確証破壊(Mutual Assured Destruction : MAD)

米ソ冷戦時代1960年代)に提唱された核抑止理論米ソ両国が、自国核戦力の非脆弱性相手攻撃対す残存能力)を向上させて相手先制攻撃から自国核戦力一部が必ず生き残るようにし、報復攻撃相手確実に破壊できる第二能力確保することによって、核攻撃相互に抑止することができるとするもの。

【相互確証破壊】(そうごかくしょうはかい)

Mutual Assured Destruction(MAD).
20世紀後半冷戦期アメリカソ連打ち立て抑止力概念

要約すれば「報復として自分頭上にも核弾頭降ってくる事を承知核攻撃命令できる国家首脳など存在しない」の一言尽きる。
この前提に立つなら、全ての仮想敵国首脳頭上に必ず戦略核兵器命中せられる体制確証破壊)を整えておく事が、敵国核兵器使用不能にする最良の手段となる。
こうした思想基づいてアメリカ軍ソ連軍核兵器主軸とした戦略体系構築し、相互に確証破壊成立させた事により、世界中誰も安易に核兵器使用できない国際情勢成立した。

運用においてはいかにして国家首脳頭上に対して確実な報復を行える状況維持続けるか」が問題となる。
現実的には、全面核戦争想定されるような情勢政府中枢平時と同じ場所にあるとは考えにくく、また、諜報活動によってその拠点確定させることも期待できない
よって、通常敵国領土全域経済活動不可能になるほどの無差別攻撃が行われるものと想定される。
また、戦略核兵器所在確定すると当然ながら破壊工作先制攻撃使用不能にされる危険性があるため、核兵器分散配備戦略哨戒戦略潜水艦など、いささか偏執的な戦略を取る事となる。

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問題点

相互確証破壊という概念一つ時代象徴する思想であり、多角的検証によって数多く批判唱えられている。
自国滅亡不可避前提として想定する戦略であるため感情的批判根強く批判的プロパガンダ要素を含んだ娯楽作品数多い
とはいえ、現在に至るまで相互確証破壊はひとまず上手く機能している――少なくとも核戦争は起きていない
しかし、そこに至るまでの経緯は偶然や幸運産物であるという主張には一定の説得力があり、近い将来核戦争が起きることを危惧する声はいまもなお少なくない

相互確証破壊戦略対す典型的批判としては以下のようなものがある


相互確証破壊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/20 07:38 UTC 版)

相互確証破壊(そうごかくしょうはかい、: Mutual Assured Destruction, MAD)とは、核戦略に関する概念・理論・戦略。核兵器を保有して対立する2か国のどちらか一方が、相手に対し核兵器を使用した場合、もう一方の国が先制核攻撃を受けても核戦力を生残させ核攻撃による報復を行う。これにより、「一方が核兵器を先制的に使えば、最終的に双方が必ず核兵器により完全に破壊し合うことを互いに確証する」ものである。理論上、相互確証破壊が成立した2か国間で核戦争を含む直接的な軍事的衝突は発生しない。例えば、米国とソ連の間に相互確証破壊が成立した冷戦後期以降、この2カ国間では直接的な軍事力行使は行われていない。




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