グリフィンドール生
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「ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧」の記事における「グリフィンドール生」の解説
ネビル・ロングボトム(Neville Longbottom) 演 - マシュー・ルイス(映画版) 日本語吹き替え - 上野容(映画版) ハリーやロンとは同学年で、ルームメイトとなる男子生徒。物忘れが激しく、何をやっても失敗ばかりで、得意の「薬草学」を除けば学業も優秀とは言えず、自分に自信が持てない性格。第2巻『秘密の部屋』では自分のことをスクイブと発言する。トレバーというカエルを飼っている。ルームメイトであるハリー、ロン、ディーン・トーマス、シェーマス・フィネガンのほか、ハーマイオニー・グレンジャー、ジニー・ウィーズリー、ルーナ・ラブグッドと友人になる。 父は純血の魔法使いフランク・ロングボトム、母は純血の魔女アリス・ロングボトム。両親はともに不死鳥の騎士団の創立メンバーだったが、ネビルが1歳のとき、ベラトリックス・レストレンジやバーテミウス・クラウチ・ジュニアら4人の死喰い人から「磔の呪い」による拷問を受けて心神喪失状態になり、聖マンゴ魔法疾患傷害病院に入院。以降、両親と別れ、祖母のオーガスタ・ロングボトムに育てられる。ネビルは小さい頃から祖母を、かなり恐れている。ネビルは両親のことを友人に伏せていたが、第5巻で偶然ハリーたちに事情を知られる。 第1巻では賢者の石を守るために校則を破ろうとするハリーたち3人を止めようとするが、ハーマイオニーに「全身金縛り術」をかけられ失敗する。しかし、友達に立ち向かった勇気を校長のアルバス・ダンブルドアに評価され、グリフィンドールの寮杯獲得に貢献する。 第5巻ではダンブルドア軍団に参加する。そのなかで徐々に行動力と判断力、そして自信を身につけ、それにともない勇敢な一面が出てくるようになる。その後、ハリーたちとともに魔法省神秘部に乗り込み、死喰い人と戦う。第6巻では、ダンブルドア軍団の招集に応じ、ホグワーツ城で死喰い人と戦う。 第7巻『死の秘宝』でセブルス・スネイプが校長に就任すると、ジニーやルーナとともに抵抗運動を開始。翌年5月のホグワーツの戦いでは、ヴォルデモートによって死喰い人に加わるよう脅されるが、敢然と退ける。このことで組分け帽子に「真のグリフィンドール生」として認められ、帽子からグリフィンドールの剣を取り出すことに成功し、ヴォルデモートの最後の分霊箱である蛇のナギニを斬り殺し、ヴォルデモートの消滅に大きく貢献する。 その後は、ポモーナ・スプラウトの後任として「薬草学」の教授になり、魔法大臣となったキングズリー・シャックルボルトの依頼で、ハリーやロンとともに魔法省の闇祓いにもなる。また、ダンブルドア軍団のメンバーだったハンナ・アボットと結婚する。 実は、かつてシビル・トレローニーがホッグズ・ヘッドの一室でダンブルドアとのホグワーツへの面接採用試験の最中に起こった無意識の予言による「闇の帝王(ヴォルデモート)を倒す者」の内容に途中まで合致していたのはハリーとネビルの二人だけであり、ハリーの両親を殺したヴォルデモートがハリーに呪いの傷を付けたことでハリーに確定したが、場合によっては「闇の帝王を倒す者」になっていたかもしれない「もう一人の生き残った男の子」である。故にハリーとは、両親が不幸な結末を迎えたことや、組分け帽子からグリフィンドールの剣を引き抜いたことなど、共通点が多い。 映画版では、演じたルイスは『秘密の部屋』までは原作小説を踏襲した太めの外見だったが、『アズカバンの囚人』以降は痩せて身長も伸びた。そのため、両頬に詰め物をし、入れ歯やファットスーツを着用していたが、『死の秘宝』ではそれらを着けずに演じている。また、ルーナに好意があるような描写がなされている。 ジニー・ウィーズリー(Ginny Weasley)/ ジネブラ・モリー・ウィーズリー(Ginevra Molly Weasley) 演 - ボニー・ライト(映画版) / ポピー・ミラー(英語版)(舞台『呪いの子』ロンドン公演) 日本語吹き替え - 山田千晴(映画『賢者の石』)、高野朱華(映画『秘密の部屋』以降) ハリーの1学年下の女子生徒で、ロンの妹。