東員「日本の第九」演奏会
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「東員町総合文化センター」の記事における「東員「日本の第九」演奏会」の解説
センターが開館した1989年(平成元年)から毎年12月23日にひばりホールで第九(交響曲第9番)の演奏会を開催しており、東員町の風物詩として定着している。主催は東員町で、中日新聞社の後援を受けている。入場は有料で座席は全席指定制、未就学児の入場は遠慮するよう呼びかけがなされている。 同じ北勢地方の四日市市で開催される「四日市の第九」がドイツ語で歌唱されるのに対し、東員町では「日本の第九」と銘打っているように、なかにし礼が作詞した日本語の歌詞で歌うのが特徴である。日本語で歌うことになったきっかけは、隣接する桑名市で1987年(昭和62年)8月30日に市制施行50周年記念になかにしの日本語歌詞で初めて歌ったことによる。日本語歌詞で第九を歌う地域は東員町のほかに神奈川県鎌倉市、福井県小浜市、滋賀県今津町(現・高島市)山口県萩市などがあり、1995年(平成7年)には東員町、小浜市、萩市の合唱団が共同でアメリカ・ニューヨークのカーネギー・ホールで日本語歌詞の第九を披露し、喝采(かっさい)を浴びたこともある。 演奏は愛知室内オーケストラが担当する。歌唱者は毎年8月に「日本の第九」を歌う会の結団式を行い、12月の本番に向けて練習を重ねる。当日は東員ひばり合唱団の団員らによる合唱の後、第九が演奏される。第九の演奏会には、第九を通して交流を持つ鎌倉市からも合唱に訪れる。また観客も含めて参加らが東員町民歌を歌うのも恒例となっている。
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