神奈川県選挙区に転出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 05:46 UTC 版)
「三原じゅん子」の記事における「神奈川県選挙区に転出」の解説
2015年(平成27年)9月、自民党神奈川県連は第24回参議院議員通常選挙において三原を比例区から転出させ、神奈川県選挙区(定数4)の候補に擁立することを決め、自民党本部に公認を申請した。自民党本部は改選4議席以上の選挙区に2名の公認候補を擁立する方針を立てており、同年6月、神奈川県連には神奈川県選挙区選出の現職小泉昭男と三原の2名が公認を申請していた。 一方で公明党が神奈川県選挙区に公認候補者を擁立する方針を決めたため、自民党神奈川県連では公認候補は1名に絞って参院選を戦うべきであるとの意見が大勢を占めるに至り、党本部が求める公認候補の複数擁立については対応が困難となった。こうした中、県連内部の混乱発生を危惧した小泉が同年8月に公認辞退・議員引退の意向を示した。小泉の引退表明を受け神奈川県連は三原のみの公認申請を決めたが、自民党本部は神奈川県連に対しなおも2人目の候補者擁立を指示し、三原の公認を保留した。 党勢拡大を狙う党本部と共倒れを避けたい県連との間で意見の相違が生じ、他の都道府県や比例区の公認候補が出揃う一方で現職である三原の公認が決まらず出遅れが懸念される中、2016年(平成28年)1月、自民党本部は三原の公認とともに、みんなの党解党後無所属で活動していた神奈川県選挙区選出の現職中西健治・旧みんなの党政調会長に党本部推薦を出し、候補者を2名確保することを決めた。 党本部は中西を推薦した理由について「政策が近い」と説明したが、神奈川県連は中西が過去に自民・公明と袂を分かってみんなの党に参加したことを問題視しており、「党本部推薦であっても中西を県連が組織的に応援することはできない」と反発。三原のみの支援に注力するとの姿勢を示した。 同年3月、自民党本部は公明党の新人候補三浦信祐にも推薦を出したが、神奈川県連は自民党系の候補者が3人になるためこれにも反対。県連は三原支援に専念するとの姿勢を改めて示し、中西は無所属での出馬を余儀なくされた。 同年7月の投開票の結果、三原は約100万票を集め、得票率24.5%でトップ当選。中西も4位で当選し、自民党の追加公認を受ける形となった。 2017年10月、参議院消費者問題に関する特別委員長に就任。 2019年10月、自民党内閣第二部会長代理(部会長代理としての担当は原子力防災、経済再生、TPP、日EU・EPA及びTAG、全世代型社会保障改革、経済財政政策、金融、デフレ脱却)に就任。 2020年9月、厚生労働副大臣(主に労働、子育て、年金分野)に就任した。 2021年11月19日、野田聖子少子化相により、男女共同参画に関する政策の企画・立案を支援する大臣補佐官に任命される。
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