よく呼ばれる「ジニー」は愛称。髪は赤毛で長い。瞳は鳶色で、顔にはそばかすがある。 7人兄妹の末子であり、かつ唯一の女の子であることから、家族から大切にされていた。子供あつかいされることもしばしばあるが、自己主張が強く、それに対して反発する。6人の兄のなかでもフレッドとジョージの影響を特に強く受けたようで、作中ではふたりと一緒になって騒ぐ場面が描かれている。ホグワーツでは同学年のルーナ・ラブグッドや、一学年上のハーマイオニー・グレンジャー、ネビル・ロングボトムらと友人になる。正義感も強く、ルーナをいじめる生徒に対してしばしば注意をする。アーノルドという名前のピグミーパフのペットを飼っている。 クィディッチ用箒に乗って空を飛ぶのが好きで、幼い頃から兄の箒を拝借して空を飛んでいた。そのためクィディッチが上手く、第5巻からはグリフィンドール代表チームのメンバーとして試合に出場する。作中ではシーカー(ハリーの代役)とチェイサーを務めるが、本人はゴールで得点する方が好きだと語る。 ハリーに憧れ、兄のロンがハリーの親友になったことで身近に接するようになるが、ハリーのまえでは赤面して無口になることが多い。しかしハーマイオニーの助言もあって「ほかの男子としばらくつきあって、ハリーにもっと自分らしいところを見せる」ことにし、次第にハリーのまえでも本来の自分を出せるようになる。 第2巻で、ルシウス・マルフォイの策略により「トム・リドルの日記」を手にし、日記に封じられたリドルの魂に操られて「秘密の部屋事件」を引き起こす。しかし、「秘密の部屋」でハリーに救出され、真相が判明した結果、ジニーが罪に問われることはなく終わる。 第4巻では三大魔法学校対抗試合の一環で行われたクリスマス・ダンスパーティで、レイブンクロー生のマイケル・コーナーと出会い、交際を始めるが、ほどなく破局する。第6巻ではディーン・トーマスと交際を始めるが、これもほどなく破局する。 第7巻からハリーとの交際を始めるが、ヴォルデモートとの対決を決意したハリーから別れを切り出される。その目的がヴォルデモートから自分を護るためであることを理解したジニーは、別れを承諾しハリーの決意を後押しする。その後、セブルス・スネイプがホグワーツ魔法魔術学校の校長に就任すると、ネビルやルーナとともに抵抗運動を開始。ホグワーツでの決戦にも参加し、生き残る。 その後は、ハリーと結婚し、ジェームス・シリウス、アルバス・セブルス、リリー・ルーナの2男1女を儲ける。また、「日刊予言者新聞」のクィディッチ担当主席記者に就任する。 ディーン・トーマス(Dean Thomas) 演 - アルフレッド・イーノック(映画版) 日本語吹き替え - 山本隆平(映画版) ハリー、ロンと同学年で、ルームメイトとなる男子生徒。ロンドン出身の黒人で、マグル界育ちの魔法使い。同室のシェーマスとは無二の親友。守護霊は「なんか毛むくじゃらなやつ」。 ディーンは両親についてマグルと発言するが、現在の父親は母親の再婚相手であり、実の父親ではない。ディーンの実父は魔法使いであり、死喰い人になることを拒絶したためヴォルデモートに殺された。また妻子を守るため、自分が魔法使いであることを妻にも教えなかった。つまりディーンは半純血の魔法使いである。 サッカークラブのウェストハムのファン。そのため、クィディッチを愛するシェーマスと対立することもあるが、クィディッチはシェーマスよりもうまく、第6巻ではハリーに抜擢されてグリフィンドール代表チームのチェイサーを務める。また絵が得意で、クィディッチの応援に使用する垂れ幕の絵を何度も描く。 5年生の終わりごろから6年生の中ごろまでジニー・ウィーズリーと交際し、そのため、ジニーに思いを寄せていたハリーの猛烈な嫉妬を受けるが、最終的には破局する。 ディーン自身は現在の父親が母親の再婚相手であることは知っているが、実父が魔法使いだったことや自分が半純血の魔法使いであることは知らない。そのため第7巻ではマグル生まれの登録をせず、闇の陣営からの逃亡生活を送る。