東和台中学校とは? わかりやすく解説

東和台中学校(東京都)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 16:47 UTC 版)

わたるがぴゅん!」の記事における「東和台中学校(東京都)」の解説

東京都端っこにある、平凡な中学校野球部もさして強いわけではなかったが、わたると宮城転校により、大会で活躍をし、周囲注目を浴びることになる。東京にあるとはいえ周り田舎西東京与那覇 わたる(よなは わたる)1番 投手 右投右打。沖縄から転校してきた天才児。特別野球好きなわけではなくサッカーボクシングなど、どんなスポーツ好み人並み以上にこなすが、実はチームプレーは嫌い。体は小さいが負けず嫌い自由奔放、とにかく悪知恵機転が利く。あまり熱心に野球やっているようには見えないが、いざというとき人一倍根性見せる。この学校やって来る前に沖縄学校さまざまな事件引き起こしており、全ての学校が手に負えなくなったという。東京では親と同居はせず、親代わりのおじい、おばあと共に暮らしている。 投手としての実力中学生離れしていて、一般的な変化球はあまり投げないが、速球かなりのスピードを持つ。また、数々試合通し、ハブボールを始めとする4種類魔球作り出す打撃面ではかなりトリッキーなことをやってのけ、特に走塁時は反則ギリギリなことを当たり前のようにやってのける背番号10キャップツバ後ろ向けてかぶっている。1年生であり周り先輩ばかりで敬語使わないが、「さん」付け呼び敬意は彼なりに払っている(宮城だけは「がっぱい」と呼ぶ)。 ハブボール…最初は地を這うように低い弾道を行くが、手前急激に上昇ホップ)するボール登場時は一段ホップだったが、その後城中戦で二段ホップ紀ノ川中戦で三段ホップ進化する。肩に強い負担をかけるため、わたるの体力でも15球が限界とされていたが、ストーリー後半では特に制限みられない。 シーサーボール…わたるの球速生み出したナックル変化版。通常のナックル佐田投げていたもの)はブレてから真下落ちるが、わたるの球は速いため、空気抵抗に少し変化生じ、シーサーボールはカーブ方向シュート方向ランダム落ちる(保志いわく、落ち方向割合カーブ6:シュート4らしい)。因みに東京都大会決勝三島北中戦の対上原では真下落ち変化フォークボール型)も見せたが、明確にその軌道描写されているのはこれ一度だけである。わたるが主力としている変化球で、様々な攻略法編み出された。 スコールボール…応援団雨乞い音頭により降らしたからヒント得た魔球アンダースローから投げるハブボール。上にボール放り投げ、しばらくすると急激に下方向変化し、ストライクゾーンギリギリをかすめる球。バウンドした後のボール簡単に打てるという弱点を見つけられその後は滅多に投げられなくなったアベック台風ボール滞空中にボール速度変化する魔球原理二つ回転をかけるというもの。タイミングはずされるため、非常に打ちにくい。そのかわり盗塁をされやすいという欠点がある。前3つの魔球比べて若干地味である。 宮城 正(みやぎ ただし)/5番(一塁手) 右投右打。腕っ節は強いが非常に優しい沖縄出身の母と、本島根深く残る欧米人差別にめげず大学教授として教鞭を取る明るイギリス出身の父の間に生まれたハーフ日本国籍)。小学校就学直後こそ素直で聡明な男子だったものの、父親遺伝による身体的特徴がっぱいちぶる』(「がっぱい=後頭部大きい」「ちぶる=頭」の意で医学的に言う長頭)を理由いじめられ萎縮していたが、息子惜しみない愛情を注ぐ両親アドバイスから(自分なりに解釈したスキンシップという名の腕力で)友だち作り励み壮大な勘違い相まって「人を惹き付ける男になる=沖縄番長目指す」という大きな目標に向かって邁進する第二次性徴によって劇的に体格大きくなって中年のような老け顔になった小学4年生以降それまで優しさ聡明さ欠片感じさせない豪傑振りが板に付き、父譲り恵まれた体格と母譲り喧嘩センス南部番長名乗った中学2年生時に北部および中部番長倒して本島総番となった直後その場居合わせたわたるとの邂逅喧嘩が今に続く腐れ縁となり、勝ち逃げのまま転校したわたるを追って東和台中学校に転入以後はわたるの家の裏庭を勝手に借りて寝泊まりし生活費である毎月仕送りをわたるのおばあに一括管理される不自由な生活を送るようになったが、一宿一飯礼儀として薪割りなどの雑事進んで行う。