ダイアモンド・ドッグズ
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「メタルギアソリッドV」の記事における「ダイアモンド・ドッグズ」の解説
ベネディクト "カズヒラ" ミラー 声 - 杉田智和 ビッグ・ボスの相棒。通称カズ。国境なき軍隊およびダイアモンド・ドッグズ (DD) の副司令官。 「GROUND ZEROES」では国連によるマザーベース査察で身動きが取れないため、ビッグ・ボスにパスとチコの救出任務を頼む。 「THE PHANTOM PAIN」では、ビッグ・ボスが目覚めるまでにダイアモンド・ドッグズの基盤を立ち上げていたが、ビッグ・ボスが覚醒する直前にアフガニスタンで拘束されていた。「GROUND ZEROES」のラストでのヘリの墜落により右腕と左脚を失い、「THE PHANTOM PAIN」中盤以降は視力も衰えている。スネークによる救出後は9年前の国境なき軍隊壊滅とその隊員たちを失った怒りと悲しみ、そして失った身体の痛みを忘れないため、あえて義手義足を使わず杖を突いて活動している。 多くの仲間達を失ったことに対する怒りと恨み、かつて自分もサイファーを利用していた立場だったことへの自責の念もあって、前作の明るさはなりを潜めており非常に疑ぐり深く非情な性格になっている(子犬を見つけてはしゃぐなど、そういう面が全く無くなったわけではない)。特に国境なき軍隊壊滅の原因を招いた疑いのあったヒューイや元XOFのクワイエットに対しては、ことさらに冷淡にかつ最初から疑って接する。 「GROUND ZEROES」のラストでのヘリの爆発後に運び込まれた病院で、メディックの頭部に金属片(あるいはパスの骨の破片)が刺さっている事を聞かされていた為、実は最初からヴェノムが影武者である事は知っていた。そしてその後にビッグ・ボスの本当の計画や目的を知ったことで、ミラーは「自分はビッグ・ボスに見捨てられた」と判断し、最終的にはビッグ・ボスと袂を分かってヴェノムや「子供達」と共にいずれビッグ・ボスを討つことを語っている。 作中のカセットテープで語られる「カズヒラ・ミラーのハンバーガー」では、コード・トーカーの為にハンバーガーを作り、改良を重ねていく。その真の目的は自分のへそくりで作ったハンバーガーショップ「バーガー・ミラーズ」の新商品開発。最終的に究極のハンバーガーを作り出した彼は、ハンバーガーで世界を平和にする事を思い付くのであった。 リボルバー "シャラシャーシカ" オセロット 声 - 三上哲 バーチャスミッションおよびスネークイーター作戦の関係者。ビッグ・ボスに心酔しており、特別な感情を抱いている。 「THE PHANTOM PAIN」ではアフガニスタンで拘束されているミラーの救出任務をスネークに依頼する。ビッグ・ボスの相棒であるミラーが立ち上げていたダイヤモンド・ドッグズに合流した。ビッグ・ボスと同じくサイファー(愛国者達)の創始者。 ビッグ・ボスがヘリの爆発に巻き込まれた際に、ゼロと一時的な協力関係を結ぶ。そして、ゼロからビッグ・ボスのファントムであるヴェノム・スネークの扱いを一任された。ヴェノムには過去作で敵として登場したときと同じタメ口で話すが、ビッグ・ボスやゼロには敬語を使っている。 ロシア語と英語に加えてフランス語・スペイン語・ドイツ語・イタリア語・ポルトガル語も使いこなせる。 本作でも2丁のリボルバーを所持しているが、本作に登場する銃器は全て架空のモデルとなっており、オセロットもこれまで使用していたシングルアクション・アーミーではなく、マテバ 2006Mに似た「TORNADO-6」を使用している(小説版ではシングルアクション・アーミーとなっている)。 FOBミッションにてプレイヤーキャラクターとして使用可能。使用中は無線にオセロットが登場しなくなる。 "ヒューイ" エメリッヒ 声 - 田中秀幸 ピースウォーカー事件に関与していた科学者で、ハル・エメリッヒ(オタコン)の父親。『MGSV』においても、両作品中で引き起こされた多くの事件に深く関与している。足が不自由なため自立歩行ユニットを脚に装着して歩行をしている。 