のちに人さらいに捕まるが、ともに捕まったハリーを助けに来たドビーによって助け出され、ビル・ウィーズリーの家に匿われる。終盤にネビルからの招集を受けてホグワーツの戦いに参加し、生き残る。 映画版は、『死の秘宝 PART1』を除く全作品に登場する。 シェーマス・フィネガン(Seamus Finnigan) 演 - デヴォン・マーレイ(映画版) 日本語吹き替え - 渡辺悠(映画版) ハリー、ロンとは同学年で、ルームメイトとなる男子生徒。髪は黄土色。同室のディーンとは無二の親友である。マグルの父親と魔女の母親を持つ半純血である。アイルランド出身で、第4巻『炎のゴブレット』のクィディッチ・ワールドカップでは、母親とともにアイルランドの応援をする。 第5巻では当初、母親の忠告もあってダンブルドアやハリーに対して不信感を抱くが、のちにハリーと和解しダンブルドア軍団に参加する。メンバーのなかで唯一の中途加入者である。 第7巻でダンブルドア軍団が活動を再開するとこれに応じ、ネビルとともに抵抗運動に従事する。終盤のホグワーツの戦いにも参加し、守護霊の呪文を使ってハリーたちの窮地を救う。 映画版では、守護霊がキツネになっている。また、魔法に失敗して物を爆発させるシーンが多い。そのため、最終決戦前に橋を爆破するに当たって、ネビルがマグゴナガルに方法を尋ねた際、「ミスター・フィネガンに相談してはいかがです? 彼は何でもかんでも爆発させる術がお得意のようですからね」と言われ、本人もそれを認めているようで「あんな橋一発だ」と答える。 ラベンダー・ブラウン(Lavender Brown) 演 - キャスリーン・コーリー(映画『秘密の部屋』)→ジェニファー・スミス(映画『アズカバンの囚人』)→ジェシー・ケーブ(映画『謎のプリンス』以降) 日本語吹き替え - 宇野あゆみ(映画『謎のプリンス』以降) ハリーとは同学年で、ハーマイオニーのルームメイトとなる女子生徒。パーバティ・パチルと仲がよく、ふたりで「占い学」教師のシビル・トレローニーを信奉する。少々軽はずみな面があり、ルーナ・ラブグッドのイヤリングを見て笑ったりする。第6巻でロン・ウィーズリーと交際するが、ロンがハーマイオニーへの当てつけを目的としていたこともあり、ほどなく破局する。 ダンブルドア軍団のメンバーにもなり、第7巻終盤のホグワーツの戦いにも参加。戦闘中、人狼のフェンリール・グレイバックに噛みつかれそうになるが、ハーマイオニーに助けられて生き残る。 映画版は、『秘密の部屋』『アズカバンの囚人』『謎のプリンス』『死の秘宝 PART1』『死の秘宝 PART2』に登場。原作では最後まで生き残るが、映画『死の秘宝 PART2』ではグレイバックに襲われ、ハーマイオニーに助けられる前に死亡する。 パーバティ・パチル(Parvati Patil) 演 - シターラ・シャー(映画『アズカバンの囚人』)→シェファリー・チョウドリー(映画『炎のゴブレット』以降) 日本語吹き替え - 沢城みゆき(映画版) ハリーと同学年で、ハーマイオニーのルームメイトとなるインド系の女子生徒。レイブンクロー生のパドマ・パチルは双子の妹(一卵性双生児)であり、長い黒髪と黒い瞳が特徴で、パドマとともにディーン・トーマスに「学年一の美少女」と評されるほどのルックスの持ち主。名前のパーバティ(より正確にはパールヴァティー)は、インド神話に登場する女神の名前である。 非常に明るく陽気な性格で、ラベンダー・ブラウンと行動をともにすることが多い。またシビル・トレローニーの信奉者であり、ラベンダーとともに北塔を毎日のように訪れる。また、ハリーに好意を抱き、第4巻ではパートナーとしてクリスマス・ダンスパーティに参加するが、ハリーがチョウ・チャンばかり気にしていたため、愛想を尽かす。 その後はダンブルドア軍団に参加するが、第6巻で死喰い人の襲撃を恐れた両親によって、妹とともに実家に連れ戻される。しかし、第7巻で妹とともにホグワーツに戻り、最終決戦に参加してトラバースと交戦する。 映画版は、『アズカバンの囚人』から登場。 フレッド・ウィーズリー、ジョージ・ウィーズリー(Fred Weasley & George Weasley) 演 - ジェームズ・フェルプス(フレッド、映画版)、オリバー・フェルプス(ジョージ、映画版) 日本語吹き替え - 尾崎光洋(両方、映画版) ロンの兄2人で、ハリーの2学年上の男子生徒。