東和台転校時2年生であり、気性荒さから主将田中神山までも呼び捨てにする上、そのほか部員の名前を覚えていない。 鬼頭計らい野球部籍を置くも、そもそも転入目的はわたると喧嘩して勝つためであり、野球のルール進んで覚えようとする努力周囲合わせて標準語改めようとする姿勢を全く見せず気の向くままに振る舞いウチナーグチ沖縄方言)を使い続け独立独歩一貫する本島相思相愛恋人花子」(はなこ)がおり、周囲の目にはその顔貌肥満体から豚を彷彿とさせる醜女にしか映らない花子純粋な想い心から大事にしているが、花子想うあまり世に言う恋は盲目」に陥り、全国大会決勝戦中に本島から単身駆け付けた花子の手弁当沖縄自宅作って保冷理せず札幌会場まで持ってきた)を平らげて食中りおこした末、バックスクリーン直撃超弩級ホームラン花子捧げた代わりに盛大に脱糞してしまった。 マスコットバットを普通のバット如く軽々と扱うだけでなくそれをホームランゾーンへ放り込む桁外れ腕力筋骨強さ、そして14歳とは思えない体格推定身長190-200cm前後)から繰り出される豪快一言尽き打撃良くも悪くも試合の流れ一変させ、仕方なく一時的に投手務めた際には同方向の手足が出る滅茶苦茶なピッチングフォームで神山キャッチャーミット吹き飛ばす剛速球披露し体格の割にスピードスタミナ併せ持つなど打・投・走に関して恐るべき地力を持つ。また、右投右打ではあるが実際には「その時に応じて都合の良いほうを使う」という無自覚極まりないスイッチプレイヤーであり、肩を脱臼したり指を骨折した後頭部強打したりと結構な重症負っても平気で動き回る驚異的な体力回復力野生の熊と対峙しても何だかんだで引き分け持ち込む度胸強運まで兼ね備える。その反面連載が進むに連れて基本ルールすら知らない様子散見されるほど野球知識欠落拍車掛かりファールスタンド超えてホームランならないという基本的なルールすらも連載最終盤を除いて理解していなかったほど。変化球には滅法弱く守備力壊滅的という極端なパワーヒッター(ただし、宮城思考逆手取ったわたるの悪知恵次第変化球にも対応し守備力格段に上がる)。 ただでさえ中学生規格外体格加え後方長く突き出た頭のために着用できる既成キャップ無く野球帽後ろ半分切り取ってゴムバンド縫い付けたもの、バッターヘルメットは後ろ半分叩き割ったものを専用している。小さな頃から苦労絶えない頭の形でありながら、それでもそんな自身の頭を誇り思っているらしく、特徴的な頭を持つ者(『たっちゅーちぶる』=とんがり頭=三島北中の上原、『たっぺーちぶる』=絶壁頭=宮古島中の金城)が現れるとそれを笑いつつも対抗意識燃やしてしまう癖がある。 田中 将(たなか まさし)3番 遊撃手 右投右打。東和台中キャプテンであるが、人に流されやすく動揺しやすい。マネージャー若葉とは恋人同士として噂されているが、実際それほど進展していない。若葉のこととなると異様なまでのガッツ出し、それにより結果を出すこともある。子供のころから熱血野球少年あこがれており、野球に対して熱い情熱持って取り組む。昔、足を骨折してからスライディング恐怖症になっていたが、和泉中との練習試合克服した東和台の複雑かつユニークなサイン彼の発案で、細かい指示出せるので重宝している。 神山 武(かみやま たけし)4番 捕手 右投左打野球部では田中に次ぐポストにいる。4番だがバントが得意。もともと4番としてはパワーのある方ではないが、大事な場面でヒット打っている。カーブ打ちが得意。ほかにも、シーサーボールを捕る特訓をしたり、小学生からバッテリー組んでいた石井と共に特訓をしたりと、見せ場の多い選手である。わたるや宮城勧誘したのも彼でチーム力アップや勝つためなら手段を選ばないある意味捕手の鑑である。柔軟性もあり機転も利く。全国大会決勝金城からサヨナラホームラン打った丸山 ひろあき(まるやま ひろあき)補欠 右投右打。