スリザリン生とは? わかりやすく解説

スリザリン生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 17:10 UTC 版)

ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧」の記事における「スリザリン生」の解説

ドラコ・マルフォイ(Draco Malfoy) 演 - トム・フェルトン映画版) / アレックス・プライス(英語版)(舞台呪いの子ロンドン公演日本語吹き替え - 三枝享祐映画版) / 木内レイコゲーム版ハリー同学年男子生徒純血名家であるマルフォイ家出身。父は死喰い人ルシウス・マルフォイ、母はブラック家出身のナルシッサ・マルフォイ。容姿全体的に父に似ており、顔は青白く、顎が尖っている瞳の色は薄いグレープライド高く常に高慢な態度取り自身に逆らう者に対して目上の者であっても卑怯な手段用いてでも貶めようとする。両親には溺愛されており、自身両親侮辱するに対してあからさまな敵意見せる。一方でしばしば逃げ出したり、悲鳴を上げたりする臆病な面もある。 第1巻ではダイアゴン横丁の「マダム・マルキンの洋装店」にて、ハグリッドに連れられ初め魔法界へと訪れたハリー出会い会話を交わすが、マグル生まれやハグリッドのことを悪く言い、その言動端々表れる高慢さ傲慢さなどから、ハリーからは内心悪印象持たせることになる。その後ホグワーツ特急にて再び出会い友達になろうとするがハリーからは距離を置かれ以後ハリー敵視するようになるハリーの方からも「ダドリーより嫌な奴」と評され、またハリー友人となったロンハーマイオニーとも敵対関係となる。ロンとは親同士犬猿の仲であることもあり仲が悪く、またマグル生まれハーマイオニーに対しては「穢れた血」とたびたび侮蔑する。父の旧友であり寮監スネイプ担当する魔法薬学」の授業では優遇され自身スネイプ敬意表し信頼を置く2巻ではスリザリン寮のクィディッチ代表チームシーカーとなり、ハリー対決する。同巻における「秘密の部屋事件では、ハリーたち3人に「代々スリザリンの家系」であるという根拠から「スリザリンの継承者」なのではないか疑われるが、のちに異なることが明らかになる5巻からはスリザリン寮の監督生就任。さらにドローレス・アンブリッジ校長自称すると「尋問官親衛隊」の一員選ばれ監督生をも上回る権限で他の寮の生徒嫌がらせ行なう。しかし、アンブリッジの失脚にともない解任される。 6巻では父ルシウス失敗埋め合わせとしてヴォルデモートから死喰い人任命されダンブルドア殺害命じられる任務幾度となく失敗するが、最終的に姿をくらますキャビネット棚」を修理し死喰い人をホグワーツ城内引き入れることに成功するその後ドラコ代わりにスネイプダンブルドア殺害すると、死喰い人たちとともにホグワーツから逃亡する。 7巻ではマルフォイ邸で人さらい捕らえられハリーたちと再会する。このときの戦闘ハリー自身奪われる。ホグワーツの戦いでは、分霊箱を探すハリーたちの邪魔をするためにホグワーツに残り、クラッブやゴイルとともに必要の部屋」で対峙するが、クラッブが放った悪霊の火」によって命の危機に陥り、ハリーたちに助けられ脱出する。ホグワーツ防衛隊に加わることはないが、闇の陣営側として誰かを傷つけることもなく終わる。なお、第6巻終盤で、ニワトコの杖持っていたダンブルドア武装解除したため、第7巻ハリー自身奪われるまでニワトコの杖忠誠心得ていたことになり、このことがヴォルデモートにとって大きな敗因となる。 その後は、同級生ダフネ・グリーングラスの妹アステリア・グリーングラスと結婚し息子スコーピウス・ヒュペリオン・マルフォイを授かる第7巻終章2017年9月時点)では、ハリーたちに対し素気ないながらも頭を下げて挨拶する場面がある。 じつはハリーロンとは親戚間柄である。母はブラック家の出身で、ハリー祖先であるドレア・ポッターがブラック家の出身である。また、ロン祖母であるセドレーラ・ウィーズリーもブラック家の出身である。このためドラコはウィーズリー家やポッター家とは血縁関係にあり、ロン結婚したハーマイオニーや、ハリージニーの子であるアルバス・ポッターたち、ハーマイオニーロンの子供たちなどもドラコ親族ということになる。 