「GROUND ZEROES」では、スカルフェイスの脅迫と保身から自分とストレンジラブの安全を確保する事を条件にIAEAの査察を独断で承諾する事でXOFの襲撃を手引し、国境なき軍隊壊滅の原因を作ったとされている。以後9年間、スカルフェイスの監視下で二足歩行兵器の研究開発を行う。 「THE PHANTOM PAIN」ではメタルギア・サヘラントロプスを開発するが、直立二足歩行の実現に難色を示されて取り上げられそうになり彼自身の立場も危うくなる。そこでダイヤモンド・ドッグスに亡命を要請し、ヴェノムによりダイアモンド・ドッグズのマザーベースに保護される。裏切りの疑惑をかけられて軟禁されながらも、兵器開発スタッフとして協力する。しかし、裏切りの容疑があったためにダイヤモンド・ドッグスでの待遇は非常に悪かった。その後、彼の行動が原因となり変異型声帯虫が発生。ヴェノムの活躍により変異型声帯虫は死滅したものの、彼の存在と裏切りの容疑がマザーベース内で広まり、裁判が決行されることとなった。裁判の結果は有罪であり、ミラーや多くのDDスタッフは死罪を望んでいたものの、ヴェノムの判断でマザーベースを追放されるのみにとどまる。 スカルフェイスの下にいる間にストレンジラブと結婚して生まれた息子がハルである。だが、そのハルを二足歩行兵器の実験台に利用した事でストレンジラブと確執が生まれ、彼女にハルから引き離されたことで逆上。彼女をAIポッドに閉じ込めて結果的に殺害してしまったとされる。 スカルフェイスには「貴様のような腐った男と一緒にされたくはない」「いずれ仲間達から罰を受けろ」と吐き捨てられるなど、どこまでも自己保身しか頭にない人物に成り果てているが、一方で実際に彼がどこまで故意にマザーベースを裏切って暗躍していたのかは不明瞭な部分も多く、作中では明確な証拠は一切提示されていない。しかし、いずれにせよ彼の勝手な行動が原因で様々な悲劇が起きたことは間違いないにもかかわらず、作中では一貫して自分の責任からは逃げようとしており、自己正当化の言い訳や他人への責任転嫁ばかりを行なっている。サヘラントロプスの隠し場所やメタリック・アーキアの正体や声帯虫のことなど、スカルフェイスの計画の根幹に関わる最重要な情報も最初から知っていたにもかかわらず秘匿していた。 また、そもそも彼自身も「その時々で自衛の為の嘘をつきすぎた事で、自分でも自分の事を正しく理解できなくなっている」節があり、そのことをオセロットから指摘されている。その言動と行動の乖離から解離性精神障害を患っている可能性も作中で示唆されている。 クワイエット モデル・声・モーション - ステファニー・ヨーステン 言葉を発しない女性狙撃手。ゲームが進行するとタクティカル・バディとして使うことができる。様々な特殊能力の持ち主。両眼を利き目にすることが可能であり、観測手を必要としない。相手に報復心を抱くと顔に隈取のような黒い染みが現れる。 アブ・シャファフ遺跡にてスネークと戦闘するも敗北。XOFの特殊部隊スカルズと同じ能力を持つためミラーからは信用されていないが、オセロットには貴重な情報源や重大な戦力として期待されている(オセロット自身も個人的に彼女にシンパシーを抱いていた模様)。 彼女の素性はキプロスの病院内でエイハブを襲撃した女性兵士。この際イシュメールによってエタノールを浴びせられて着火されたことで全身や呼吸器にまで重度の火傷を負うが、パラサイトセラピーによって蘇生したことでスカルズのような特殊能力を身に付けた。その為、呼吸は肺呼吸ではなく皮膚呼吸のみである。スカルフェイスの「第三の英語株」を喉に宿しており、本来はスネーク殺害計画が失敗した場合の英語株の運び屋(ベクター)の役割を持って送り込まれていた。しかしヴェノムに魅了されダイヤモンド・ドッグズのメンバーに仲間意識を抱き始めた事で、ダイアモンド・ドッグズに残るため英語を話さなかった。 ヒューイが声帯虫の突然変異を誘発したことをきっかけに、決意を挫かれ失踪する。ソ連軍に捕まり、ヴェノムと協力して脱出したものの、毒蛇に噛まれたヴェノムの所へ、砂嵐越しにヘリを誘導するためにやむを得ず英語を話し、その後ダイアモンド・ドッグスへは戻らなかった。 