相互直通運転へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:22 UTC 版)
2011年3月12日当時の編成図あさぎり ← 沼津 新宿 → 小田急20000形「RSE車」1・4・5・8号1 2 3 4 5 6 7 指 指 G G 指 指 指 指 セ個 JR東海371系2・3・6・7号1 2 3 4 5 6 7 指 (指) G G 指 指 指 指 指 全車禁煙 ()にバリアフリー対応設備を設置 6号車は御殿場駅 - 沼津駅間のみ自由席 凡例 G=グリーン車(スーパーシート)指定席 指=普通車指定席 セ個=普通車セミコンパートメント(4人用) 国鉄分割民営化後の1988年7月、小田急はJR東海に対して、車齢30年を超えたSSE車の置き換えを申し入れた。折りしも御殿場線では1989年に富士岡駅と岩波駅に行き違い施設が新設されたこと、また御殿場線沿線から運転区間延長の要望が強くなっていたことから、小田急とJR東海の間で相互直通運転に関する協議が進められ、1989年8月8日には、2社がそれぞれ新形車両のRSE車・371系を導入した上で相互直通運転に変更、特急に格上げした上で運行区間も新宿駅 - 沼津駅間に延長するという、基本的なプランについて2社間で合意した。この運行区間延長により、中伊豆・西伊豆への新たな観光ルートが設定されることも期待された。 こうして、SSE車による連絡急行「あさぎり」の運行は1991年3月15日限りで終了し、1991年3月16日からは特急「あさぎり」として相互直通運転が開始された。このときから、小田急とJR東海の乗務員が松田駅で交代し、それぞれの自社区間のみを乗務する運行形態に改められた。 小田急20000形RSE JR東海371系 1992年3月28日改正ダイヤの列車時刻は以下の通りである。途中停車駅は、町田駅・本厚木駅・松田駅・駿河小山駅(1・3・6・8号のみ)・御殿場駅・裾野駅である。 下り特急「あさぎり1号」 0401M→1M 新宿7時45分発→沼津9時28分着 特急「あさぎり3号」 0403M→3M 新宿10時15分発→沼津12時16分着 特急「あさぎり5号」 0405M→5M 新宿13時40分発→沼津15時48分着 特急「あさぎり7号」 0407M→7M 新宿17時40分発→沼津19時39分着 上り特急「あさぎり2号」 2M→0402M 沼津8時00分発→新宿9時59分着 特急「あさぎり4号」 4M→0404M 沼津10時30分発→新宿12時33分着 特急「あさぎり6号」 6M→0406M 沼津15時29分発→新宿17時26分着 特急「あさぎり8号」 8M→0408M 沼津17時40分発→新宿19時39分着 車両故障などの異常時は、小田急線内のみを小田急車で運行し、御殿場線内を運休することがあった。
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