スリザリン生
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「ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧」の記事における「スリザリン生」の解説
ドラコ・マルフォイ(Draco Malfoy) 演 - トム・フェルトン(映画版) / アレックス・プライス(英語版)(舞台『呪いの子』ロンドン公演) 日本語吹き替え - 三枝享祐(映画版) / 木内レイコ(ゲーム版) ハリーと同学年の男子生徒。純血の名家であるマルフォイ家の出身。父は死喰い人のルシウス・マルフォイ、母はブラック家出身のナルシッサ・マルフォイ。容姿は全体的に父に似ており、顔は青白く、顎が尖っている。瞳の色は薄いグレー。プライドが高く常に高慢な態度を取り、自身に逆らう者に対しては目上の者であっても、卑怯な手段を用いてでも貶めようとする。両親には溺愛されており、自身も両親を侮辱する者に対してはあからさまな敵意を見せる。一方でしばしば逃げ出したり、悲鳴を上げたりする臆病な面もある。 第1巻ではダイアゴン横丁の「マダム・マルキンの洋装店」にて、ハグリッドに連れられ初めて魔法界へと訪れたハリーと出会い会話を交わすが、マグル生まれやハグリッドのことを悪く言い、その言動の端々に表れる高慢さと傲慢さなどから、ハリーからは内心悪印象を持たせることになる。その後、ホグワーツ特急にて再び出会い友達になろうとするがハリーからは距離を置かれ、以後ハリーを敵視するようになる。ハリーの方からも「ダドリーより嫌な奴」と評され、またハリーと友人となったロンやハーマイオニーとも敵対関係となる。ロンとは親同士が犬猿の仲であることもあり仲が悪く、またマグル生まれのハーマイオニーに対しては「穢れた血」とたびたび侮蔑する。父の旧友であり寮監のスネイプが担当する「魔法薬学」の授業では優遇され、自身もスネイプに敬意を表し、信頼を置く。 2巻ではスリザリン寮のクィディッチ代表チームのシーカーとなり、ハリーと対決する。同巻における「秘密の部屋」事件では、ハリーたち3人に「代々スリザリンの家系」であるという根拠から「スリザリンの継承者」なのではないかと疑われるが、のちに異なることが明らかになる。5巻からはスリザリン寮の監督生に就任。さらにドローレス・アンブリッジが校長を自称すると「尋問官親衛隊」の一員に選ばれ、監督生をも上回る権限で他の寮の生徒に嫌がらせを行なう。しかし、アンブリッジの失脚にともない解任される。 6巻では父ルシウスの失敗の埋め合わせとしてヴォルデモートから死喰い人に任命され、ダンブルドアの殺害を命じられる。任務は幾度となく失敗するが、最終的に「姿をくらますキャビネット棚」を修理し、死喰い人をホグワーツ城内に引き入れることに成功する。その後、ドラコの代わりにスネイプがダンブルドアを殺害すると、死喰い人たちとともにホグワーツから逃亡する。 7巻ではマルフォイ邸で人さらいに捕らえられたハリーたちと再会する。このときの戦闘でハリーに自身の杖を奪われる。ホグワーツの戦いでは、分霊箱を探すハリーたちの邪魔をするためにホグワーツに残り、クラッブやゴイルとともに「必要の部屋」で対峙するが、クラッブが放った「悪霊の火」によって命の危機に陥り、ハリーたちに助けられて脱出する。ホグワーツ防衛隊に加わることはないが、闇の陣営側として誰かを傷つけることもなく終わる。なお、第6巻終盤で、ニワトコの杖を持っていたダンブルドアを武装解除したため、第7巻でハリーに自身の杖を奪われるまでニワトコの杖の忠誠心を得ていたことになり、このことがヴォルデモートにとって大きな敗因となる。 その後は、同級生のダフネ・グリーングラスの妹アステリア・グリーングラスと結婚し、息子スコーピウス・ヒュペリオン・マルフォイを授かる。第7巻の終章(2017年9月時点)では、ハリーたちに対し、素気ないながらも頭を下げて挨拶する場面がある。 じつはハリー、ロンとは親戚の間柄である。母はブラック家の出身で、ハリーも祖先であるドレア・ポッターがブラック家の出身である。また、ロンの祖母であるセドレーラ・ウィーズリーもブラック家の出身である。このため、ドラコはウィーズリー家やポッター家とは血縁関係にあり、ロンと結婚したハーマイオニーや、ハリーとジニーの子であるアルバス・ポッターたち、ハーマイオニーとロンの子供たちなどもドラコの親族ということになる。 映画版では、ヴォルデモートに仕える身となってから左腕に闇の印が刻まれる。 