瓜ふたつの外見をもつ一卵性双生児であり、つねに2人一緒に行動しており、母親のモリーをはじめとした家族でさえ区別が付かない。陽気で悪戯(いたずら)好きな性格。髪は赤毛で、顔はそばかすだらけ。ウィーズリー家のなかでは比較的背が低く、弟のロンよりも低いが、体格はがっしりとしている。 ホグワーツでは、教授・生徒を問わず「悪戯好きの悪ガキ」として広く認知されており、第3巻では教授陣に「過去に最も手を焼いた2人組(ジェームズ・ポッターとシリウス・ブラック)とも互角」とまで言われる。基本的に性格は似通っているが、細かいところで違いもあり、フレッドはジョージよりも行動的で冗談を飛ばす回数が多く、ジョージはフレッドよりも冷静で周囲を気遣う発言が多い。 ふたりともクィディッチが得意で、在学中はグリフィンドール代表チームのビーターを務める。同級生のリー・ジョーダンとは親友で、作中では三人で連れ立って行動する描写も少なからず存在する。また、ウィーズリー家のなかではロンに次いでハリーと親しく、第3巻ではホグズミード村への外出が許可されなかったハリーに「忍びの地図」を譲渡する。 第4巻で、ダイアゴン横丁に悪戯用品専門店「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ(WWW)」を開業。開業当初はホグワーツ校内で生徒に直接販売するが、ハリーから三大魔法学校対抗試合の優勝賞金を手渡され、のちにそれを元手に店舗を構える。第5巻では、すでにWWWの開店資金を得ていたためホグワーツに戻るか迷うものの、悪戯用品の市場調査とクィディッチのためにホグワーツに戻る。ハーマイオニー・グレンジャーの呼びかけに応じてダンブルドア軍団にも参加する。 しかしドローレス・アンブリッジにクィディッチを禁止されたため、退学を決意。彼女に没収されていた箒(ほうき)を魔法で取り戻し、それに乗り大勢の生徒や教授陣の目のまえで学校を去る。退学後は、WWWの経営・悪戯用品の開発に専念する。復活したヴォルデモートと死喰い人の脅威が高まると、商品のひとつ「盾の呪文グッズ」が護身グッズとして着目され大ヒットし、成功を収める。これによって、母親に快く思われていなかったWWWが認められるようになる。 ホグワーツの戦いにも参加し、フレッドは戦死するもジョージは生き残る。そのため、WWWはジョージがロンとともに続ける。のちにジョージとアンジェリーナ・ジョンソンは結婚し、息子フレッドと娘ロクサーヌをもうける。 映画版でフレッドを演じたジェームズとジョージを演じたオリバーは、フレッドとジョージ同様一卵性の双子である。 ゲーム『ホグワーツの謎』では、主人公の5学年下の生徒として登場する。 オリバー・ウッド(Oliver Wood) 演 - ショーン・ビガースタッフ(映画版) 日本語吹き替え - 川島得愛(映画版) ハリーの4学年上の男子生徒。第3巻『アズカバンの囚人』までクィディッチのグリフィンドール代表チームのキーパーを務める。クィディッチをこよなく愛し、これにかける情熱は人一倍強い。とくに最終学年である第3巻での優勝にかける思いには鬼気迫るものがある。 ホグワーツ卒業後は、プロのクィディッチチーム「パドルミア・ユナイテッド」の2軍選手となり、クィデッチワールドカップでハリーに会ったとき、そのことを伝える。第7巻終盤では、ホグワーツの戦いにも参加。ヴォルデモートが戦闘を中断させている間にネビル・ロングボトムとともに、戦死したコリン・クリービーの亡骸を城内に運び入れる。 映画版は、『賢者の石』『秘密の部屋』『死の秘宝 PART2』に登場。 パーシー・ウィーズリー(Percy Weasley) 演 - クリス・ランキン(映画版) 日本語吹き替え - 宮野真守(映画版) ロンの兄で、ハリーの4学年上の男子生徒。背が高く、赤毛で顔にはそばかすがあり、角縁眼鏡をかけている。 成績はきわめて優秀で、第1巻からグリフィンドール寮の監督生も務める。祝いにヘルメスというふくろうを買ってもらい、それまでのペットだったネズミのスキャバーズは、弟のロンに譲る。