神奈川県鎌倉市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 06:51 UTC 版)
指定年月日:2000年(平成12年)3月10日 事業期間:短期計画が1999年度 - 2003年度の5年間、中期計画が2004年度 - 2008年度の5年間、長期計画が2009年度以降。 主な事業者:江ノ島電鉄・京浜急行バス・湘南京急バス・神奈川中央交通 鎌倉市は歴史的な都市であるが、その分道路拡張整備が難しい面があり、特に自家用車を使った観光客の増加による交通渋滞に悩まされてきた。またこれらの政策とともに、住民の足としてバスがなじむべくの施策が行われている。 このうち、観光客向けとしては、パークアンドライドを普及を推し進め、国道134号滑川交差点付近に数年がかりの工事で由比ガ浜地下駐車場を建設、ここを起点として、中型短尺バス・フクちゃん号が鎌倉駅や鶴岡八幡宮へ運行されている。また、七里ガ浜や江ノ島入り口(藤沢市の協力による)付近の駐車場を活用し、江ノ島電鉄を活用した施策も行われた。しかしながら、知名度不足等の影響により、これらの施策は成功したとは言えず、利用客が非常に少ないのが現状である。 一方の住民の足としてなじむべく施策については比較的普及しているといえる。その中で、特に目立っているのが交通不便地域の解消である。鎌倉市では横須賀線・江ノ島電鉄・湘南モノレールにより、鉄軌道系交通機関が比較的発達しているが、これらを基本とし、既存のバス路線でもカバーできない地区に関してコミュニティーバスの導入を積極的に行った。具体的には、横須賀線各駅から750m以上、および江ノ島電鉄・湘南モノレールの駅や路線バスの停留所から300m以上離れた地域を交通不便地域とし、これらの地域にはコミュニティーバスの導入が一部でなされたほか、地形的制約からバスの運行ができないところでは、乗合タクシーの試験導入が行われている。また本数についても毎時2本の確保を目標にするなどの施策が行われている。 このほかに(渋滞抑制などに伴う)バスの運行速度の向上、鎌倉駅や大船駅のバスターミナルの整理やバス優先レーンの新設、「バス接近システム」の一部導入、ノンステップバス購入の補助金制度などの施策を実施している。 コミュニティーバス新設路線 鎌倉駅西口発着路線(平成11年度開業・江ノ電バス・湘南京急バス) 新鎌倉山線(平成12年度開業・江ノ電バス) 小動線(平成12年度開業・江ノ電バス) 城廻循環線(平成14年度開業・神奈川中央交通) 教養センター循環線(平成15年度開業・江ノ電バス)
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