ビンセント・クラッブ(Vincent Crabbe) 演 - ジェイミー・ウェイレット(映画版) 日本語吹き替え - 忍足航己(映画版) ハリーと同学年の男子生徒。純血の魔法族クラッブ家の出身で、父親も死喰い人。やや肥満気味の巨漢で、低い鼻と鍋底カットの髪型が特徴。グレゴリー・ゴイルとともにドラコに従って行動することが多い。ハリーは「知能はトロール以下」と評し、第2巻ではゴイルとともに、眠り薬が仕込まれたケーキを拾い食いして眠り込む。 第7巻終盤では、ドラコ、ゴイルとともに「必要の部屋」でレイブンクローの髪飾りを探していたハリーたちを襲撃する。ドラコの制止も聞かずにハリーたちを殺そうとし、最後は「悪霊の火」を繰り出すが、カローが止め方を教える際に説明を聞いていなかったため止めることができず、その炎に自分自身が巻き込まれ死亡する。なお、結果的にはこの「悪霊の火」が髪飾りを破壊する形となる。 映画版は『賢者の石』から登場。『死の秘宝』2部作には登場せず、ドラコは代わりにブレーズ・ザビニを従え、「悪霊の火」などの役目はゴイルが担う。 グレゴリー・ゴイル(Gregory Goyle) 演 - ジョシュア・ハードマン(映画版) 日本語吹き替え - 海宝直人(映画『不死鳥の騎士団』まで)→辺土名龍介(映画『死の秘宝 PART2』) ハリーと同学年の男子生徒。父親は死喰い人。クラッブとともにドラコに従って行動することが多い。 やや肥満気味の巨体の持ち主で、ゴリラのような長い腕と短く刈り込んだ髪型が特徴。クラッブより背が低い。クラッブと同じくハリーに「知能はトロール以下」と評される。 第7巻終盤では、ドラコやクラッブとともに「必要の部屋」でハリーたちを襲撃するが、ハーマイオニーの失神呪文を浴びて気絶する。クラッブが「悪霊の火」を放ったあとは、箒に乗ったロンとハーマイオニーによって気を失ったまま「必要の部屋」から運び出される。その後の消息は描かれていない。 映画版は、『賢者の石』から登場。『死の秘宝 PART2』では、クラッブの代わりに「悪霊の火」を放つが、やはり使いこなせず、脱出の際に部屋の山から手を滑らせて死亡する。 セオドール・ノット(Theodore Nott) ハリーと同学年の男子生徒。やもめで高齢の死喰い人を父に持つ。「間違いなく純血の血筋」とされる「聖28一族」のひとつ、ノット家の出身であり、自身も純血主義者である。内気でやや一匹狼的な性格だが、非常に賢い。同じく死喰い人を父に持つドラコ・マルフォイらと交流があり、ドラコとは対等の立場で付き合う。誰かの死を目撃したことがあるらしく、セストラルを見ることができる。『呪いの子』では、すべて破壊されたはずの逆転時計を押収され、結果として新たな事件の引き金となる。 映画版には未登場。 ブレーズ・ザビニ(Blaise Zabini) 演 - ルイス・コーダイル(映画版) 日本語吹き替え - 河西健吾(映画版) ハリーと同学年の男子生徒。高慢な風貌の黒人。美人で有名な母と2人暮らし。父親は7人いたが全員亡くなっており、そのたびに保険金が転がり込んだため、金持ちである。同寮のドラコとは微妙な関係にあり、父ルシウスが逮捕されたことを揶揄する。作中では、些細なことからゴイルと足を蹴り合う場面もある。 映画版は『謎のプリンス』と『死の秘宝 PART2』に登場。『死の秘宝 PART2』ではクラッブに代わり、ドラコやゴイルとともに「必要の部屋」でハリーたちと戦う。 マーカス・フリント(Marcus Flint) 演 - スコット・ファーン(映画『賢者の石』)、ジェイミー・イェイツ(映画『秘密の部屋』) 日本語吹き替え - 天田真人(映画版) ハリーの4学年上の男子生徒。「間違いなく純血の血筋」とされる「聖28一族」のひとつ、フリント家の出身。第3巻まではクィディッチスリザリン代表チームのチェイサー兼キャプテンを務め、試合中には卑怯な手段に出ることも多い。卒業試験に落ち、最終学年を2年繰り返す。 映画版は、『賢者の石』と『秘密の部屋』に登場。『賢者の石』ではスコット・ファーンが演じたが、『秘密の部屋』ではジェイミー・イェイツに変わっている。もともと、『秘密の部屋』ではウィル・ティークストンが演じると予定されていたが、スリザリンの生徒にしては「無垢すぎる容姿」をしていたため、イェイツが演じることになった。 