予防接種
よぼう‐せっしゅ〔ヨバウ‐〕【予防接種】
予防接種(ワクチン) (よぼうせっしゅ(わくちん))
参考:予防接種と感染症
予防接種(ワクチン) (よぼうせっしゅ(わくちん))
予防接種、免疫付与
ワクチン接種、予防接種
予防接種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/20 10:05 UTC 版)
予防接種(よぼうせっしゅ、英: vaccination)とは、病気に対する免疫をつけるために抗原物質(ワクチン)を投与(接種)すること。接種により病原体の感染による発病、障害、死亡を防いだり和らげたりすることができる[1]。さらに伝染病の抑止に最も簡便かつ効果的で、コストパフォーマンスの高い予防医学である。
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- ^ 予防接種(トラベラーズワクチン) - グローバルヘルスケアクリニック
- ^ 予防接種健康被害救済制度厚生労働省
- ^ 定期接種実施要領 - 厚生労働省
- ^ a b 日本小児科学会の予防接種の同時接種に対する考え方
- ^ 予防接種 > 同時接種 - 有明こどもクリニック
- ^ a b 同時接種の必要性・安全性 - Know VPD!
- ^ 子どもの予防接種 - 江東区
- ^ 予防接種 - はら小児科クリニック
- ^ イタリア、予防接種を就学の条件に AFP(2017年5月20日)2017年5月20日閲覧
- ^ 動物用医薬品データベース - 農林水産省動物医薬品検査所
- ^ 家畜のワクチンについて - 一般社団法人 宮城県畜産協会
予防接種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 02:42 UTC 版)
1980代から多くの国々で子供の定期予防接種プログラムにインフルエンザ菌b型ワクチン(Hibワクチン)が組み入れられてきた。そのような国々では小児の髄膜炎の原因からインフルエンザ菌b型が実質的に除外されるまでになっている。しかしこの疾患が未だ重い病苦となっている諸国では、このワクチンは非常に高価である。日本では依然として、Hibは小児細菌性髄膜炎の最も多い起炎菌である。日本ではHibワクチンが2008年12月より、医療機関で任意接種可能となった。 同じように、流行性耳下腺炎ワクチンによってムンプス髄膜炎の発症数が大幅に減少している。ワクチン未接種時は、おたふくかぜ患者全体の15%がムンプス髄膜炎を発症していた。 髄膜炎菌A、C、W135およびY群に対しては髄膜炎菌ワクチンが存在する。髄膜炎菌C群に対する予防接種を実施している国では、この細菌による症例数が大幅に減少している。また、現在は4種を混合した4価ワクチンが存在する。ハッジ(イスラム世界におけるメッカ巡礼)に参加する際には髄膜炎菌4価ワクチン(ACW135Y)接種がビザ取得の要件とされている。 一方、B群レンサ球菌ワクチンの開発は困難を極めている。これは表面蛋白質(通常ワクチン開発に使用される)から得られる免疫系からの応答が弱く、また正常なヒトの蛋白と交差反応するためである。とはいえいくつかの国(ニュージーランド、キューバ、ノルウェー、 チリ)ではB群レンサ球菌の地方種に対するワクチンが開発されており、そのいくつかは予防接種計画に組み込まれ良好な成績を収めている。 アフリカでは最近まで、髄膜炎菌性髄膜炎の流行の予防とコントロールを早期発見とリスクのある集団を対象とした2価(A/C)または3価(A/C/W135)多糖体ワクチンの集団予防接種による緊急対応に依ってきた。しかし、若年者を対象としたMenAfriVac (髄膜炎菌A群ワクチン)が効果をあげ、医療資源の限られた環境での開発協力モデルとして取り上げられている。 肺炎レンサ球菌の7種類の血清型に効果のある肺炎球菌ワクチン (PCV)のルーチン接種により、肺炎球菌性髄膜炎の発症数が著明に減少している。23価肺炎球菌多糖体ワクチンは特定の集団(脾臓摘出術を施行した患者など)に限り投与されている(日本も承認済み)が全接種者から有意な免疫応答が得られているわけではない。乳幼児(2歳未満)にはこの23価ワクチンが無効であるため、乳幼児の肺炎球菌性髄膜炎の予防には多価(最も知られているのは7価)蛋白結合肺炎球菌ワクチンが必要である(国内未承認)。7価の肺炎球菌ワクチンも、輸入ワクチンを取り扱っている医療機関において接種可能である。 小児へのBCGワクチン投与は結核性髄膜炎発症率を有意に減少させると報告されているが、成人に対する有効性には疑問があり、さらに効果の高いワクチンの開発研究が試みられている。
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予防接種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 15:19 UTC 版)
特定の感染症が流行している地域へ向かう場合、その感染症のワクチンが接種可能ならば予防策となりうる。抗生物質の予防投与は行われない。
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予防接種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 15:11 UTC 版)
詳細は「黄熱ワクチン」を参照 流行地域や流行可能地域は、出入国管理に際して国家機関発行による国際予防接種証明書(イエローカード)が求められる。かつて、イエローカードの有効期間は、接種10日後から10年間とされてきたが、世界保健機関は、2016年7月11日より、生涯有効に延長することを勧告した。 これに伴い、日本で発行される黄熱予防接種証明書の有効期間も、1回の接種で生涯有効となった。なお2016年(平成28年)7月11日の時点で、既に有効期限が切れているイエローカードも有効として取り扱われる。 日本では、イエローカードの発行権限の関係から、検疫所、日本検疫衛生協会及び厚生労働省から指定を受けた医療機関(国立国際医療研究センター等)でのみ予防接種を受けられる。 日本で薬事承認を受けているワクチン(YF-VAX)は、発育鶏卵に接種して作られている。このため、接種予定者が卵アレルギーであれば、予防接種を受けることが出来ないが、代替処置として禁忌証明書が発行される。なお、イエローカードとは異なり、入国の際、禁忌証明書を提示しても上陸拒否を受ける場合がある。
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予防接種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/23 10:14 UTC 版)
黄熱に対しては有効な予防接種が存在する。黄熱の流行地域では出入国管理に際して黄熱ワクチンの予防接種証明書(イエローカード)の提示が要求される。 腎症候性出血熱とデング熱のワクチンは日本では承認されていない。特にデングワクチンはむしろ重症化を促進する危険性があり安全性に問題があるとされている。 エボラ出血熱に対するワクチンは現在研究途上にある。
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予防接種
「予防接種」の例文・使い方・用例・文例
- 医者は子供たちに破傷風の予防接種をした
- 予防接種はあまり効かなかった
- 受けていない予防接種はありますか?
- 予防接種をうけていますか?
- 彼は何の予防接種を打ちましたか?
- ちょうど予防接種を受けさせる予定だったので病院へ行きました。
- 猫に予防接種を受けさせる予定だったので病院へ行きました。
- 猫に予防接種を受けさせる予定です。
- 年に一度猫に予防接種を受けさせる予定です。
- 予防接種を受けました。
- 私はいくつかの予防接種を受けた。
- 私は予防接種を受ける。
- 私はインフルエンザの予防接種をする。
- あなたはどこで予防接種を打ちましたか。
- 予防接種しなかったことを後悔している。
- 彼女は複数回の予防接種を受ける必要がありますか?
- あなたはインフルエンザの予防接種を受けますか。
- あなたは過去3か月以内に予防接種を受けましたか?
- 予防接種を受けていかなきゃいけない。
予防接種と同じ種類の言葉
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