国境なき軍隊 (MSF)
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「メタルギアソリッド ピースウォーカー」の記事における「国境なき軍隊 (MSF)」の解説
国境なき軍隊 (Militaires Sans Frontières; MSF) は、ネイキッド・スネークが結成した私設軍隊。名前の通りどのような国家や組織、イデオロギーにも属さない組織として創設された。スネークが総司令官を、ミラーが副司令官を務めている。超大陸パンゲアと髑髏を模したマークを使用している。 ゲーム進行に応じて軍備が増強されて行き、劇中イベントで支援班を除く全勢力で出撃するシーンでは、UH-1 ヘリコプター20機強と多数の上陸用舟艇および、強襲揚陸艦らしき艦船まで見受けられた。また、大破したピースウォーカーより回収した米国製核弾頭を自作のメタルギアに抑止力として搭載しており「世界七番目の核保有国」となる。 バランキヤ海岸を当初のベースキャンプとして運用していたが、ガルベス(ひいてはクレムリン)から洋上プラントを譲渡され、本部をカリブ海洋上に移す(その後、同キャンプはリクルートキャンプとして活用されている模様)当初は錆や鳥の糞だらけだったスクウェア型プラントを改良・清掃した四角形のものが3棟だけだったが、最終的にはヘックスタイプのプラント郡になり、その名をマザープラントとする。洋上プラントが最終段階にくると空母の飛行甲板のような形のプラントができる。 当初はCIAから派遣されていた傭兵やクレムリンの意向で派遣されていたソ連兵を拉致・説得したりCIAに捕獲されていたFSLNメンバーを奪還するなどして戦力を増強していたが、ゲーム後半になると積極的な動向や誘致が実ったか、志願兵も来るようになる。兵器群に関してもCIAからの鹵獲品が数多く存在しており、ソ連製BTR-60装甲車やアメリカ製LVTなどに始まり、当時最新型のMi-24 ハインドDやT-72(それも最新鋭のERA、コンタークト1を装備している。1974年の物語世界から見ればT-72は前年に正式採用されたばかり、ERAに至っては1982年にイスラエルが採用したのが世界初なので、時代的にはオーバーテクノロジーである)の機甲兵力や核弾頭など、小国の軍隊をゆうに上回る装備を保有している。 物語後半においては他国や企業からの派兵要請に応じてあちこちに兵士を派遣する傭兵業を展開。それにより利益を上げており、民間軍事会社のはしりともいえる存在である。 なお、このMSFではレクリエーションとしてサッカーといった球技大会や隊員の誕生会といった行事が度々行われているようで、他にも洋上プラントに移動した際には釣りをたしなむ者もいる(これは自給自足を兼ねた意味であろう)。これらの数少ない娯楽で隊員達の結束力を養っている模様。
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