鳶色とは? わかりやすく解説

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とび‐いろ【×鳶色】

読み方:とびいろ

の羽のような色。こげ茶色

鳶色の画像
#95483f/R:149 G:72 B:63/C:0 M:65 Y:50 K:55

鳶色

読み方:トビイロ(tobiiro)

茶褐色


鳶色

読み方:トビイロ(tobiiro)

暗い灰赤。


鳶色

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 02:00 UTC 版)

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鳶色
とびいろ
 
16進表記 #85403A
RGB (133, 64, 58)
CMYK (0, 65, 50, 55)
HSV (4°, 143%, 133%)
マンセル値 7.5R 3.5/5
表示されている色は一例です
鳶色JIS慣用色名
  マンセル値 7.5R 3.5/5

鳶色(とびいろ、英語: Reddish brown、Burnt sienna)は、タカ科トビ羽毛の色、つまり、赤暗い茶褐色のことである[1][2][3]。「鵄色」「鴟色」「飛色」の別名をもつ[4]。鳶色から出た色名としては「鳶茶」「鳶黒」「藍鳶」などが挙げられる[5]

概要

トビ

JISの色彩規格では「暗い黄みの赤」とされている[3]。名前の由来は、小型の猛禽類である鳶の腹の羽縁の色が赤黒い茶褐色であることに由来しているが、実際の鳶の羽の色は鳶色よりも赤みが少なめになっている[4][5][6]。植物を色名にすることが多い日本では珍しい、動物を名前に入れた色名である[3]

江戸時代には、鳶は人里の近くでも飛び回る、馴染み深い鳥であった[3]。江戸時代の初期から茶系統を代表する色として扱われ、江戸前期には、「江戸茶」や「憲法染」とともに広く愛好された[4][7]。江戸中期には、8代将軍である徳川吉宗が享保の改革を推し進めた結果、派手な柄の着物を禁じられた[4][8]。その中で、庶民の間で地味な色が粋とされたため、男性の着尺の色として広く普及した[4][5]

脚注

  1. ^ 『スーパー大辞林』三省堂、2013年。
  2. ^ 『広辞苑第七版』岩波書店、2018年、2112頁。
  3. ^ a b c d 日本国語大辞典,デジタル大辞泉, 色名がわかる辞典,精選版. “鳶色とは” (日本語). コトバンク. 2022年2月17日閲覧。
  4. ^ a b c d e 鳶色(とびいろ)とは?~日本の伝統色 Japanese Traditional Colors~”. マイナビ子育て|夫婦一緒に子育て. 2022年2月17日閲覧。
  5. ^ a b c 『日本の色』平凡社、2008年5月15日、86ページ。
  6. ^ 『日本の色』平凡社、2008年5月15日、86ページ。
  7. ^ 『日本の色』平凡社、2008年5月15日、101ページ。
  8. ^ 流行色は歌舞伎から…。江戸時代の女性ファッションはどのように楽しんでいた? (2017年9月23日)” (日本語). エキサイトニュース. 2022年2月17日閲覧。

関連項目


鳶色

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 09:54 UTC 版)

和語の漢字表記


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