創始メンバー
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「愛国者達 (架空の組織)」の記事における「創始メンバー」の解説
ゼロ / デイビット・オウ(1909年8月12日-2014年) 「FOXHOUND」の前身「FOX」の初代指揮官で、当時の階級は少佐。スネークイーター作戦成功の後に「ザ・ボスの遺志」を独自に解釈し、それを実現するために「愛国者達」を創設した。彼女の弟子であるビッグ・ボスを英雄に祭り上げ、各界の有力者を引きつけて「愛国者達」の影響力を高めることに尽力した。「ザ・ボスの遺志」の解釈の違いなどによりビッグ・ボスと対立し始め、組織の象徴を永遠のものにするためにビッグ・ボスのクローンを作成する「恐るべき子供達計画」を考案した。 ザンジバーランド騒乱の後、ビッグ・ボスの英雄性を「愛国者達」の象徴に据えるためにナノマシンで人工的な脳死状態にして、その体を保存していた。だが、それ以前にてMSFマザーベース崩壊と同時期に副官スカルフェイスによって寄生虫に感染させられ痴呆症状が一気に加速し、「ガンズ・オブ・ザ・パトリオット事件」の頃には加齢と脳の障害で動くことも話すことも出来ないほどに身体機能が低下して廃人と化しており、すでに「愛国者達」の制御は5つのAIに引き継がれていた。AIが破壊された後、ビッグ・ボスの手によって生命維持装置を停止させられ息を引き取る。 ビッグ・ボス / ネイキッド・スネーク(1935年-2014年) スネークイーター作戦成功の後、師である「ザ・ボスの遺志」を成し遂げるためにゼロと「愛国者達」を創設した。だが「恐るべき子供達計画」に反対しゼロと袂を分かって「愛国者達」を離脱し、国境なき軍隊 (MSF) 、ダイアモンド・ドッグズ (DD)、アウターヘブンを創設。1995年のアウターヘヴン蜂起、1999年のザンジバーランド騒乱と二度にわたって「愛国者達」に対する蹶起を行った。尚、ダイアモンド・ドッグズはBIGBOSSのファントムとなったもう1人のBIGBOSS、エイハブが創設した。 ザンジバーランド騒乱後はゼロのナノマシンによって人工的な脳死状態にさせられていたが、ビッグ・ママと雷電の手によって肉体を回収されていた。欠損した箇所はリキッド・スネークとソリダス・スネークの体によって補われ、AI「J・D」の崩壊によってナノマシンの活動が停止したことで蘇生に成功する。変異型FOXDIEの拡散を止めるために自殺を図ったソリッド・スネークの前に現れ、新型FOXDIEが変異型を駆逐したことを伝えた。 その後は「愛国者達」の発案者であるゼロの生命維持装置を停止し、スネークに戦いをやめて自らの人生を生きるように伝えるとスネークの新型FOXDIEによって静かに息を引き取った。ゼロと彼の死を最後に、「愛国者達」の創設者はすべてこの世を去った。 パラメディック / クラーク(1936年6月22日-2003年) ヴァーチャスミッション及びスネークイーター作戦時には、ネイキッド・スネークの医療支援担当として作戦に参加していた。若い頃は変わり者ながらも思慮深い善人だったが、「愛国者達」設立後は「恐るべき子供達計画」やグレイ・フォックスのサイボーグ化計画に携わるなど非人道的な計画を複数も担当した。ナオミは彼女の事を「彼」と呼んでいたが、これは籍を移したATGC社においては本人の希望により詳細なプロフィールが伏せられており、自身も人前に出る機会が少なかったのでナオミ本人も詳細を知らなかった為であるとされている(小説版では「彼女」に訂正されている)。オセロット、EVA、ナオミ・ハンターの支援で脱出したグレイ・フォックスに殺害されている。なお、家族構成は両親と兄が2人いる。 『メタルギアソリッド3』(以下、MGS3)で彼女に無線をするとビッグ・ボスのクローンを作ることを意図した発言を聞くことができる。 シギント /ドナルド・アンダーソン(1939年11月11日-2005年) 武器や装備品のアドバイザーとしてスネークイーター作戦に参加していた。分散型ネットワークARPAネット(現在のインターネットの原型)の構築に参加し、後にDARPA局長となった。 「シャドー・モセス事件」ではメタルギアREXの視察に訪れていたところを蜂起したFOXHOUNDによって監禁され、拷問の失敗に偽装してオセロットに殺害される。この頃になるとゼロ本人は何もできない状態なので、ゼロ側で動ける愛国者の創始者は彼の死を以って全滅した。 『MGS3』で彼に無線通信をすると、二足歩行戦車のコンセプトを否定した発言やメタルギアとみられるものが引き起こした悲劇的な夢を見た事を語るが、彼は後にメタルギアREXの開発計画に加わることになる。 EVA / ビッグ・ママ(1936年5月15日-2014年) 中国人民解放軍のスパイであり、スネークイーター作戦で行うはずだった「賢者の遺産」の奪取に失敗して国を追われる。その後、再会したビッグ・ボスとともに「愛国者達」のメンバーとなる。 「恐るべき子供達計画」で自ら望んでビッグ・ボスのクローン「ソリッド・スネーク」「リキッド・スネーク」の代理母となり2人を出産する。ビッグ・ボスが「愛国者達」に反旗を翻して逃亡した後は「ビッグ・ママ」を名乗って「愛国者達」へのレジスタンス運動を率いた。ガンズ・オブ・ザ・パトリオット事件の際に、ソリッド・スネークと行動を共にして激しい戦闘に巻き込まれ息を引き取ったが、直接的な死因はオールド・スネーク(ソリッド・スネーク)から感染した新型FOXDIEによるものだった事がビッグ・ボスにより明らかになる。 リボルバー・オセロット / リキッド・オセロット(1944年6月6日-2014年) ソ連のGRU少佐で、ヴァーチャス・ミッションでビッグ・ボスに出会ってから心酔するようになる。実はシリーズ中一貫して「愛国者達」ではなく常に彼のために様々なスパイ活動を行っていた。「シャドー・モセス事件」「ビッグ・シェル占拠事件」「ガンズ・オブ・ザ・パトリオット事件」では最終的にはゼロの居場所を見つけだし、代理AIを破壊して人工的な脳死状態で幽閉されていたビッグ・ボスを解放することがオセロットの目的だった。 『メタルギアソリッド2』『メタルギアソリッド4』では、腕を移植したリキッド・スネークに操られているかのような言動を見せていたが、実際は「愛国者達」を混乱させるために催眠やナノマシンの作用によってリキッドに人格を乗っ取られたふりをしていた。ソリッド・スネークによる「愛国者達」のAI「J・D」の破壊を見届けた後、アーセナルギア級潜水艦アウターヘイブンの艦橋上でスネークとの最後の決闘を行い、新型FOXDIEにより死亡するまでビッグ・ボスへの忠義を貫いた。
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