予防接種とは? わかりやすく解説

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予防接種

読み方:よぼうせっしゅ

感染症への罹患防止するために、あらかじめ弱いワクチンとして体内取り込ませ、対す免疫能力高めておくことを意味する語。単に「接種と言うことも多い。

予防接種法によると、疾病に対して免疫効果得させるため、疾病予防に有効であることが確認されているワクチンを、人体注射し、又は接種することとされている。

関連サイト
予防接種法 - 厚生労働省

よぼう‐せっしゅ〔ヨバウ‐〕【予防接種】

読み方:よぼうせっしゅ

感染症発生流行予防のため、毒性弱めた病原体などを抗原として体内注入し長期間免疫をつくること。全額公費負担定期接種と、希望者が自己負担で受ける任意接種がある。

「予防接種」に似た言葉

予防接種(ワクチン) (よぼうせっしゅ(わくちん))

感染症原因となるウイルス細菌増殖力弱くしたり(弱毒ワクチン)、まったく増殖できないように(不活化ワクチンしたものワクチン体内注入する(予防接種)ことで、体内抗体免疫)をつくり、その感染症にかかりにくくします。
link_out.png参考:予防接種と感染症

予防接種(ワクチン) (よぼうせっしゅ(わくちん))

感染症原因となる病原体の毒力を弱めたり薬物殺したり(不活化)、病原体毒素一部精製するなどして予防接種液(ワクチン)をつくり、それを体に接種して、その病気対す抵抗力(免疫)をつくることを予防接種といいます。 予防接種で使うワクチンには、生ワクチン不活化ワクチン2種類あります
link_out.png参考:予防接種と感染症

予防接種、免疫付与


ワクチン接種、予防接種


予防接種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/20 10:05 UTC 版)

予防接種(よぼうせっしゅ、: vaccination)とは、病気に対する免疫をつけるために抗原物質(ワクチン)を投与(接種)すること。接種により病原体の感染による発病障害死亡を防いだり和らげたりすることができる[1]。さらに伝染病の抑止に最も簡便かつ効果的で、コストパフォーマンスの高い予防医学である。


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  23. ^ 定期接種実施要領 - 厚生労働省
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  26. ^ a b 同時接種の必要性・安全性 - Know VPD!
  27. ^ 子どもの予防接種 - 江東区
  28. ^ 予防接種 - はら小児科クリニック
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予防接種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 02:42 UTC 版)

髄膜炎」の記事における「予防接種」の解説

1980代から多く国々子供定期予防接種プログラムインフルエンザ菌b型ワクチンHibワクチン)が組み入れられてきた。そのような国々では小児髄膜炎原因からインフルエンザ菌b型実質的に除外されるまでになっている。しかしこの疾患未だ重い病苦となっている諸国では、このワクチンは非常に高価である。日本では依然としてHib小児細菌性髄膜炎の最も多い起炎菌である。日本ではHibワクチン2008年12月より、医療機関任意接種可能となった同じように、流行性耳下腺炎ワクチンによってムンプス髄膜炎発症数が大幅に減少している。ワクチン接種時は、おたふくかぜ患者全体15%がムンプス髄膜炎発症していた。 髄膜炎菌A、C、W135およびY群に対して髄膜炎菌ワクチン存在する髄膜炎菌C群対する予防接種を実施している国では、この細菌による症例数が大幅に減少している。また、現在は4種混合した4価ワクチン存在するハッジ(イスラム世界におけるメッカ巡礼)に参加する際には髄膜炎菌4価ワクチン(ACW135Y)接種ビザ取得要件とされている。 一方B群レンサ球菌ワクチンの開発は困難を極めている。これは表面蛋白質(通常ワクチン開発使用される)から得られる免疫系からの応答弱く、また正常なヒト蛋白交差反応するためである。とはいえいくつかの国(ニュージーランドキューバノルウェーチリ)ではB群レンサ球菌地方種に対すワクチン開発されており、そのいくつかは予防接種計画組み込まれ良好な成績収めている。 アフリカでは最近まで、髄膜炎菌性髄膜炎流行予防コントロール早期発見リスクのある集団対象とした2価(A/C)または3価(A/C/W135)多糖ワクチン集団予防接種による緊急対応に依ってきた。しかし、若年者対象としたMenAfriVac (髄膜炎菌A群ワクチン)が効果をあげ、医療資源限られた環境での開発協力モデルとして取り上げられている。 肺炎レンサ球菌の7種類血清型効果のある肺炎球菌ワクチン (PCV)のルーチン接種により、肺炎球菌髄膜炎発症数が著明減少している。23肺炎球菌多糖ワクチン特定の集団(脾臓摘出術施行した患者など)に限り投与されている(日本承認済み)が全接種者から有意な免疫応答得られているわけではない乳幼児2歳未満)にはこの23ワクチン無効であるため、乳幼児肺炎球菌髄膜炎予防には多価(最も知られているのは7価)蛋白結合肺炎球菌ワクチンが必要である(国内未承認)。7価の肺炎球菌ワクチンも、輸入ワクチン取り扱っている医療機関において接種可能である。 小児へのBCGワクチン投与結核性髄膜炎発症率有意減少させる報告されているが、成人対す有効性には疑問があり、さらに効果の高いワクチンの開発研究試みられている。

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予防接種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 15:19 UTC 版)

旅行者下痢」の記事における「予防接種」の解説

特定の感染症流行している地域へ向かう場合、その感染症ワクチン接種可能ならば予防策となりうる。抗生物質予防投与行われない

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予防接種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 15:11 UTC 版)

黄熱」の記事における「予防接種」の解説

詳細は「黄熱ワクチン」を参照 流行地域流行能地域は、出入国管理に際して国家機関発行による国際予防接種証明書イエローカード)が求められる。かつて、イエローカード有効期間は、接種10日後から10年間とされてきたが、世界保健機関は、2016年7月11日より、生涯有効に延長することを勧告したこれに伴い日本発行される黄熱予防接種証明書有効期間も、1回接種生涯有効となった。なお2016年平成28年7月11日時点で、既に有効期限切れているイエローカードも有効として取り扱われる日本ではイエローカード発行権限の関係から、検疫所日本検疫衛生協会及び厚生労働省から指定受けた医療機関国立国際医療研究センター等)でのみ予防接種を受けられる日本薬事承認受けているワクチン(YF-VAX)は、発育鶏卵接種し作られている。このため接種予定者が卵アレルギーであれば、予防接種を受けることが出来ないが、代替処置として禁忌証明書発行される。なお、イエローカードとは異なり入国の際、禁忌証明書提示して上陸拒否を受ける場合がある。

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予防接種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/23 10:14 UTC 版)

出血熱」の記事における「予防接種」の解説

黄熱に対して有効な予防接種が存在する黄熱流行地域では出入国管理に際して黄熱ワクチンの予防接種証明書イエローカード)の提示要求される腎症候性出血熱デング熱ワクチン日本では承認されていない。特にデングワクチンはむしろ重症化促進する危険性があり安全性問題があるとされている。 エボラ出血熱対すワクチンは現在研究途上にある。

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予防接種

出典:『Wiktionary』 (2021/06/19 12:21 UTC 版)

この単語漢字

第三学年
ぼう
第五学年
せつ > せっ
第五学年
しゅ
第四学年
音読み 音読み 音読み 音読み

発音

よ↗ぼーせ↘っしゅ

名詞

予防 接種よぼうせっしゅ

  1. (免疫学) 感染症予防するために免疫をつける目的ワクチン投与すること。

翻訳


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