O.W.L試験では12科目すべて合格し、さらに第3巻からは首席を務め、N.E.W.T試験ではトップの成績を修める。 このように生真面目な優等生ではあるが、高説をしたがる癖があり、また、野心家で権威に執着するところがあることから、ほかの兄弟やハリーに煙たがられる。ロンやフレッド、ジョージには「父親をも無下に扱う冷血漢」のように評されるが、実際はむしろ家族に対する情は人一倍深く、彼らに危機が訪れたときは真っ先に駆けつける。また、第2巻から卒業までのあいだ、ペネロピー・クリアウォーターと交際する。 ホグワーツ卒業後は、魔法省に入省し、国際魔法協力部に配属される。翌年には、魔法大臣付下級補佐官に昇進する。権威に固執する性格からヴォルデモートの復活を認めない魔法省の側につき、家族と決別し、ロンドンで一人暮らしを始める。魔法省がヴォルデモートの復活を認めた後も家族とは膠着状態が続くが、第7巻で自分の過ちを認め、ホグワーツ最終決戦参加時に家族と和解し、父アーサーとともにパイアス・シックネスを打ち倒す。その後は、オードリーという女性と結婚し、モリーとルーシーという子供をもうける。また、魔法大臣キングズリー・シャックルボルトの下で、最終的に高級官僚に出世する。 ゲーム『ホグワーツの謎』では、主人公の3学年下の生徒として登場する。 リー・ジョーダン(Lee Jordan) 演 - ルーク・ヤングブラッド(映画版) 日本語吹き替え - 進藤一宏(映画版) ハリーの2学年上の男子生徒。ドレッドヘアの黒人。同級生のフレッドとジョージとは親友で、3人で悪戯を企てることも多い。第5巻までは寮対抗クィディッチの実況解説を務めるが、グリフィンドール贔屓の実況であることから、スリザリンにブーイングを受けることが多い。また、クィディッチ用箒のマニアでもあるようで、ハリーが初めてファイアボルトで試合に臨んだときには、その箒の素晴らしさを観客に向かって饒舌に話す。このようなことから実況中、ミネルバ・マクゴナガルに怒られることが多い。 第7巻では、反ヴォルデモート運動者を励ますラジオ番組「ポッター・ウォッチ」で、「リバー」というコードネームで司会を務め、ヴォルデモートに抵抗する人たちを励まし続ける。その後、ホグワーツ最終決戦に参加し、ジョージとともに死喰い人のコーバン・ヤックスリーを打ち倒す。 映画版は、『賢者の石』と『秘密の部屋』に登場。 コーマック・マクラーゲン(Cormac McLaggen) 演 - フレディー・ストローマ(映画版) 日本語吹き替え - 小松史法(映画版) ハリーの1学年上の男子生徒。有名人の知己が多く、そのためホラス・スラグホーンによって「スラグ・クラブ」に招かれる。第6巻で、クィディッチの試合に参加できなくなったロンに代わって一時的にキーパーを務めるが、キャプテンでもないのにメンバーに勝手な指示を出し、あげくハリーに大怪我を負わせたため、チームから強制的に外される。 映画版は『謎のプリンス』『死の秘宝 PART2』に登場する。原作小説よりも自己中心的な人物として描かれており、一方的にハーマイオニーに迫り、迷惑がられる。 コリン・クリービー(Colin Creevey) 演 - ヒュー・ミッチェル(映画版) 日本語吹き替え - 有馬優人(映画版) ハリーの1学年下の男子生徒。ハリーの大ファンで、写真を撮ろうと追い掛け回す。第2巻ではスリザリンの怪物に襲われて石と化すが、治療薬によってもとに戻る。第5巻では2歳年下の弟デニスとともにダンブルドア軍団に加わる。第7巻では未成年であるにもかかわらず、ミネルバ・マクゴナガルの指示を無視してホグワーツの戦いに参加し、命を落とす。遺体は、ヴォルデモートが戦闘を中断させているあいだに、ネビル・ロングボトムとオリバー・ウッドによって回収される。 映画版は、『秘密の部屋』のみ登場。『死の秘宝 PART2』には登場せず、ホグワーツの戦いにも参加しない。 デニス・クリービー ハリーの3学年下の男子生徒。コリン・クリービーの弟で、兄と同様にハリーを尊敬している。ダンブルドア軍団のメンバーにも、兄と同様に参加する。 