パンジー・パーキンソン(Pansy Parkinson) 演 - キャサリン・ニコルソン(映画『秘密の部屋』)→ジュヌヴィエーヴ・ゴーント(映画『アズカバンの囚人』)→ローレン・ショットン (映画『不死鳥の騎士団』)→スカーレット・バーン(映画『謎のプリンス』、『死の秘宝 PART2』) 日本語吹き替え - 東條加那子(映画『謎のプリンス』、『死の秘宝 PART2』) ハリーと同学年の女子生徒。「間違いなく純血の血筋」とされる「聖28一族」のひとつ、パーキンソン家の出身。パグ犬のような顔をしており、高い声で話す。 クラッブやゴイルとともに、ドラコを取り巻いて行動することが多い。スリザリン生の典型と言える差別的で意地の悪い性質の持ち主で、グリフィンドール生を見下し敵視する。そのなかでもハーマイオニーとは特に険悪な間柄で、ハーマイオニーは「いかれた牝牛」「脳震盪をおこしたトロールより馬鹿なのに、どうして監督生になれたのか」などと評し、パンジーの方も第4巻でハーマイオニーについて「あの子、ブスよ」「頭でっかち」「愛の妙薬を使った」などと発言する。 第5巻からは、ドラコとともにスリザリン寮の監督生に就任する。第7巻終盤ではヴォルデモートの侵攻から生徒たちを避難させる指示の最中に、ホグワーツ周辺に響き渡ったヴォルデモートの声に真っ先に反応し、ハリーを捕まえるよう叫ぶが、マクゴナガルに一喝され退出させられる。 ミリセント・ブルストロード(Millicent Bulstrode) 演 - ヘレン・スチュアート(映画版) ハリーと同学年の女子生徒。「間違いなく純血の血筋」とされる「聖28一族」のひとつ、ブルストロード家の出身。第2巻では、決闘クラブでハーマイオニーの対戦相手を務め、掴み合いの喧嘩にまで発展する。その際、ハーマイオニーが彼女の毛を入手し、ポリジュース薬に使用するが、その毛は彼女が飼っている猫の毛だった。 映画版は『秘密の部屋』に登場。 ダフネ・グリーングラス(Daphne Greengrass) ハリーと同学年の女子生徒。「間違いなく純血の血筋」とされる「聖28一族」のひとつ、グリーングラス家の出身。アステリア・グリーングラスの姉。 アステリア・グリーングラス(Astoria Greengrass) 演 - ジェイド・ゴードン(映画版) 女子生徒。学年は記されていない。ダフネ・グリーングラスの妹。 のちにドラコ・マルフォイの妻となる。「間違いなく純血の血筋」とされる「聖28一族」のひとつ、グリーングラス家の出身だが、差別思想を脱した人物だったため、その後のマルフォイ家の集まりはしばしば緊張を孕んだものとなる。息子スコーピウスのホグワーツ在学中に、病気で死亡する。 フローラ・カロー、ヘスティア・カロー(Flora Carrow & Hestia Carrow) 演 - アンバー・エヴァンス(フローラ、映画版)、ルビー・エヴァンス(ヘスティア、映画版) 女子生徒。学年は明らかにされていない。映画版にのみ登場し、『謎のプリンス』、『死の秘宝 PART2』に登場。双子の姉妹で、スラグ・クラブに参加する。 死喰い人のアミカス・カローとアレクト・カロー兄妹との関係については描写されていない。
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スリザリン生(ホグワーツの謎)
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メルーラ・スナイド 主人公の同級生の女子生徒。「ホグワーツ最強の魔女」を自称し、主人公や周りにたびたび嫌がらせを仕掛ける。 性格は傲慢で高飛車だが、何かと主人公のことを気にかける。両親は死喰い人であり、アズカバンに投獄中。 バーナビー・リー 主人公の同級生の男子生徒。学年で一番強い魔法使いと言われるが、反面頭はトロール並に悪い。当初は主人公と敵対するが、決闘のすえ仲間になる。 リズ・タトル 主人公の同級生の女子生徒。魔法生物が好きで、有名な魔法生物学者になることを目指している。 イスメルダ・マーク 主人公の同級生の女子生徒。メルーラやバーナビーと行動をともにしている。攻撃的な思考の持ち主で、主人公に磔の呪文をかけてやりたいと発言する。 フェリックス・ロジエール 主人公が1年生のときの監督生で、4学年上の男子生徒。「人並みでいることに興味はない、優秀であることに意味がある」という思想の持ち主。父親は死喰い人。卒業後はドラゴン使いとなる。
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