映画版では、ヴォルデモート仕える身となってから左腕に闇の印が刻まれる。 ビンセント・クラッブ(Vincent Crabbe) 演 - ジェイミー・ウェイレット映画版日本語吹き替え - 忍足航己(映画版ハリー同学年男子生徒純血魔法族クラッブ家の出身で、父親死喰い人。やや肥満気味の巨漢で、低い鼻と鍋底カット髪型特徴。グレゴリー・ゴイルとともにドラコに従って行動することが多い。ハリーは「知能トロール以下」と評し第2巻ではゴイルとともに眠り薬仕込まれケーキ拾い食いして眠り込む第7巻終盤では、ドラコゴイルとともに必要の部屋」でレイブンクローの髪飾り探していたハリーたちを襲撃するドラコ制止聞かずハリーたちを殺そうとし、最後は「悪霊の火」を繰り出すが、カロー止め方を教える際に説明聞いていなかったため止めることができず、その炎に自分自身巻き込まれ死亡する。なお、結果的にはこの「悪霊の火」が髪飾り破壊する形となる。 映画版は『賢者の石』から登場。『死の秘宝2部作には登場せず、ドラコ代わりにブレーズ・ザビニを従え、「悪霊の火」などの役目ゴイルが担う。 グレゴリー・ゴイル(Gregory Goyle) 演 - ジョシュア・ハードマン映画版日本語吹き替え - 海宝直人映画不死鳥の騎士団』まで)→辺土名龍介映画死の秘宝 PART2』) ハリー同学年男子生徒父親死喰い人。クラッブとともにドラコに従って行動することが多い。 やや肥満気味の巨体持ち主で、ゴリラのような長い腕短く刈り込んだ髪型特徴。クラッブより背が低い。クラッブと同じくハリーに「知能トロール以下」と評される第7巻終盤では、ドラコやクラッブとともに必要の部屋」でハリーたちを襲撃するが、ハーマイオニー失神呪文浴びて気絶する。クラッブが「悪霊の火」を放ったあとは、箒に乗ったロンハーマイオニーによって気を失ったまま「必要の部屋」から運び出されるその後消息描かれていない映画版は、『賢者の石』から登場。『死の秘宝 PART2』では、クラッブの代わりに悪霊の火」を放つが、やはり使いこなせず、脱出の際に部屋山から手を滑らせ死亡するセオドール・ノットTheodore Nottハリー同学年男子生徒。やもめで高齢死喰い人を父に持つ。「間違いなく純血血筋とされる聖28一族」のひとつ、ノット家の出身であり、自身純血主義者である。内気でやや一的な性格だが、非常に賢い。同じく死喰い人を父に持つドラコ・マルフォイらと交流があり、ドラコとは対等立場付き合う。誰かの死を目撃したことがあるらしく、セストラルを見ることができる。『呪いの子』では、すべて破壊されたはずの逆転時計押収され結果として新たな事件引き金となる。 映画版には未登場。 ブレーズ・ザビニ(Blaise Zabini) 演 - ルイス・コーダイル(映画版日本語吹き替え - 河西健吾映画版ハリー同学年男子生徒高慢な風貌黒人美人有名な母と2人暮らし父親は7人いたが全員亡くなっており、そのたび保険金転がり込んだため、金持ちである。同寮のドラコとは微妙な関係にあり、父ルシウス逮捕されたことを揶揄する。作中では、些細なことからゴイルと足を蹴り合う場面もある。 映画版は『謎のプリンス』と『死の秘宝 PART2』に登場。『死の秘宝 PART2』ではクラッブに代わりドラコゴイルとともに必要の部屋」でハリーたちと戦う。 マーカス・フリント(Marcus Flint) 演 - スコット・ファーン(映画賢者の石』)、ジェイミー・イェイツ(映画秘密の部屋』) 日本語吹き替え - 天田真人映画版ハリーの4学年上の男子生徒。「間違いなく純血血筋とされる聖28一族」のひとつ、フリント家の出身第3巻まではクィディッチスリザリン代表チームチェイサーキャプテン務め試合中には卑怯な手段に出ることも多い。卒業試験落ち最終学年2年繰り返す映画版は、『賢者の石』と『秘密の部屋』に登場。『賢者の石』ではスコット・ファーンが演じたが、『秘密の部屋』ではジェイミー・イェイツに変わっている。もともと、『秘密の部屋』ではウィル・ティークストンが演じると予定されていたが、スリザリンの生徒にしては無垢すぎる容姿」をしていたため、イェイツ演じることになった。 