アンジェリーナ・ジョンソン(Angelina Johnson) 演 - ダニエル・テイラー(映画『賢者の石』)→ティアナ・ベンジャミン(映画『炎のゴブレット』) 日本語吹き替え - 松浦チエ(映画版) ハリーの2学年上の女子生徒。グリフィンドール代表チームのチェイサー(第1巻 - 第5巻)。背が高くドレッドヘアの黒人。明るく快活な性格で、後輩に人気がある。オリバー・ウッドの卒業後はキャプテンも兼任し、ウッドに負けないほどの熱意を示す。ダンブルドア軍団のメンバーにもなり、第7巻終盤でのホグワーツ最終決戦にも参加する。 フレッド・ウィーズリーに好意を抱くが、フレッドは第7巻終盤で戦死する。その後はフレッドの双子の兄弟ジョージ・ウィーズリーと結婚し、フレッドとロクサーヌの二児をもうける。 アリシア・スピネット(Alicia Spinnet) 演 - レイラ・サザーランド(映画『賢者の石』)→ロッチェル・ダグラス(映画『秘密の部屋』) ハリーの2学年上の女子生徒。グリフィンドール代表チームのチェイサー(第1巻 - 第5巻)。なお、ハリーが入学する前年の時点では補欠だった。ダンブルドア軍団のメンバーにもなり、第7巻終盤ではかつてのチームメイトとともに、ホグワーツの戦いに駆けつける。 ケイティ・ベル(Katie Bell) 演 - エミリー・デール(映画『賢者の石』・『秘密の部屋』)→ジョージーナ・レオニダス(映画『謎のプリンス』以降) 日本語吹き替え - 藤村歩(映画版) ハリーの1学年上の女子生徒。グリフィンドール代表チームのチェイサー(第1巻 - 第6巻)。ダンブルドア軍団のメンバーにもなる。6巻にてドラコ・マルフォイに「服従の呪文」をかけられて「呪いのネックレス」に触れ、一時的に聖マンゴ魔法疾患傷害病院に入院する。第7巻終盤では、かつてのチームメイトとともにホグワーツの戦いに駆けつける。 映画版は『謎のプリンス』に登場。 ロミルダ・ベイン(Romilda Vane) 演 - アンナ・シャッファー(映画版) 日本語吹き替え - 浅倉杏美(映画版) ハリーの2学年下の女子生徒。ハリーを有名人として追い回す女生徒グループの一員。自己中心的で厚かましい性格から、ハリーには煙たがられる。ホグワーツ特急のなかで、ハリーが友達と一緒にいるのが気に食わず、ハリーを自分たちのコンパートメントに呼ぼうとするが失敗する。 その後もハリーに対して浮ついた好意を抱き続け、ウィーズリー・ウィザード・ウィーズから惚れ薬を購入し、それを混ぜたギリーウォーターを渡そうとするが、これもハリーに断られる。しかし、別に用意していた惚れ薬入りの大鍋チョコレートを、無理やりハリーに押し付けることには成功する。その後、チョコレートは部屋の隅に放置されるが、ロンが自身の誕生日にこのチョコレートを自分宛のプレゼントと勘違いして食べ、一時ロミルダに夢中になる。 映画版には『謎のプリンス』から全作に登場する。 ナイジェル・ウォルパート(Nigel Wolpert) 演 - ウィリアム・メリング(映画版) 日本語吹き替え - 海鋒拓也(映画版) ハリーの3学年下の男子生徒。映画版のみに登場し、『炎のゴブレット』から全作に登場。上述のクリービー兄弟を合わせたようなキャラクター。 『炎のゴブレット』では、ロンにハリーのサインを貰うように約束する。『不死鳥の騎士団』ではダンブルドア軍団に参加し、『死の秘宝 PART2』ではホグワーツの戦いにも参加する。
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グリフィンドール生(ホグワーツの謎)
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ベン・コッパー 主人公の同級生の男子生徒。マグル生まれで臆病な性格だが、呪文の才能がある。 ジェイ・キム 主人公の同級生の男子生徒。よく校内への持ち込み禁止アイテムをノクターン横丁で仕入れる、規則破りの常習犯。 アンジェリカ・コール 主人公が1年生のときの監督生で、4学年上の女子生徒。卒業後は警備用トロールの訓練官となる。
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