動物医薬品検査所とは? わかりやすく解説

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動物医薬品検査所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/14 10:31 UTC 版)

日本行政機関
動物医薬品検査所
どうぶついやくひんけんさじょ
National Veterinary Assay Laboratory
国分寺市の旧庁舎
役職
所長 嶋﨑智章[1]
組織
上部組織 農林水産省
内部部局 企画連絡室
庶務課
会計課
検査第一部
検査第二部
概要
所在地 305-8535
茨城県つくば市観音台2丁目1-22
北緯36度02分00秒 東経140度06分12秒 / 北緯36.0332325度 東経140.1032189度 / 36.0332325; 140.1032189
定員 76人[2]
年間予算 10億8483万6千円[2](2023年度)
設置 1956年6月25日
ウェブサイト
動物医薬品検査所
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動物医薬品検査所(どうぶついやくひんけんさじょ、英語: National Veterinary Assay Laboratory)は、農林水産省施設等機関の一つ。動物用医薬品が安全かつ有効であり、その役割を確実に果たしうることを確認するために、医薬品の開発、製造、流通および使用の各段階において、審査・検査・指導を実施している。

概要

動物用医薬品医薬部外品医療機器および再生医療等製品の検査を行うことで、動物衛生と公衆衛生の向上に貢献することを目的とする。その業務内容は、①動物用医薬品等の品質確保、②承認審査、③危機管理対策の充実と食の安全・信頼の確保、④検定・検査技術の向上と国際化対応の4つに大別される。

沿革

  • 1948(昭和23)年10月 - 家畜衛生試験場(現:農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所)に検定部が設置され、動物用生物学的製剤の国家検定を開始
  • 1950(昭和25)年 5月 - 農林省畜産局(現:農林水産省生産局畜産部)に薬事課が設置され、薬事課分室として国家検定業務を継承
  • 1956(昭和31)年 3月 - 薬事課の廃止に伴い、一時、衛生課分室となる
  • 1956(昭和31)年 6月 - 動物医薬品検査所として独立
  • 1959(昭和34)年 4月 - 国分寺市に庁舎新築・移転
  • 1961(昭和36)年 2月 - 薬事法が施行され、同法に基づき検査業務等を実施
  • 2007(平成19)年 4月 - 動物用医薬品等の承認審査及びその関連業務が、消費・安全局畜水産安全管理課から移管される
  • 2010(平成22)年 4月 - 検査部を11検査室から5領域へ再編整備
  • 2025(令和7)年 9月 - 茨城県つくば市に庁舎新築・移転[3]

組織

  • 企画連絡室
    • 企画調整課
    • 審査調整課
    • 技術指導課
    • 検定検査品質保証科
  • 庶務課
  • 会計課
  • 検査第一部
    • ウイルス学的検査第1領域
    • ウイルス学的検査第2領域
    • 細菌学的検査領域
    • 免疫・病理学的検査領域
  • 検査第二部
    • 品質検査領域
    • 安全性検査第1領域
    • 安全性検査第2領域

脚注

  1. ^ 幹部紹介”. 動物医薬品検査所. 2023年9月28日閲覧。
  2. ^ a b 農林水産省 動物医薬品検査所 (2025年3月14日). “動物医薬品検査所年報 No.61 令和5年度”. 2025年11月14日閲覧。
  3. ^ 動物医薬品検査所 庁舎移転計画について”. 動物医薬品検査所. 2025年11月14日閲覧。

参考文献

外部リンク



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