魔法大臣 (Minister of Magic)
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「ハリー・ポッターシリーズの用語一覧」の記事における「魔法大臣 (Minister of Magic)」の解説
いわゆる首相に相当。マグルの首相 (the Prime Minister of Muggles) の執務室の肖像画を通じ、必要に応じて協力や警告をする。
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魔法大臣
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「ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧」の記事における「魔法大臣」の解説
コーネリウス・ファッジ / コーネリウス・オズワルド・ファッジ 演 - ロバート・ハーディ(映画版) 日本語吹き替え - 篠原大作(映画版) 1990年に就任した、物語開始時点での魔法大臣。ライムのような黄緑色の山高帽をかぶっている。シリウス・ブラック逮捕時には魔法事故惨事部の次官だったが、ミリセント・バグノールドの引退に際してアルバス・ダンブルドアが推薦を辞退したため、魔法大臣に就任した。 ダンブルドアを自分より賢く強力な魔法使いと認め、尊敬している。就任当初はダンブルドアにたびたび助言や援助を求めていたが、権力の味を覚えて自信をつけたことから、しだいに地位に執着するようになる。また純血主義者でもあるため、マグルに友好的なアーサー・ウィーズリーを快く思っていない。 人当りが良く、基本的にハリーを厚遇し、のちに決別するまではハリーもファッジに親近感を抱く。第3巻『アズカバンの囚人』において、魔法でマージョリー・ダーズリーを膨らませた際にも笑顔で事後処理し、3年次の教科書までそろえて出迎える。また、シリウスが裏切り者であると思われていたころには、「彼が後見人であることを知ったらハリーがどれほど辛い思いをするか」と思い測るという少なからぬ思いやりを見せる。 しかし第4巻『炎のゴブレット』終盤、ダンブルドアがヴォルデモートの復活を指摘したにもかかわらず、権力への執着心とヴォルデモートへの恐怖心からそれを認めることができず、ダンブルドアと決別する。さらに「日刊予言者新聞」に圧力をかけ、ハリーやダンブルドアを非難し、ヴォルデモート一派による連続失踪事件をシリウスの仕業だと報じる内容の記事を書かせる。その後はドローレス・アンブリッジを通じてホグワーツに干渉するが、第5巻『不死鳥の騎士団』終盤でヴォルデモートの復活が公になり、国中から辞任を求められルーファス・スクリムジョールに大臣の座を明け渡す。それ以降も顧問として魔法省に残り、マグルの首相への連絡係となる。その後の消息は描かれていない。 映画版は第2作『秘密の部屋』から登場。登場当初はバロック調の時代物の礼服にのかつらを模した髪型で登場するが、第3作『アズカバンの囚人』以降から黒の山高帽に現代風のスーツに変更されている。 ルーファス・スクリムジョール 演 - ビル・ナイ(映画版) 日本語吹き替え - 小川真司(映画版) 白髪交じりの黄褐色の長髪と眼鏡が特徴。髪がたてがみのように見え、顔もライオンに似ていることから「年老いたライオン」とも呼ばれる。 第5巻では魔法法執行部闇祓い局の局長であり、ニンファドーラ・トンクスやキングズリー・シャックルボルトの上司に当たる。 第6巻『謎のプリンス』で、コーネリウス・ファッジに代わって魔法大臣に就任。ヴォルデモート復活に怯える魔法界の人心を安定させるため、マグルの首相の安全確保など迅速な対応を見せるが、疑わしければ無実の人物まで拘束するといった強引な手段を取り、さらにハリーに対して魔法省の掲げるヒーローとして協力してほしいと考えるが、その手法を好ましく思わないハリーに協力を拒否される。 第7巻『死の秘宝』ではファッジ同様、アズカバンからの集団脱獄や、ヴォルデモート一派によるハリー襲撃といった情報を隠蔽するようになる。1997年7月31日、隠れ穴を訪れて、ハリー、ロン、ハーマイオニーの三人にアルバス・ダンブルドアの遺品を届ける。その際に考えの相違からハリーらに拒絶され、決別する。その後、魔法省で死喰い人に殺害され、魔法省はヴォルデモート陣営に陥落する。その際、ハリーの居場所を知ろうとする死喰い人によって拷問されるが口を割らず、それまで不信感を抱いていたハリーは、最期に自分をかばったと知り、感謝するようになる。スクリムジョールの死は公式には辞任とされ、後任としてパイアス・シックネスが魔法大臣に就任する。 映画版は第7作『死の秘宝 PART1』に登場。原作とは異なり、眼鏡をかけていない。 パイアス・シックネス 演 - ガイ・ヘンリー(映画版) 日本語吹き替え - 家中宏(映画版) 魔法法執行部部長だったが、第7巻序盤でヤックスリーに「服従の呪文」をかけられ、ヴォルデモート陣営によって殺害されたルーファス・スクリムジョールの後任として魔法大臣に就任する。以降、ヴォルデモートの傀儡として利用され、ハリーを指名手配にしたり、マグル生まれ登録委員会を設立したりする。 ホグワーツの戦いではヴォルデモート陣営で参戦するが、魔法省の同僚だったアーサー・ウィーズリーとパーシー・ウィーズリーのまえに敗れる。その後、大臣の職はキングズリー・シャックルボルトに引き継がれる。作中では一貫して「服従の呪文」で服従させられ、実際にどのような思想を持つ人物なのかは不明である。 映画版は、『死の秘宝』二部作に登場。初めから死喰い人であるかのような描写となっており、服従の呪文をかけられているかは明確にされていない。最後まで生き残る原作小説とは異なり、映画版では分霊箱のひとつであるレイブンクローの髪飾りを破壊されたことを感知したヴォルデモートの八つ当たりの対象となり、死の呪いを撃たれ死亡する。
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