アップデートによってバディとしての復帰は可能になったが、ストーリー上はその行方は知れないままである。小説版では英語を話したことで体外に出ようとする声帯虫を滅するため、自ら燃料をかぶって焼身自殺したことになっている。 FOBミッションにてプレイヤーキャラクターとして使用可能。近接格闘は蹴りの二連撃で、回避はスライディングとなっており、ダッシュ速度もサイボーグ忍者並みに速い。さらに、動かずにじっとしていると透明化し、敵兵に見つかりにくくなる。だが言葉を使った動作が行えないため尋問は不可能で(倒れた相手へのホールドアップによる無力化は可能)、首絞めも行えず、見つかっていない状態でのCQCは蹴りによる気絶となる。 コードトーカー / ナバホの老人 声 - 阪脩 スカルフェイスの命令で、寄生虫の生物兵器利用を研究していた高齢な研究者。マザーベースに蔓延した声帯虫による伝染病を救える唯一の存在であり、ヴェノムに協力する。フルトン回収では老体に無理が生じるため、直接ヘリまでその身を運ばなければいけないキャラの一人となっている。 出身のナバホ族の住む土地がウラン採掘により汚染された為、放射線を食うメタリックアーキアの研究を進めるべくスカルフェイスに協力していたが、後に部族を人質に取られて止む無く声帯虫の研究もさせられる。ヒューイとは異なり、自分が行ってきた残酷な研究に明確な後悔の念や責任感を抱き、それを自ら償おうとしている。ヴェノムとの約定もあって、声帯虫や寄生虫生物兵器への対策で全面的に協力してくれる。研究過程でパラサイトセラピーを自分にも施しており、スカルフェイス同様死んでも虫によって生き続ける体になっているため、人間として死を迎えた時は自分も火葬によって虫ごと消滅させるようヴェノムに願った。 コブラ部隊のジ・エンドの死体(正しくは爆散した肉体の破片)を研究して得たパラサイトセラピーの効果で光合成能力を持っているため、食事を必要としない身体となっている。カセットテープによるとコブラ部隊の隊員の特殊能力の多くもまた寄生虫による物であり、ジ・エンド以外の寄生虫も住まわせたいと考えていたが、結局それは叶わなかった。食事そのものは可能で、特に過去に食べたハンバーガーが好物。そのことでミラーと皮肉混じりの談義をしていた結果、スパイや裏切り者に敏感になり疑り深い性格となっていたミラーとも早期に信頼関係を築いた。しかし一方ではヴェノムに対して「カズヒラに気をつけろ」という、その後の未来を予見したような警告をしている。 ダイアモンド・ドッグ ヴェノムがアフガニスタンでの潜入中に拾った、右眼を負傷した子犬。通称「D.D」。 マザーベースに回収された後はオセロットによって育てられ、右眼にアイパッチを付けた成犬に成長した後にタクティカル・バディとして使うことができる。 犬種は不明だが、オセロットの見立てでは狼の血を引いたウルフドッグ、ヒューイは狼として見ている。 アフガンにいるソ連兵の噂話を聞くと、ちょうど基地に赴任していたライコフが世話をしていた狼のような犬が出産、出産時に親犬は死んでしまったが子犬の行方が知れなくなったとの話を聞けるため、D.Dはその子犬の可能性が示唆されている。 ヒデオ モデル・声 - 小島秀夫 「GROUND ZEROES」では、国境なき軍隊の隊員としてSIDE OPS「諜報員奪還」にて、キューバ米軍基地キャンプ・オメガに潜入。重要情報としてカセットテープを入手し、スネークに救助要請を行った。クリアする事で小島秀夫本人役の隊員がタイトル画面に登場するようになる。 「THE PHANTOM PAIN」では、SIDE OPS「最重要人物」で拘束されている。「GROUND ZEROES」で救助を達成していれば、データ引き継ぎ特典として対象SIDE OPSの出現が早まる。 なお、『ピースウォーカー』でも同様に「HIDEO」という名の兵士として小島を仲間にすることができた。
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