パンジー・パーキンソン(Pansy Parkinson) 演 - キャサリン・ニコルソン(映画秘密の部屋』)→ジュヌヴィエーヴ・ゴーント映画アズカバン囚人』)→ローレン・ショットン (映画不死鳥の騎士団』)→スカーレット・バーン(映画『謎のプリンス』、『死の秘宝 PART2』) 日本語吹き替え - 東條加那子映画『謎のプリンス』、『死の秘宝 PART2』) ハリー同学年女子生徒。「間違いなく純血血筋とされる聖28一族」のひとつ、パーキンソン家の出身パグ犬のような顔をしており、高い声で話す。 クラッブやゴイルとともにドラコ取り巻いて行動することが多い。スリザリン生の典型と言える差別的意地の悪い性質持ち主で、グリフィンドール生見下し敵視する。そのなかでハーマイオニーとは特に険悪な間柄で、ハーマイオニーは「いかれた牝牛」「脳震盪おこしたトロールより馬鹿なのに、どうして監督生になれたのか」などと評しパンジーの方も第4巻ハーマイオニーについて「あの子ブスよ」「頭でっかち」「愛の妙薬使った」などと発言する第5巻からは、ドラコとともにスリザリン寮の監督生就任する第7巻終盤ではヴォルデモート侵攻から生徒たち避難させる指示最中に、ホグワーツ周辺響き渡ったヴォルデモートの声に真っ先反応しハリー捕まえるよう叫ぶが、マクゴナガルに一喝され退出させられる。 ミリセント・ブルストロード(Millicent Bulstrode) 演 - ヘレン・スチュアート(映画版ハリー同学年女子生徒。「間違いなく純血血筋とされる聖28一族」のひとつ、ブルストロード家の出身第2巻では、決闘クラブハーマイオニー対戦相手務め掴み合い喧嘩にまで発展するその際ハーマイオニーが彼女の毛を入手しポリジュース薬使用するが、その毛は彼女が飼っているの毛だった。 映画版は『秘密の部屋』に登場ダフネ・グリーングラスDaphne Greengrassハリー同学年女子生徒。「間違いなく純血血筋とされる聖28一族」のひとつ、グリーングラス家の出身。アステリア・グリーングラスの姉。 アステリア・グリーングラス(Astoria Greengrass) 演 - ジェイド・ゴードン映画版女子生徒学年記されていないダフネ・グリーングラスの妹。 のちにドラコ・マルフォイの妻となる。「間違いなく純血血筋とされる聖28一族」のひとつ、グリーングラス家の出身だが、差別思想脱した人物だったため、その後マルフォイ家集まりはしばし緊張孕んだものとなる。息子スコーピウスのホグワーツ在学中に、病気死亡する。 フローラ・カロー、ヘスティア・カロー(Flora Carrow & Hestia Carrow) 演 - アンバー・エヴァンス(フローラ映画版)、ルビー・エヴァンス(ヘスティア映画版女子生徒学年明らかにされていない映画版にのみ登場し、『謎のプリンス』、『死の秘宝 PART2』に登場双子姉妹で、スラグ・クラブに参加する死喰い人アミカス・カローとアレクト・カロー兄妹との関係については描写されていない

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スリザリン生(ホグワーツの謎)

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メルーラ・スナイド 主人公の同級生女子生徒。「ホグワーツ最強魔女」を自称し主人公周りにたびたび嫌がらせ仕掛ける。 性格傲慢高飛車だが、何かと主人公のことを気にかける両親死喰い人であり、アズカバン投獄中。 バーナビー・リー 主人公の同級生男子生徒学年で一番強い魔法使いと言われるが、反面頭はトロール並に悪い。当初主人公敵対するが、決闘のすえ仲間になる。 リズ・タトル 主人公の同級生女子生徒魔法生物が好きで、有名な魔法生物学者になることを目指している。 イスメルダ・マーク 主人公の同級生女子生徒。メルーラやバーナビー行動をともにしている。攻撃的な思考持ち主で、主人公に磔の呪文をかけてやりたい発言するフェリックス・ロジエール 主人公1年生のときの監督生で、4学年上の男子生徒。「人並みでいることに興味はない、優秀であることに意味がある」という思想持ち主父親死喰い人卒業後はドラゴン使いとなる。

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