わたるのクラスメートで、席が隣であるため、わたるの最初友人となる人物坊主頭でめがねをかけており、わたるにはカンパチ沖縄方言で「10円ハゲ」という意味)と呼ばれている。わたるに憧れており、日々わたるのような選手になれるように努力している。その努力実り、たびたび代打として結果残した守備にも出場したことがあるが、その際二塁を守る。また、なぜか練習もなしにシーサーボールを完璧に捕球できた。 名前に関して全国大会決勝で「丸山 心平(まるやま:しんぺい)」と書かれたこともある。 宇野太郎(うの こうたろう2番 二塁手 右投右打。上位打者ありながらヒット恵まれなかった。ヒット地区大会全国大会あわせても、宮古島中戦の最終打席打った一本しかない。実はその前の打席にも一安打しているのだが、宮城のせいでフイになった石井(いしい)補欠 右投右打。元エースだが、わたるに投手ポジション取られたため補欠神山とは小学校ころからバッテリー組んでいる。エース奪われた際、野球部をやめることを考えたが、神山説得され野球熱を取り戻しその後全国大会準決勝では宮城代走出場サヨナラヒットを打つ。元投手のため、強肩。 京井(きょうい)6番 左翼手 左投左打。東和台下打線トリッキーズ一員トリッキーズができた当初下位打線なのに仲間はずれになっていたが、その後井から二塁打打ったことでトリッキーズリーダーとして任命された。地区大会全試合宮古島中戦では、瀬戸打順入れ替わっている。 瀬戸(せと)7番 右翼手 右投右打。東和台下打線トリッキーズ一員紀ノ川中戦では、大福落ちている嘘をつく手法まんまと出塁した石田(いしだ)8番 三塁手 右投右打。東和台下打線トリッキーズ一員。わたるの入部当初守備ケチつけられそのこときっかけにわたると勝負し三塁手ポジション明け渡したものの、わたるがエースとなる際、レギュラー復帰した紀ノ川中戦では、井に「アホ」と言ったことで出塁した島津(しまづ)9番 中堅手 右投右打。東和台下打線トリッキーズ一員決勝プッシュバント失敗し顔面に球を当て交代になる。紀ノ川中戦では、わたる達に何か食べているふりをさせることで出塁1点取った橋口(はしぐち)補欠 右投右打。宮城入部する前の正一塁手。和泉中との練習試合では7番一塁として出場しているが、地区大会全国大会では1試合出場していない。 鬼頭おにがしら野球部顧問愛煙家また、若葉宮城クラス担任でもある。北海道の南長万部中出身で、サッカーラグビーなどのスポーツ地区大会決勝行った時、必ず優勝の邪魔をすることから、「鬼頭伝説」という伝説までできた。そのため、南長万部村村民には徹底的に嫌われており、南長万部中との試合中は常にベンチの裏身を隠していたが、試合後に村民達と和解する関 若葉(せき わかば) 野球部マネージャーで、田中の彼女と噂されている。気の強い性格で、わたるを殴ったり、学校暴れている宮城気絶させたりと、様々な功績残している。土門惚れられており、告白されたこともある。 吉田 栄作(よしだ えいさく) わたるの友人で、応援団員転校してきたわたるをからかったことが始まりで、それから様々な接点を持つ。応援団には強制的に入らされ、野球部応援に来る際には毎回と言っていいほど逃げ出し、その腕前は「逃げ大会あったら絶対金メダル取れる」と言われたほどである。宮城と共に試合有無に関係なくギャグシーンの主要担当役。東京から北海道へ自転車で行く際には、一人だけ一輪車使用し行きたくないため一輪車持ってきたが、「そそそれでいいと言われ一輪車で行く羽目になった)、尻が切れながらもなんとか北海道へ到着した普段不真面目だが、宮古島中戦で「ここまで来たからには絶対優勝しろよな」といった一面もある。 土門(どもん) 東和台中応援団長若葉惚れており、告白したこともある。緊張して話すときは噛んでしまい、言葉最初文字繰り返す。彼女か離れたくないあまり、野球部北海道へ全国大会に行く際、応援団ひきつれ自転車東京から北海道まで横断したこともある。試合会場ボロボロ到達した時は、アナウンサーによって球場広められ球場をあげた称賛受けた宮城相手喧嘩挑むことも多いが、そのたび完膚なきまでに倒されている。

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