マテバ 2006M
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/17 03:05 UTC 版)
マテバ 2006M(MATEBA modello 2006M)はイタリアのマテバ社(MA.TE.BA.:Macchine Termo-Balistiche)が1980年代に競技用として開発し、1990年に発売した回転式拳銃(リボルバー)である。
注釈
- ^ a b 片持ち式の「引く」ものではなく後方に押す方式の引き金。コルト M1911のトリガーがこの方式である。
- ^ トリガーを操作した時の“引きしろ”の意。
- ^ “2006”は「西暦2006年」の意味ではないので注意が必要である。
この“2006”という名称は本来は公式カタログ上の便宜的な商品番号であったが、この名称で有名になってしまったため、正式な型式名として採用された。 - ^ なお、前面に噛み合わせ孔のないローレットリング形のマズルキャップも存在する。
- ^ ドラッグライン(drag line)と呼ばれる。
- ^ a b MTR6から2006Mの試作型までと2000Mの生産型とはバレルシュラウドの形状が異なり、2006Mの試作型までは、シュラウド側面の一段彫り下げられた面が前端の部分で掻き止めされており、前端部分が半円形になっていることが異なっている[5]。
バレルとシュラウドの長さには2種類あり、下段のバレル部が僅かに短い(マズルキャップの前端がシュラウドの前端とほぼ同じになる)形になっているものと、長さが同一でマズルキャップが突出しているものがある。2006Mの後期生産型までは下段が短いものが標準的である。 - ^ この設定については『Re:CREATORS』の項目を参照のこと。
- ^ シリンダーを振り出すための支持部。「クレーン」とも呼ばれる。
- ^ シリンダーの上部でフレームの前部と後部を繋いでいる部分。
- ^ 作中では「9mm」とあるのみで、弾薬の規格については言及されていない。
- ^ 原作の漫画版では「M2007」、アニメ版では「M-2007M」の名称となっている。
- ^ 名称が正しく「Mateba」ではなく「Matever」となっているのは、映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』海外版の字幕で誤って“Matever”と表記されていたことのオマージュである。
- ^ 9mmパラベラム弾仕様という点は8mmBB弾使用モデルから6mmBB弾使用モデルに変更された際に修正され、修正後の製品にはフレーム右側面、シリンダー上のブリッジ部にあった「CAL.9mmPARABELLUM」の刻印がない。
出典
- ^ “内部の図解(MA.TE.BA.FAN>Mateba 2006M catalog information)”. 2019年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月10日閲覧。
- ^ “MATEBA FIREARMS>MATEBA 2006 M”. 2020年7月10日閲覧。
- ^ “マズル交換用専用レンチの写真”. MA・TE・BA・FAN.com. 2019年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月9日閲覧。
- ^ “マテバ社による公式スペック表(MA・TE・BA・FAN.com>Mateba 2006M catalog information)”. 2019年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月9日閲覧。
※なお、リンク先では重量としてのグラムの表記に現在では国際単位系では認められていない"gr"が用いられている(国際単位系において"gr"は「グレーン」を意味する)。 - ^ “MTR6 各銃身長モデルの広告写真(MA.TE.BA.FAN>Mateba 2006M catalog information)”. 2019年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月9日閲覧。
- ^ Re:CREATORS(レクリエイターズ)公式サイト>Character:ブリッツ・トーカー
- ^ イラストレーターである佐藤仁彦のサイトより
(アトリエ・ライトスタッフ>DESIGN WORKs>イノセンス INNOCENCE>マテバ・カスタム)。
- 1 マテバ 2006Mとは
- 2 マテバ 2006Mの概要
- 3 欠点
- 4 その他
- 5 関連項目
マテバ 2006M(MATEBA 2006M)
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「マテバ」の記事における「マテバ 2006M(MATEBA 2006M)」の解説
.357マグナム弾仕様に変更されたMTR6+6の製品型。MTR6/6+6とはトリガーの型式が異なる。 マテバ 2006C(MATEBA 2006C) 2006Mの競技仕様。 マテバ 2007S(MATEBA 2007S) 2006Mを.38スペシャル弾専用とし、装弾数を7発とした発展型。マテバ 2007SC(MATEBA 2007SC) 2007Sの競技仕様。 詳細は「マテバ 2006M」を参照
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